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安倍首相のアメリカ訪問を歓迎する食卓にまず登場したのは、アメリカ牛肉ではなくて、「カニ料理」とのこと。折角なら、特定危険部位をふんだんに含んだ5歳以上の老牛の肉をご馳走してやれば、今後の「安全性のいい宣伝」になったものを、一体ブッシュ大統領は何を心配しちゃったんでしょうか?
まあ、安倍さんが狂牛病になろうがなるまいが僕はどうでもいいんですが、『Chesapeake湾の名物カニ料理』と聞きますと、先程から「止め処もなくヨダレが流れ出すパブロフ犬」状態の僕であります。あの味、あの姿、あの香り・・・もう、たまりません。蟹に関しては相当ウルさ型の僕ですが、フィラデルフィアやワシントンDCで供される蟹料理には非常に思い入れがあり、評価も高いものがあります。
まず、僕ら医学留学生のお気に入りは DiNardo's Famous Crabs でありまして、知る人ぞ知るフィラ随一のカニ料理専門店です。僕も妻も病み付きで月に1~2度は必ず通いましたし、日本からの客は必ず案内しました。ワシントンにも類似の店が沢山ありますが、 DiNardo's こそ全米No1です。先程HPで調べてみましたが、15年たってもその地位は揺らいではいないようです。
貧乏留学生の僕らは、必ず「All you can eat の日」に狙いを定めて、腹いっぱいで動けなくなったアナコンダみたいな食欲をフィリーに見せ付けてまいりました。一体なにがそんなに惹きつけるのか?まず、食べてみなさい・・・というわけにもいかないので少々説明しますが、パソコンでは味と香りが伝わらず、非常にもどかしい気分です。
まず、小振りのカニ・・渡り蟹に似てますが、Blue Claws と称されるカニを、それこそ真っ赤になるほど効かした香辛料で蒸しあげてザル一杯に出してきます。辛くて辛くて・・・高血圧は避けられません。多分20mmHgは上がるでしょう。両手はべたべたギトギトざらざらとなり、テーブルは木のハンマーで叩き割ったカニの殻が飛び散り、無残に積み上げられた残骸を指差して、「Ten More Please」という時の征服感。コレがたまりません。雑というか、豪快というか、合理的というか・・・日本料理や日本のカニ専門店とは全くちがうし、ロブスター料理とも全く違う。安倍首相のおちょぼ口には不似合いな、それでいて昭恵夫人にはピッタリな雰囲気といえば何かを感じてもらえるでしょうか?
いわば庶民の味、庶民の食べ方なんですが、大統領の指南でニコヤカニ安倍さんも、殻をあちこち飛び散らせながらも、「再チャレンジだ~」とか言いながら笑顔を振りまいてしまうんでしょう。そう、みんなをニコヤカニしてしまう「チェサピーク湾名物カニ料理」です。
そう思っていたら、今のDiNardo's では、チェサピーク湾ものではなくて、Gulf Coast (メキシコ湾岸)ものを毎日空輸して出してるらしいです。主な理由は、「年中安定供給できるから」のようです。たしかに、両者は同一種ですが、揃ったラージサイズのカニを大量に供給するには、近郊のChesapeake湾ものでは駄目なようです。年中、Free Swim しているカニを提供したい・・・という事は、寒い時期の「チェサピーク湾もの」には水槽で弱ったものが少なくないのかもしれません。オマケに小さくて、あまり実も詰ってないとの事です。安倍さんの食するカニはどちらの湾のカニさんなんでしょうか?おちょぼ口には小振りなチェサピーク湾ものが適当・・・とブッシュは地物を提供したのでしょうね。
味の最大の決め手は、ハーブや香辛料のブレンド具合にあり、似たような真似た味が見受けられますが、DiNardo's Famous Crabs がBestです。何と言っても自分で『Famous』というくらいですから・・・
あ~~っ、食べたくてヨダレが止まらない・・・ どうにかしてくれ 安倍さん お土産持ってきて~
読んでくれてどうもありがとう。