murajun
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2007/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

新着コメント

新着トラックバック

2007.05.02 21:33 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

総合科が新聞の一面に

本日の我が家の新聞の一面に「総合科」の記事がのっていた。もう確定みたいな流れだが、「熱があればまず総合科へ」とか、「関節が痛めばまず総合科へ」とか真面目に書いておりました。勿論、「胸痛があっても、脈の乱れを感じても、腹痛があっても最初は総合科」なんでしょう。

「総合科」を標榜していないと、発熱の患者さんは診察しちゃいけないそうですが、大丈夫なんでしょうか?

 

そんな中で、「本日」の当診療所の「擬似 総合科」状況ですが・・・・

*なお、個人情報保護の観点から、性別や年齢などは抵当に変えたり変えなかったりしてますので、僕以外には「患者特定」は不可能でしょうが全ケース創作ではありません。本日の当院のカルテを全部チェックすれば簡単に分かりますが・・・

まず、今日も患者さん多かったですね。GWの谷間、終了間際の患者数の伸びが半端じゃありませんでした。

主な「本日の疾患」は、風邪・ぎっくり腰・肺炎・頻脈・弁膜症・狭心症・うつ病・下痢・結膜炎・高血圧・高脂血症・糖尿病・呼吸不全・腎不全・手根幹症候群・貧血・低血圧・メニエール症候群・前庭神経炎・発作性心房細動・慢性胃炎・逆流性食道炎・胃癌・甲状腺癌術後などなど、本日だけでも「忘れるくらい多岐」に渡ります。

年齢は、16才から86歳まで。中学生以下は本日は来院されませんでした。

時間外電話、2件(夜7時現在)のみ。ちなみに、初診時に全員へ携帯電話番号を教えてます。

現在、定期往診の患者ゼロ。臨時往診も実績は極少回。

本日、夜10時30分まで夜間透析予定。・・・・などなど

 

そして本日行った「他病院との連携症例」は、下記の通り・・・

①隣町からの長期来院中の患者から「転院の希望」あり。理由は、「少しでも近くがいいので・・・」だった。中等度の心機能低下と頻発する期外収縮に対し投薬管理中であり最近は安定していたが、循環器専門医よりも「とにかく近くがいい」と言われるので、去るものは無理に追わず。転院希望先は消化器専門の開業医で、確かに看板の最後には「循環器科」も標榜あり。この患者さんの場合には長期的には循環器科が適当と思われたが、来年は「循環器科」自体が無くすそうだし、患者さんは管理内容より距離や待ち時間が大切と思ってある様だったのでニッコリ笑って快くOKした。今日が忙しかったのもあったが、「見捨てたみたい」で少し良心が痛んだ。

②正反対のタイプは、84歳の独居老人。大学の医局後輩からのTEL紹介で、「大学外来管理中の患者が数日間フラツイテいて大学まで受診できないらしく、そちら(当院)で今日だけは診てくれ、投薬内容や病態はカクカクシカジカである。ヨロシクね・・」との事。一応、多忙ながらもOKで来院、診察。少なくとも脳卒中は否定的で昨日よりはベターらしい。しかし、点滴しても改善僅かで、聞くと独居らしい。コレでは食事もママならず、明日から4連休での外来管理も難しい状況。家族さえいれば容易いケースと思われるが、独居では悪化もありうる。入院を考慮したが、本人は大学病院以外での入院は念頭になく、結局帰宅。独居老人の終末医療は、総合科には困難な場面も多くなりそうだと心配。

③大学への紹介患者の件でTELあり、やはり別の医局後輩。病態の情報やり取りが主目的だが、保険関係の相談もあり。つまり肺梗塞後の慢性呼吸不全の在宅酸素療法の保険請求や機器使用について、当院の指示か大学の指示か・・など。在宅酸素療法の保険関係は入院の場合などで混乱するが、総合科の範疇としたら大変だ。マルメなら患者も開業医も直に死んじゃうね。

④前立腺肥大で泌尿器紹介の患者が癌疑い。狭心症合併あり、生検時の抗血小板薬の休止の可否などでの電話問い合わせ。82歳なのであるが、癌も心筋梗塞もどっちも怖い。ついでにβ遮断剤の使用も悩むところ。

⑤別の狭心症を疑う患者を心カテ目的紹介した。早速受診して心臓CTでの検査を施行。心房細動を頻回長時間繰り返すAR3度とHTの患者で、心房細動時の上肢過負荷時の一度きりの胸痛発作。発作時の心電図変化は経度であるが、陽性と当りをつけて紹介。紹介時は心房細動でCT期待してなかったが、受診時SRで中程度狭窄確認し、今後はシンチから多分インターベンションへ・・推測通りの所見に患者も開業医も紹介先も満足。

