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先日、どこだったかJR特急列車内での鬼畜レイプ事件を、乗り合わせた全乗客が見てみぬ振りをした事件があった。犯人も被害者も乗客もJRも全部ヒドイもんだ・・・と思うのだが、最近の車内では何事も放置されちゃうのかしらん?と思える「小事件」が最近あった。被害者、というか「放置されちゃった可哀想な人」は僕なんですがね・・・
事件というほどではなく、大層に書く価値も無いのですが、僕にとっては初体験で想い出に残りそうな失態でして防備録代わりの当ブログに書き残しとこうかな?と思います。何と言ってもGW中の閑な院内での院内待機業務も「松坂vsイチロー・城島」の凡戦に飽き飽きしてしまうのではブログで暇つぶしがベターな選択でしょう。
さて、患者さんに最高の医療を常時提供する体制を整えるために最近の僕は飲酒を極力避けています。レストランにもワザワザ車で行って飲酒を避ける口実を作っている位で、自分では開業医「総合診療医」の鑑かもしれないと官僚のアホさに苛立ちつつ素面で生活をしております。そうしますと、元々弱い酒が益々弱くなっていきます。そして、どうしても飲んでしまう事もあるわけですから「悲惨な事」になるわけです。
タクシー代金が心配にならない範囲だといいんですが、時に田舎から電車に乗って遥々出かけていくこともありまして、「行きはヨイヨイ 帰りは怖い」であります。かといって経営危機の弱小開業医としては酒代ももったいないが、長距離タクシー代金は更にもったいない。で、酔ったまま電車で帰宅を試みる場合もあるんですね、年に1~2度なんですけどね。
最近の悪夢は・・・
その夜の僕は、ほろ酔い気分を少し超越気味で、心拍数も100超えでしたが足取りはしっかり平衡感覚異常もなくポケットの中の文庫本を車内で読むことも可能な状況で電車に乗り込みました。乗車予定時間は約50分、混んでるほどではありませんが座れません。三度の飯より、30歳の女性より読書を愛する僕は迂闊にも下を向いて文庫本を読み始めてしまいました。既に老視の身、飲酒後の電車内・立位・文庫読書が日に日に応える状況になっていました。
僕の周囲には数人の若い男女、座っているのは平均23歳位の主に男性の若者。目の前の数名の男性グループは携帯電話の機能自慢大会中で、オツムの中はカラッポ風と感じていた。「こいつら暢気で平和だな・・・フリーターかニートか学生か?」という好からぬ想像をしたのが悪かったのであろう・・・数分もしないうちに気分が悪くなった。
文庫本を仕舞い、暗い外を見てやや持ち直したかに見えたが、冷や汗が止まらないし頭から血が引く感じが良く分かる。酔ったというより飲酒で血圧が下がりだしたと診断。こんな時はそのうち吐きそうになるが、次の停車駅まで10数分、このままでは持ちそうも無かった。車内で吐くという失態は避けたい。もしかして患者さんに見られたらかっこ悪い。しょうがないので僕は、ドア近くでシャガンで蹲踞の姿勢をとった。コレで血圧は少し保てるハズだ。確かに改善してなんとか持ちそうだ。額の汗を拭きながら、誰かが席を代わると言ってくれないかな?と期待したが音沙汰無い。
しかしカッコ悪いので立ち上がってみたが、また血圧が下がる。座るか横になれば多分OKなのだがニート風は携帯が大切みたい。また危なくなって再度しゃがんだ。ニート風には若者の車内「うんこ座り」に見えたのかもしれない、誰もなにも声もかけてくれない。僕だったら「ご気分が悪いんですか?お代わりしましょうか?」とサッと席を立ちそうなものだが・・・と額の汗を拭きながら幾ら恨んでも通じないようだ。「代わってくれよ。ジャないと・・お前らの足元に吐くぞ・・うんこするぞ・・臭いぞ・・」と心の中で叫ぶとも結局見捨てられた憐れな中年泥酔オヤジにしか見えなかったのであろう・・・哀れを自覚した。
結局、次の停車駅でも座席が空きそうではなかったので急遽降りた。約30分体調を整えてから後の特急にのり幸いにも座れた。恐る恐る文庫本を読んでみたがナントカOKだったが、車内に携帯電話の音・・・僕だった。名前を聞いても思い出せない患者さんから「なんとなく気分が悪いので今から診て欲しい」との電話だったが、「今電車内で診療出来ないので救急指定病院に行って欲しい」と丁重にお断りした。患者さんに吐きかけても悪かろう。
でも、もし僕が心筋梗塞や脳梗塞で車内でしゃがんでいても多分誰も声掛けさえしないんでしょうね。「大丈夫ですか?」くらい言われると期待?していたけど全くゼロ。コレじゃ、車内でレイプや痴漢されてても誰も知らん振りだろうな・・・・と日本の若者体質や行く末に少なからず不安を抱いたのでありました。
しかし、二度と酒飲んで電車には乗らないぞ~と心に決めた悪夢の夜でありました。患者さんに見られていないといいのですが・・・
あんな時も「総合診療医」だと吐きながら診察応需すべきなんでしょうね?
読んでくれてどうもありがとう。
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