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当院は「田舎のしがない診療所」ですが、開業以来毎年2~4人の【看護実習生】を受け入れています。市内にある古くからの高校の看護科の生徒達ですが、制度変更で昨年度からは準看免許を持たずにきています。
授業ではなく、いわゆる【夜のバイト】というやつです。時給@@@円をはらって、卒業の前の年に一年間、放課後に週2~3回のバイトです。コンビニの時給とたいして代わりませんが、田舎で健全な勉強になる【夜のバイト】というのは案外少なく、世帯収入が下がり続けている田舎では当院の夜間バイトは貴重な存在です。【風俗バイト】などもってのほかです。
医学部【僻地枠】のように【就職義務】もありません。いろいろおこる【透析室】ですから並みの看護実習より為になります。一年間のバイト完了者はいまだに【国家試験完全合格記録更新中】ということも彼女らの意欲に繋がっているようです。
今日まで知りませんでしたが、毎年バイト終了後に感想文を看護師長が学生に書かせているようです。今日、GWを最期に一年間頑張ってくれた3人の学生達が感想文を持ってきてくれました。折角なので、「文春」のようにパクリという名の【転載記事】を以下に書きます。僕は学生の「掲載許可」は貰っていませんが、個人の特定は出来ないですよね。少し書き換えもしとくかも・・・しないかも・・・
【終えるにあたって】 @@女子高校 看護専攻科 ** ++
この1年間を振り返り、【@@循環器科】の看護師さん達からたくさんの事を学び勉強させてもらいました。看護学生でありながら病院で働く事が出来る事がとても嬉しく、教えてもらう事全てがとても勉強になりました。実習以外で臨床の現場で患者さんと接する機会はほとんど無く、あっても2~3週間しか接しません。ここでは一年間も同じ患者さんと接する機会をえ、とても貴重な経験で学校での実習にも生かすことが出来て自分にプラスになりました。
始めたばかりの頃、透析患者さんの抱えている疾患について考えず、患者さんの気持ちを知ろうとしなかった自分がいて、優しく接して頂くことに甘えていました。アルバイトを続けているうちに少しずつではあるけれど、自分に置き換えて考えるようになったり、患者さんの苦痛を緩和できないかと思ったりするようになりました。また、自分の病気を抱え、痛みや不安と戦いながら、そして腎移植をしなければ一生治る事のない病気と向き合っている患者さん達が笑っている姿にとても励まされ、勇気つけられました。自分の考えを少しずつ改める機会を与えてもらったと思います。実習と違い1年以上同じ患者さんと関われた事で患者さんとの距離が縮まり、打ち解けていくことができました。楽しく恵まれた環境でアルバイトさせてもらえてありがたかったです。最近では、「一年前は高校生って感じだったけど今は大人になったね」と言ってもらえるようになり、これから更に頑張ろうという意欲を出させてもらいました。
ここで学んだ事は、色んな意味で私の肥やしになり看護を仕事としていくことの厳しさや、そして技術、知識、態度を身に付けることの大切さを自分なりに実感しました。【@@循環器科】でアルバイトをさせてもらった事で、自分に足りなかったこと、反省する事をたくさんみつけられたので今後に生かしていこうと思います。短い間でしたがご指導して頂き有難うございました。いろんなことを学ばせて頂いたたくさんの患者さんや看護師さん、そして【@@先生】にはとても感謝しています。一年間ありがとうございました。
ウー 涙がどんどん流れ出ますね。こうしてミンナ良い看護師さんに育ってくれてます。30人は卒業しましたが全員うちで耐えた子達は立派な看護師さんになるはずです。なにせ指導する看護師達が一流揃いですから・・・と、しとこう。
初めてこんな感想文を看護師長がファイルしてるのをしり、涙を流しながら読みました。既に名前と顔が一致しない子も少なくないですが、後輩達も今後も【夜のバイト】に来てくださいね。まってま~す。
読んでくれてどうもありがとう。
【ドクターコール】の論議が盛んですね。日経メディカルの特集のせいでしょうか?僕は経営が厳しく、経費で落ちる「日経メディカル」の定期購読を昨年やめちゃいましたが、いまだに無料でしつこく郵送されてきますのでチラッと眺めました。
ドクターコールに応じるひとが34%というのは推測より多いと感じました。僕も数回応じた経験がありますが、応じる意思があっても実際に応じた経験の無い「m3ブロガー医師」さんも多いようですね。単に僕より若いからでしょうか?
