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雨模様の日曜日、冷凍保存の映画の話から突然に「映画を観に行こう」ということになりました。タイトルは、イギリス王室を描いた『クイーン』です。アカデミー主演女優賞受賞作なのに、なぜか当地では小さな映画館での上映のみでしたが、なんと沢山のお客さんで溢れ、僕は前から二列目で見上げながらの映画鑑賞でした。映像のドットまで見えましたが、どんなに見上げてもダイアナ妃や女王陛下のスカートの中までは残念ながら覗けませんでした。幸いに最愛の妻と娘は少し後ろに席が空いてたようです。
冗談はさておき、冗談のようにソックリさんが大挙登場する本当か冗談か分かりにくい映画でした。エリザベス女王一家とブレア首相一家が登場しますが、誉めてるように描く場面は良いとして、どうみてもからかったりヘンテコに見えるように描く場面では、観ている方が心配になるほどでした。特に、ブレア婦人と女王の旦那の振る舞いや言動は本当でも嘘でも冷や汗ものでした。取り立てて批判が出ないということは、当ってるか彼らの度量が凄いのか、どちらかだろうと思います。
でも、よく似てますね。実際にお会いした事はありませんけど、エリザベス女王は本物かと思った。ニコニコのブレアは丸っこくて何となく可愛い。プリティ長嶋的でした。チャールズ皇太子は本物のほうがまだマシでした。
しかし、女王陛下の心理に及ぼす旦那(エジンバラ公)の裏での影響は少なくないですね。日本でも女帝論議が一時されていましたが、余程の度量の大きな女性で無い限り、旦那の影響を排除するのは相当に困難であることを感じました。我が家のように妻が旦那を完全にコントロールしている場合は「女帝」も可能みたいですが・・・ (このブログは妻には秘密ですが、ばれたら後で怖いな・・)
でも、やはり事故後の「鹿狩り」はマズイですよね。多分、本当に遊んでたんでしょうね。もっとひどかったかもしれません。鹿狩りを遊びとは王室は全然思っていないようですが、森首相のゴルフどころではありません。
イギリスにチョットだけ行った事のある娘は興味深く観たようですが、ダイアナ妃の事をリアルタイムでは知りませんので内容的には難しかったようです。しかし、思春期に差し掛かった娘に何でも見せて上げようかな・・・と今は思っています。日本の医療崩壊は見せたくはありませんがね・・
読んでくれてどうもありがとう。
来年度からは「365日24時間往診できますか?」という奇妙奇天烈ヘンテコ世界かも知れないが、「変な世界」の議論で昨日の日曜日、我が家は少しだけ無料で盛り上がった。ことの発端は、娘の学校での話からだった・・・
娘の中学校での今の話題の一つが、「1万年前の生きてるみたいな完全なる遺体がヨーロッパで見つかったらしい・・・」というものだった。日曜お昼のテーブルを囲んで、妻と僕との三人の会話だった。
まず、僕の頭に浮かんだのは、オーストリアとイタリア国境の氷河で1991年に発見された5000年前の「アイスマン」の遺体(ミイラ)だった。しかし、どうも話の雰囲気が違うようだ。13歳の娘は、クロマニョン人として教科書に出てくるような「毛皮をまとった如何にも原始人の姿形をした」遺体だと強調しているし、1万年と5千年は間違えようも無く、僕の知るアイスマンとは違うようだ。本当かどうか半信半疑のままに、中学校の先生の方が新しい情報を仕入れたのかもしれない・・・と、話を進めてみた。
娘いわく、「どうやったら一万年前の姿形のままでいられるのかな?」、 パパいわく、「アイスマンと同じように氷河の中で瞬間的に凍ってしまうとありえるかもね」、 娘「ある会社には冷凍保存する技術があって、高いのに既に何百人も予約してるそうよ」、 妻いわく、「死んだ人を冷凍にしておきたい?パパどう?お金があったらして欲しい?」、 娘「どうして高いお金出してまで死んじゃったのに冷凍保存するのかな?溶かしても人間は死んだままでしょ?」、 パ「それは将来の科学技術や医学の発達で、生き返ったり不治の病を治せたりするかもしれない事に期待したり、夢を買ったりしたい人がいるからだろうね・・」、・・・・妻@@・・・、 パ**・・、 娘??・・・、 パ++・・・、 娘!!・・・、 妻%%・・・、 パ##・・・、 娘&&・・・・・・
そんな感じで家族のささやかな楽しみのブランチ会話は進行して行ったが、GWも旅行に行けないので言葉で巧みに誤魔化しながら健やかな成長を待っている・・・僕はそんな開業医です。
実際のところ、(下記のように)色々と話題はビュンビュン飛びまくったが、有意義な会話だったので親としては少し満足している。

既に、Cryonics とか Cryopreservation という概念で人の冷凍保存が研究されている。犬や猫では、心停止後60分以内を解凍して蘇生させる技術はあるようだし、金魚なぞは簡単に凍結解凍が理科実験でも可能である。金魚と人間は違うが、数十年以内には人間の凍結保存後の解凍蘇生と治療などが日常的に富裕層では可能になるかもしれない。
むかしから、エジプトのミイラも遺体保存が復活後に必要だということで、ピラミッドつくりのエネルギーを生み出したものであろうし、始皇帝も不老不死には並々ならぬものがあったらしい。そういう感情は人間には普遍的なものと思われるので、巨万の富をもつ現代人が未来への希望にかけてみる気持ちはわからなくもない。
『浦島太郎』伝説もしかり、『猿の惑星』に代表される宇宙旅行の際の相対性理論による時間の進み方の変化もしかり、美容整形なども・・・こりゃ違う・・・ しかし、永遠に夢物語というわけでもあるまい。
自分が死んで凍結して、100年後に解凍してもらいたいか? 見知らぬ世界へ「帰還」しても幸せとは限らない。娘も今のところ望んではいないようだ。しかし、自分の最愛の妻や子供が不治の病で10分後に死ぬとしたら・・・冷凍保存して数十年後の医療技術の進歩に希望を託す事があるのではないか?