⑤透析アミロイドーシスによる高度手根管症候群の患者を整形外科へ手術目的紹介。多分、GW明けに手術目的で一時転院予定。一日で充分な検査と方針決定、アリガタヤありがたや。

⑥股関節手術後も歩行困難な透析患者を大学整形外科定期管理目的で紹介。悪化なくも改善期待できず、でもOKで以後は当院で歩行サポート予定。このため、院内完全バリアフリー化している。

⑦GW第2シリーズ突入直前の2日17時過ぎに新患の83歳老人。家族が4人付き添い待合室は賑やか、笑い声もあり。家族の表情とは正反対に患者には極めて重篤感あり。一目で入院必要と見当をつけ診察前に「重症で入院が必要なレベルのようですね。一応診てみますが、かかりつけ医はいませんか?悪ければ入院先を探しましょう・・」と大見得を切った。歩行が危なげで、眼はうつろ。心拍数は126/分で循環器科の当院へ連休前に駆け込んだ模様。院内CBCでWBC 22600 と著明増加。CRP強陽性、ついでにBS 226 と、風邪>食欲不振>肺炎>脱水>頻脈>グッタリという流れか? 発熱無く、咳も軽度だが、胸写にはバッチリ肺炎像。DMあり、病状を更に複雑にしていた模様。連休直前の夕方6時過ぎに近くの公立病院の当直医をお呼び出し。ニコヤカナOK返答に胸をなでおろす。

   などなどなど・・・ もう少しあるんですが、一応このくらいで・・

 

そんな訳で、循環器専門開業医とは言いながら、実際には充分に病診連携にもケアマネ連携にも日々尽力実践いたしております。ですから、総合科の役割は果たしてるつもりなのですが、透析で身動きとれずに往診は出来ず終末期も見取りも不可能です。ですから、今後当院には風邪の患者さんもこれなくなりそうです。風邪は嫌いですからドウでもよいですが、循環器の患者さんもこれなくなりそうで怖いです。

来年は廃業ですかね?ブログには恨み節が並ぶことでしょう。

本日も、連携先病院勤務の先生方と開業医さん・・ご苦労様でした。

 

読んでくれてどうもありがとう。

固定リンク | コメント (1)

2007.05.02 18:41 |  趣味  |  murajun  | 推薦数 : 1

薔薇が咲いた

薔薇が咲いた バラが咲いた 真っ赤なば~ら~が~ 淋しかった 裏の駐車場に 薔薇が咲いた~

 

そんな訳で、父が暇に任せて診療所の裏に植えてくれた薔薇が今一気に満開になっている。株の大きい順に、赤>黄>桃色・・・僕の少しの「所有株」は、期待に反してずっと萎んだままでナカナカ咲こうとはしないのが悔しい。

最初の年に比べると大分大きくなって、真紅の薔薇は100以上もの大きな花を咲かせるようになり、切花が受付机の上を明るくしてくれている。自慢の受付嬢達とイズレガ美しいか、院長としては判定に苦慮しているほどである。でも、ヤッパリ真紅の薔薇は美しい。バラ園や植物園に行く必要は無いし、そんな閑も残念ながら無い。

しかし、裏の駐車場には主に職員しか停めないので「患者さん」が花に気付きにくいのが残念である。裏と言っても江戸時代には参勤交代に利用された「かつての大通り」なので見てくれる通行人はそれなりに居られるが、父親の手入れには感謝しなくてはなるまい。僕自身には手入れする時間も知識も情熱も無いが、こうして美しい花を毎日の診療の合間に眺められるのは幸福だと思う。

今日などは、表の庭も光りの加減が美しく、ようやく開ききった欅の葉をすり抜ける明るい日差しが待合室からの眺めを心地好いものにしている。ある患者さんが、「今日は来院後に庭の緑を眺めながら深呼吸を繰り返しました。凄くいい血圧だったですね、緑のお陰です」と言ってくれて非常に気分の良いGW中日でした。絨毯の様な苔もいい感じですが、雑草も勢いがありますので危機感を抱いています。

 

薔薇といえば、若い頃に何度も女性に薔薇の花束を贈った事があります。しかし、秘かな恋が実った例はありません。多分、贈った僕の魅力欠如症候群なんでしょう。それ以来、花屋さんで薔薇の花束を買うことはなくなりましたが、地面に生えている薔薇の樹を眺めるのは今でも大好きです。

 

読んでくれてどうもありがとう。

固定リンク | コメント (0)

