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< 父の石楠花 | メイン | 今日の開業医の悩み事 >
2007.04.19 01:14 |  その他(医療関連)  |  murajun  | 推薦数 : 0

学校検診の季節

医師会に入会していると学校検診の担当が回ってくる。僕は、これが非常に嫌いだ。検診に行くたびに医師会をやめたくなるが、一応そのまんま時は過ぎていく。

最初の頃は、診療所のある校区の小学校の担当だった。その次は、自分が卒業した小学校の担当を短期間した。それなりに懐かしくやる気もあった。現在は、近くの中学校の担当だ。僕はそこの出身ではないので感傷は無い。

一応、校医扱いらしく、入学式や卒業式の案内まで頂くが、平日の昼間に行けるはずも無い。年間なにがしかの報酬も頂くらしいが、どうせ半分は納税しますので明細書も見たことはなく、報酬不要だから検診当番を外して欲しいとマジで願っている。

なぜ嫌かというと、検診時間に1:15 ~ 2:30 を取られてしまうからだ。我が家でいうなら、その時間は透析患者の回収時間に該当する。看護師は必死に緊張しながら奮闘している時間であり、血圧低下などの急変が起こりやすい時間なのである。つい先日も、回収後の昼食終了時に急な血圧低下が生じた患者が数十秒間呼命反応が無くなり冷や汗が出てしまった。医師がいないと危険である。そのため、原則往診拒否の姿勢で運営しておりまして、批判は受けても院内にいること自体が重要だと肝に銘じているのである。

それを打ち破るのが、学校検診と乳幼児予防接種で、年間たったの7~8回だけではあるが、ヒヤヒヤしながら検診に出かけているのが現状である。僕が開業するまで当医師会には透析開業医がゼロだったので、その辺りの危機意識の違いをなかなか理解して頂けないようだ。

おまけに、中学検診は3名の開業医が1校を担当するが、他の2医療機関は親子の医師2名体制なので、単独医の僕の危機感は理解不能のようである。もし検診中に急変したらどうするかいな?と何時も不安に思っているが、その時は僕が TV News に登場しているかもしれない。TVカメラに向かって突然泣き出すのか、逆切れしてしまうのか・・・

 

さて、今年も検診シーズン到来で、一昨日に行ってきて3年男子を診てきた。女子は高齢の先生の若返りのために辞退申し上げている。当然ながら、検診にて新たな病気や異常が見つかる偶然はそう無いから、今年はテーマを決めてやってみた。

テーマは、『メタボ厳重注意』と『正しい姿勢の指導』としてみた。中学3年ともなると、下手な事いうと後ほど襲撃を喰らうかもしれないので、指導の言葉使いは難しいと思う。特に、デブの中には危ない稼業の子孫もよく混入しているので、大胆で細心の心意気が大切である。

次々に、『もっと胸をハレ・・』とか、『もっと痩せろ・・』とか、『シャキッと真っ直ぐ背筋を伸ばせ・・。でなきゃ、左右非対称の変な身体になるぞ・・・』とか、チョイ悪オヤジ風にプチ説教を繰り返していった。子供らは素直に返事をしないが、ツッパリ生徒も親以外の助言に「グヤジ~」と思ったことであろう。

女子生徒はブラも外したがらず、一々ガードが固く時間ばかりが過ぎていく・・・ので、ご遠慮したい。

この季節になって思い出すのは、勤務医時代にピンチヒッターで担当した女子大の検診だ。学校側の指導がいいのか、女性ばかりで気を使わないのか、1年から4年までの女子大生が上半身スッポンポンで僕に次々に向かってくる様は、鼻血が出そうで声は裏返りそうだった。恥ずかしながら、身体の一部が自然に緊張反応を示して固くなってしまっていたのを未だに懐かしく思い出す。

この辺は田舎なので女子大も無く、こころ穏やかに過ごしています・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。 

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