そんな話をしていたら、妻が「メル ギブソンのフォーエバー ヤングという映画があったわね。貴方もアレを観たら面白いんじゃない?」と娘に話していた。1992年の映画だが、僕らが留学中にメイン州を夏休みにオンボロマイカーでドライブしていた時に、「ロブスター レストラン」の店員さんからメイン州での映画ロケの話を聞いていたので懐かしく感じた。まさか、妻がそんな事を覚えているとは思ってもいなかった。
舞台は1939年、アメリカ陸軍航空隊のパイロットのダニエルは、恋人のへレンが事故に遭って植物人間となってしまったショックで、親友の科学者が発明した冷凍睡眠装置の実験台に志願してへレンが迎えに来てくれるまで装置に入った。それから約50年後の1992年、少年・ナットの手によって冷凍睡眠装置から目覚めたダニエルはナットと母親が住む家に居候させてもらうことに。そんな彼にヘレンの生存が知らされ、早速彼女を捜すダニエルだったが、彼の体は長年の眠りから目覚めたせいか老化が異常なスピードで進み始めていた… という映画の内容だ。
詳しくは知らないが、多分「テロメア」の老化で解凍後の肉体の老化が一気に進行する・・という「浦島太郎」みたいな話だろうが、クローン羊などの老化などもあり、まだまだ不老不死の前に立ちはだかる難関は数知れないだろう。
もしも自分が億万長者だったら・・冷凍保存を望むだろうか?
受精卵の凍結保存も考えてみれば似た話です。一種のタイムトラベル・・・・貴方の子供(受精卵)が、貴方の知らない300年後の地球に、他の人の子宮の中で誕生を待つかもしれません。
考えてみると・・・面白いのでしょうか、こわいのでしょうか?
読んでくれてどうもありがとう。
GWは、世間では「ゴールデンウイーク」と言うのだそうだが、診療所を開業して以来、「ゴールデン」という感覚を持ったことは一度も無い。どちらかと言うと、『拷問週間』という感じもしている。その素晴らしき?GWがもうスグ目の前に迫ってきた。
懸命なる厚労省のお役人のお達しにより、来年からは、「365日24時間往診できますか?」という暗黒怪奇世界が平和な地上に出現しそうな怪しい雲行きのJAPANですが、最早ゴールデンウイークという言葉は開業医にとっては死語に近い皮肉にしか聞こえない。一体どこが、ゴールデンじゃ?
好景気らしき経団連の方々は、カレンダー通り休日を通り越して、各業者様方からGW休業のお知らせが着々と届いている。羨ましさを通り越して、9連休などという夢の様な世界にお住まいの業者様方の生活を支えるために、健康に留意して頑張らなければ・・・という健気な開業医です。
外来患者様方は、日頃の薄利多売でやっと経営的に成り立っておりまして、GWとやらで処方延長希望が殺到し、GWの谷間や前後で時ならぬ「患者集中日」が出ますと非常に大変であります。経団連では、混乱防止のために株主総会集中日をワザと設定する慣習があるとのことですが、開業医の患者集中日は大混乱で事故の元、GWなんぞクソ喰らえです・・・汚い言葉、失言でした。
診療報酬削減によりまして、透析ベッドをギリギリ無駄が出ないように大嫌いな「トヨタ方式」にて経費削減でしのぎを削って運営しておりますが、GWは透析患者様方にとってもGWでありまして、皆さん透析予定日を自由に変更されて、ご家族やご友人との行楽や旅行を楽しみに待っておられます。空きベッド・透析機械は通常1~2台ですが、数名の変更希望をかなえるための更なる予備機械導入は不可能な時代です。それでも、当院では患者様のご希望に沿うために、経営的視点を無視して、GW直前?の4月28日(土)に急遽一台お買い上げになられる・・・という健気な開業医です。
診療報酬削減の痛手の一つは、休日・夜間手当ての削減です。廃止という考えも渦巻いていますが、現場は大変です。GW期間中の透析業務、どの看護師さんが好き好んでやってくれるんでしょう?看護師さん達のご家族の我慢の事を思うと、本当に涙が出てくるほどです。その看護師さん達には当然、休日割り増し手当てが必要ですが、診療報酬は・・・透析だから当然予定してる作業だから手当てなしが当然だ・・・という泣く子も黙るお役人様のヒドイお考えのようで、燃え尽き症候群は看護師だけでなく、開業医の懐も・・・健気に燃え尽きようとしております。
そんなわけで、僕はいつもの年と同じように、祝日というのは追加手当以外はご縁が無く、ありがたくも4月29日(日)と5月6日(日)の休みだけで、今回も美しき妻と娘には「世間並み以下」で我慢いただいて、患者様と業者様と銀行様と税務署様のために、この身を粉にして・・・・最後かもしれないGW(拷問ウイーク)を乗り切る所存です。
読んでくれてどうもありがとう。