2007.05.02 16:10 |  旅行 / 宿  |  murajun  | 推薦数 : 2

無言館

みのもんたの昼の番組のなかで『今日は何の日』というコーナーがあり楽しみにしている事は以前書いたことがある。みの番組中で唯一の価値あるコーナーなのだが、本日は『無言館』を紹介していた。戦没画学生慰霊美術館の事である。

 

長野県上田市の小高い丘の頂に「無言館」はある。ちょうど10年前、平成9年5月2日にオープンした私設美術館らしい。展示されている作品の全てが、「先の大戦で亡くなった画学生・美術学校卒業生」の遺作だという。東京美術学校卒業とはいっても、多くは繰上げ卒業であり、20歳そこそこの若い前途に希望溢れる才能を持った人たちが筆を置き戦地に赴いた。『終戦後にパリへ留学したいという希望を家族に伝えて出征した人」もいたようだ。一点一点の作品には、それぞれ深く温かな悲しい物語が寄り添っている。

いくつかの作品がTVで紹介されたが、恋人や新婚婦人の裸像などを出征の間際まで描き続けてた想いが熱い感動になって僕にも伝わってくる。涙を禁じえない。一人ひとりには掛け替えの無い物語。絵筆に込められたのは・・・必ず帰ってくるぞといった祈りだろうか?

 

先日、「ブログを遺書代わりのアルバムとして書き記している」と書いたが、彼らの絵の足元にも及ばない。

いつか訪ねてみたい。

 

読んでくれてどうもありがとう。 

 

固定リンク | コメント (0)

2007.05.02 00:14 |  グルメ / お酒  |  murajun  | 推薦数 : 1

グリーンピース

グリーンピースといっても、あの恐ろしげな武装集団のことではありません。初夏の味、お豆ちゃんです。いい響きですね、お豆ちゃん・・・

ここ数日、我が家の食卓には『グリーンピース』が毎日登場いたします。主役、脇役なんでも来い・・です。我が家の素人園芸家である父が丹精に育てたグリーンピースが今まさに盛りの季節を迎えつつあります。あるものは残念ながら狡賢いカラスに狙われ、我が家の食卓に登る夢を果せないままに昇天してしまいましたが、可愛いグリーンピースを毎日毎日千切っては食べ千切っては食べしている平和な「日本の家庭の風景」がソコにはあります。

 

本日も疲れた身体に最高の栄養素を補給してくれるお豆ちゃん。タップリとドンブリ一杯を食べて、グリーンピースご飯を平らげました。上品なレストランでは、スープにしたり上品なお皿に可愛らしくチョコンと乗っているだけでしょうが、我が家はドンブリ・・・高P血症になっちゃったでしょうか?

千切ったグリーンピースの「鞘剥き」が非常に大切なんですね。乾燥は大敵ですから素早く素早く。空豆も一緒ですが、上手に剥けた時の快感、まるで「大人の男」になった気分ですね。プリンと剥けちゃいます。出てくるのは艶やかなツルツルの程好い弾力性のお豆ちゃん。丁寧に扱わなきゃいけません、傷つけちゃいます。コレを延々と繰り返すんですね。沢山やらないと後でお腹一杯にはなれません。

そして、塩茹でにして湯気を立ち上らせます。冷やす時に水を直接当てますと皺皺の醜いババア豆になっちゃいます。焦らず慎重にね。グリーンピースは、爽やかな色と香りで新緑の季節を告げてくれます。母の茹で加減は最高でありますが、妻はまだまだ修行が足りません。

 

じつはエンドウの実なんですね。江戸時代にヨーロッパから伝来し、主に九州で栽培されています。鹿児島で50%、福岡で25%で、4月から5月が最盛期ですね。ちょうど今です。

「豆ご飯」も美味しいですね。二杯今夜は食べちゃいました。ドンブリ一杯プラスですから・・・凄いでしょ?

僕が美味しそうに食べるのを見る事が年老いた父には嬉しいことのようです。父は趣味で畑を作っていますが、スイカや大根なんかもありますよ。お金には縁が薄くても、田舎の生活も考えようによっては楽しくもあります。これからずっと、美味しいグリーンピースを見ると父の事を思い出しそうです。

「美味しくないグリーンピース」には留学時代に大変お世話になりました。自炊の際にはスーパーから冷凍グリーンピースやら冷凍トウモロコシを買い込んで、温めてご飯に混ぜて食べるだけ・・・簡単で栄養満点?の独身貧乏医学留学生御用達料理でありました。あんまり本物との味の差があって涙が出てくる有様でした。留学は楽しいのですが、料理の下手な僕には苦労も少なくありませんでした。

ドウですか?田舎で医者やってみませんか?

 

読んでくれてどうもありがとう。

固定リンク | コメント (1)