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診療所の「待ち時間解消」と、「街並み景観保全」と「職員の精神衛生」を目的として、当診療所には庭園を設えています。季節の花のことは折々にブログの「趣味」のカテゴリーなどを中心に書いていますが、本当は趣味じゃなくて、ただボ~っと眺めているだけなんです。ホットイテモ勝手に咲いたり育ってくれています。
さて、今日は「コケ」の話です。
昔から、「苔の生すまで・・」というように、長きに渡って耐え忍ぶ事を尊ぶ風流が日本にはありました。今の若者には苦節数年を「待つ」なんていう気風はすっかりなくなってしまったかとも思いますが、僕が開業する時に先輩に言われました。
【開業して3年くらいは 誰がやっても目新しくて患者さんは来るし、なんとかなるさ。難しいのはその後だ。腕も遅れ、メッキも剥がれて、マンネリも出て・・・目ざとい患者には飽きられるし、腕が悪きゃ逃げられる。ま、成功したかどうかは10年だな。10年ずっと充実して診療の質も上げて患者が増えていきゃ・・・やっと成功したといえるかもな。でも、なかなか簡単じゃないぞ。飽きっぽいお前なんか、多分無理じゃないかな?】
優しい先輩に「お前に10年は無理」・・・といわれた事を胸に秘め、シッカリと着実に10年目に突入しております。腕は落ちたかもしれませんが、口が達者になった分、患者さんも幸い微増傾向が保たれております。
さてさて、前置きばかりが長くなりました。「苔の話」でしたね。
そうなんです。当院の庭には苔が生えています。最初はちょぼちょぼ・・・別に植えたわけじゃないんですが、何となく半年位したら「苔らしきもの」が勝手に生え出しました。2年くらいしますと苔の定着が確認されました。3年以降は少しずつ範囲が広がり、5年以降は種類も増え、最近では大体エリアの7割くらいを苔が占めてくれています。南に面してますから全面には難しいでしょう・・・
しかし、この時期は特に難しいんです。
雨が多すぎても腐りますし、夏場の乾燥でしおれて枯れますし、雑草を放置しますと負けちゃいますし見栄えも悪い。コケは雑草があると全く価値が落ちちゃうんですね・・・ここが難しい。
スナゴケ・コスギゴケ・ミズゴケ・スギゴケ・・・・・他にあと名前不詳の4~5種類の様々な苔が適当に生えてます。適当・・というより、「適材適所」に生えてくれているみたいで、毎日庭を眺めるのが楽しくなります。厚みとか、輝きとか、瑞々しさとか、ふんわり加減とか、緑の濃淡とか・・・苔も種類が多いと「苔模様」が美しく、心が落ち着きます。暑さ対策にもいいようですよ・・・
しかも毎年毎年少しずつ充実していく雰囲気もいいですね。何となく地域の信頼が厚くなっていくような錯覚を覚えさせてくれます。誤解かもしれませんが、自己満足が精神衛生にもよろしいようで・・・
読んでくれてどうもありがとう。
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