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去る5月22日にHSさんが【陰謀論の罠】に関しての記事をブログにアップされていた。立ち読みだった・・との事であるが、不幸な事に僕は買ってしまった。
【陰謀論を論破するオタク】を自称される奥菜さんの書かれた【陰謀論の罠 911テロ自作自演説はこうして捏造された】という本は、光文社からペーパーバックス104巻として刊行された。同じシリーズからは、【陰謀論】の雄「ベンジャミン・フルフォード」さんが数冊の小泉ブッシュ批判本を刊行しており、光文社の公平性にまず感心した?ので買ったのであるが、正直なところチト後悔している。
僕は「911自作自演」説は全然信じてないが、「米政府関与」説あるいは「米政府黙認」説は今でも少々信じている。ただし、「きくちゆみ」なる人が出てくると好きではないのでフルフォードさんの本だけを購読してネットで当る程度である。
【陰謀論】は言わばテロの真実を知ろうとする気持ちが後押しした素人軍団の【掲示板】みたいなものである。アアヤコウヤつべこべ言いながら【公開カルテ】を元に検証するドクター軍団みたいなものかもしれない?あるいは逆に、【入手カルテ】をもとにアレアレなになにと詮索する弁護士マスコミ連合軍の方かも知れない。いずれにせよ、光文社が新聞社と異なるのは両方の主張を公平に刊行していることは素晴らしく、出版ジャーナリズムの鑑かもしれない。
さてさて、著者の奥菜さんは「一万ページに及ぶ検証委員会の公式報告書を読んだ上で陰謀論を主張してるんですか?」と陰謀論者を激しく攻撃している。しかし、誰も読んではいない・・・ことは承知の上だ。1万ページの英文報告書を読んでるうちに白髪が生える。5000万件プラス1260万件の年金番号照合みたいなものだから一年でやれると考える方がおかしい。誰も【オタク】みたいに読んでいないことを知りながら『まず読んでから出直して来い・・』と言われても暇人じゃないからなかなか難しい。これは、『医学部出て臨床を10年くらいはやってから逮捕してくれ、片岡検事さんよ・・』というのと似ているようだが少し違う。警察も検事も出てくる前の検証段階の論争なのである。
そこでこの本には「これを見れば証拠が全部出てるよ・・」と報告書のWEBサイトが幾つも載せてある。そこで暇ではなかったが、僕が最も疑問に感じている「ペンタゴン」について、【ペンタゴンリポート】のサイトと【ムサウイ被告裁判証拠未公開写真集】なるものを当ってみた。他にも幾つかあったが、著者が「最強の証拠」だと強調しているので時間の関係もあって「膨大な資料」に当ってみた。確かに凄く詳細な検証がされていると思う。
しかし多くのアメリカ人がこれを既に読んでても批判していることから分かると思うが、「肝心の痒いところに全然手が届かない」のである。ペンタゴン内部の4人の死体写真まで出てきて、ごく一部の機体破片が写真として出ているが、「それ以上の明らかな証拠写真」が残念ながら無いのである。「証拠写真」は政府側に全てあり、立証能力は政府側にしかないのであるが、何故簡単な証拠写真を1万ページの報告書の中にも出さないのであろうか?ペンタゴン突入直前のアメリカン航空機の写真も一枚も無い。NY事件後のDCなのに・・である。
【ボイスレコーダー、ブラックボックス(フライトレコーダー?)、はたまた「機長を殺めたカッターナイフ」まで発見されていたと書かれている】らしい。前にも書いたが、数箇所のビデオカメラの映像として鮮明な飛行機突入の映像がいくつかのアングルで残されているはずである。現在公開中の動画は全く話しにならない。医者のカルテか看護師のカルテかすら分からない、あるいはメモ紙か?という感じかもしれない。
しかし、どこを探しても「ボイスレコーダーやフライトレコーダーの記録」は一万ページの報告書の中に生データとしては出てこない。ビデオカメラなんて衝突時の火焔しかででこず、機体映像の期待は裏切られてばかりである。「機長を殺めたカッターナイフ」の信憑性など永遠に分からないのでドウでも良いが、【ボイス・フライト・ビデオ】の三点セットを出しさえすれば鬱陶しい陰謀論者の雑音を永遠に葬り去る事が簡単に出来るだろう。
胎盤を剥離したから死んだ・・とか、クーパー使用がダメ・・とか、手術中断して搬送すれば助かった・・だとかを証明するのは検察にとっても(たとえ専門家であっても)至難の業だろうが、ペンタゴン突入が【アメリカン航空77便 ボーイング757型機】であったことの証明は至極簡単なはずである。しかし、奥菜さんの示すサイトを見てもどこにも出てこないのは何故だろうか? カルテを新聞社が入手した経緯を説明すれば一目瞭然なのに肝心なところで隠してしまう・・・というのと似ているかもしれない・・・・と書くと消されてしまうのであろうか? でもそう感じませんか?
まあ、そんなところで、光文社には感心しましたが、この本は購入して損しました。でも、陰謀論にかんして大した反論にはなっていませんでしたね。やはりネット検証というのはパワーがありますね。だから「某掲示板」も昭和16年風に強制措置させられちゃったんでしょうか?
ところで、「F県弁護士会の公式ブログ」に「陰謀論の罠」の読書感想文が紹介されていました。かつて「アポロ捏造論」を信じていた弁護士さん?が簡単に「陰謀論の罠」に心酔しちゃってましたが、証拠検証作業は充分なんでしょうか? 【ボイス・フライト・ビデオの重要証拠三点セット】は既に確認されましたでしょうか?弁護士のブログじゃなくて弁護士会のブログってところがいい。医師会のブログってのはない?
陰謀論者と陰謀論者を殲滅したい論者の戦いは、昨今の医療裁判のネット検証作業をなんか似てますね。どちらがどちら、というわけではないんですが・・・
読んでくれてどうもありがとう。
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