僕の基本姿勢は、「飛行機内なら応じる」です。
厳密に表現しますと、『スグに停車できず、他から呼び出ししたり病院に緊急搬送できない場所や環境では応じる』という事です。ですから、電車やバスや旅館や地上では「少し診て早く救急車を呼べ・・それまで診よう」っていう感じになりますかね。
実際に機内で応じた事は、多分3~4回あります。全部開業前です。開業したら飛行機とは非常に無縁になりますから。チャンと覚えているのは一度だけです。忘れかかっているケースは全て「患者は初老~高齢の軽症で呼ばなくても良さそうなケース」でスグ忘却の彼方に去ってしまいました。
一例だけハッキリ覚えています。想い出の一こまとして当ブログに書き残しておきます。それは、留学中のことでした。一時帰国途中のノースウエスト航空(今もありますか?)の機内です。あと2時間くらいで日本到着でした。英語と日本語でのドクターコールでした。日本人のスッチーも1~2人乗務してました。最初のコールでは誰も出ませんでした。僕は遠慮がちな性格なので他に名乗り出る人がいれば出ない性質です。このときは、2回目のコールとなりスッチー達が廊下を声をかけながら探して歩き回っていました。
最初に「動き」があったのは、前列の女性でした。『私、看護婦です。どうしましたか?』 僕は偉いなと感じました。最初は偉いです。そしたら、隣の隣の男性がモゾモゾしだしました。トイレ?と思いましたが、『私、脳外科医です。どんな患者さんですか?』と少し緊張してスッチーに尋ねていました。お二人に説明するスッチーの言葉は当然僕にも聞こえます。
『臍周囲の痛みの女性です。ヒドイというほどではありませんが、到着時の対応にも関係しますので診て頂きたいのです。』
看護婦さんも脳外科医も腹痛と聞いて悩んでいましたが、今にも立ち上がって行きそうな感じでした。そこで、僕が遅まきながら名乗り出ました。『お腹なら内科医の僕が診ましょうね。連れて行ってください』
皆さん僕を「なんで早く言わないの?」という眼で眺めつつも内心ほっとした印象でした。立ち上がってスッチーと前方に移動しますが、ジャンボ機のなかで「スポットライトを浴びる芸能人」のような歩き方だったかもしれません。途中、スッチーが追加説明をしてくれました。
『実は仲間のスッチーなんです、患者は。少し前からだいぶ痛がっていましたが、今はベッドにねかせてます』 なんと、スッチーを診察できる・・と若きドクターは自分が循環器内科医であることをそっちのけでドキドキしてしまいました。専門外でドキドキしたわけではありません。その頃は訴訟などは頭に全く浮かびもしませんでした。「スッチーのお腹を診察するなんて二度とない僥倖」との興奮を隠しつつ、二階席にあった仮眠ベッド室に案内され患者と二人っきりにされました。
横たわっていたのは確かにスッチーの制服を着た女性でしたが、少し中年といえそうなソバカスだらけのアメリカ人でした。一応ブロンドヘアーで英語も綺麗でしたので気を取り直して【問診】開始です。
「女性を見たら妊娠と思え」という鉄則からスタートです。セクハラの概念も完全に頭から消失してましたね。一時、頭の中は産婦人科医と消化器内科医を行ったり来たり・・・英語の都合で長く問診したり腹部診察をしているうちに幸いにも症状は軽くなり、緊急ではなさそうだと判断して『よくわからんけど、@@が**して&&なんじゃないか?緊急着陸も海の上で出来ないし、ついたらもう一度空港診療所で診せてね・・』ということになりました。
美人スッチー数人に丁寧にお礼を言われ、看護師さんと脳外科医の羨望の眼差しを一身に受けながら僕はエコノミー席からビジネスクラスにお引越ししました。その直後、その二人も「おこぼれ頂戴」でビジネスクラスへお引越し。大層感謝されました。
高給ワインをプレゼントされ他にも何かを貰ってスッチーの暖かい笑顔に包まれて僕らはまどろみました。幸せ、医者冥利に尽きるひと時で、僕は一生忘れません。連絡先を書いてくれ・・と可愛いブロンドスッチーに言われるままに書いて渡しましたが、会社からの礼状しか来ませんでした。そうですよね、スッチーが手紙くれるはず無いですよね・・・
ま、いまでも洋上を飛ぶ機内のように逃げ場が無くて他に誰もいないなら、相手がたとえヘンテコなオバハンでも名乗り出るでしょう。あの「スッチーの訴えるような眼差し」は断れません、僕は・・・・。
ということで、時代も違い性格もちがっていますから参考にはならなかったと思いますが、僕の「ドクターコール」の想い出です。
読んでくれてどうもありがとう。
今日は暇ですね。淋しいと心配になります。
GWの2週後ですから当然ですが、それだけ当院も二週間処方の人が少なくないという事ですかね。でも、今日来た二週間処方の患者さんたちの体調は凄くいいですね、基礎疾患はどなたも重症なんですけどね。
で、噂の診療科の件なんですが、尊敬するリンク先の【内科開業医のお勉強日記】の先生も取り上げておられます。自嘲気味に、【総合医のお勉強日記】に変えようか?と笑っておられました。この先生、凄い医療レベルの先生なんですが、他の急ごしらえの【ナンチャッテ総合診療医】と一緒に見るのはかわいそうですね。総合診療医間の能力差って大学生と中学生くらいあるでしょうね、多分。僕は高校2年生くらいでしょうか?
m3掲示板が撃沈されても僕らは医療問題に対する「正論」は述べ続けるべきでしょう。そこで今日は診療科の感想・独断を一つ・・・
診療所に限定した話か病院もか分かりませんが、流れから考えると日本中「全部」のはずですよね。でも、今日は診療所編として・・・コメントします。
そもそも【総合科】を造るんだったら総合科だけにしてもいいかとも思いますが・・・ 【総合科+内科】と【総合科】の医師は診療内容の何が違うんでしょうか?
朝日新聞の記事によると・・・
【存続が有力】
内科、小児科、皮膚科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、放射線科、形成外科、リハビリテーション科、精神科、麻酔科、歯科、矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科
診療所だけでなく病院でも「外来診療科」としてなら、太字は要らないでしょう。内科や外科などからの振り分けで良いと思うし直接行かなくていいのでは?歯科は歯科が他に振り分けすれば良いでしょう。これで、19が13になります。大病院では「全部」どうぞ・・・
【廃止を検討】
心療内科、神経科、神経内科、呼吸器科、消化器科、胃腸科、循環器科、アレルギー科、リウマチ科、美容外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科、皮膚泌尿器科、性病科、肛門科、産科、婦人科、気管食道科
「外来診療科」としても診療所レベルでも是非残すべきものもありますよね。太字はダブりもあって不要でしょうが、他は残さないと訳分からん混乱粗診になり逆に大病院が混乱します。逆紹介先の診療レベルさえ分からなくなります。これで、19が10になります。大病院でも2~3要らない古風なのもありそうですが・・
【新設を検討】
総合科、救急科、病理科、臨床検査科
全部「診療所」には要らない、というか病院であっても誰が病理科や臨床検査科をいきなり受診するんでしょう?総合科はご勝手に・・でしょうか?救急科は総合救急科なんでしょうか?
という事で新設は全て却下です。総合科はご勝手に・・
そんなに減らしたくてたまらないなら、上記のように「38らしき現在数を23に整理」すればいいと僕は思います。該当する専門医の先生方、恐縮です。
いづれにせよ、何を減らして何を残して何を加えるか・・・医師の間での大論争が数年間必要だと思います。
読んでくれてどうもありがとう。
m3掲示板が一時閉鎖されてから僕は淋しさと同時に虚しさを覚えています。掲示板には久しく投稿をしていなかったんですが、以前は投稿自体を楽しんでました。医師は全国に散らばっている頭でっかち集団なので【ネット医師会】なるものの存在は将来有望になるのではないかと思っていました。実際、m3掲示板などで勉強させられたことは少なくなく、厳密に医師限定が可能なら有意義だと今も思います。ただ、今回のことで「医師限定」は今後絶対にありえないことは確定しましたし、今後の書き込みは一般公開を前提にせずには難しいでしょう。
そうなると、本音で議論するというより本音を少々披露するという程度に留まりますし、それなら個性的な表現が可能なブログのほうがベターです。勿論、ブログは更に一般の視線を意識しながら書くことになりますが、自分自身のために書けば良いんじゃないでしょうか?
それにしても、考えてみると【医師限定掲示板】とか【医師専用ブログサイト】などという存在は特殊といえば特殊ですよね。調べた事はありませんが、一般の眼に触れるスタイルで、【官僚専用・弁護士専用・裁判官専用・国会議員専用・新聞記者専用・警察官専用・大企業経営者専用・・・】などの【掲示板やブログサイト】というのはありませんよね、多分。対官僚、対マスコミ、対司法という現在おかれているスタンスで考えるならば「相手を知らずにこちらの手の内見せすぎ」という事になりますね。これでは決して闘いには勝てっこありません。社会全体が好景気の時にはいいでしょうが、今のように足の引っ張り合いが推奨されているような時代には不利な材料を提供するだけでしょう。「黙った方が強い」などということは良くある真実ではないでしょうか?要するに【お喋りのお人好し集団】なのではないでしょうか、我々は?
m3掲示板は再開しても既に医師からの信用ガタ落ちですから今後存在価値は無きに等しくなると予想します。むしろ廃止したほうが医師の地位向上になるとさえ感じます。【医師不足の理由は、皆様よ~く胸に手を当てて考えなされ・・】とダンマリを決め込んだ方が考えるんじゃないでしょうか、彼奴等は?
m3掲示板は残念ですが消え去るべき立場だったのでしょう。良かったんじゃないかとすら今は感じますね・・・
読んでくれてどうもありがとう。