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両親のインド旅行も最終盤、今夜にはNEW DELHI から帰国の途につく。最後まで安全に旅行が出来れば良いがと案じている。
「魔宮の伝説のアンベール城」の後は、UDAIPURという地に移動し、PICHOLA LAKEに浮かぶ「LAKE PALACE」という有名なホテルに宿泊したようだ。
写真は、昔の華麗なる神秘の姿であるが、最近の天候異変から干ばつによる湖水不足で、ホテルまで地続きになった写真も眼にした。まるで干上がったダム湖から古い校舎が甦ったみたいな写真で興ざめだったが、そんな思いを両親にはさせたくないと思う。
65歳までは海外旅行には殆ど無縁だったのに、昨年はエジプト、一昨年はアフリカ、その前は南米、アメリカやアジア諸国には何度も行っている。それらに比べてインドをどう感じただろうか?仏教とヒンズー教とイスラム教などが区別付かないと似た感じに思えて飽きてしまう気がしないでもない。エジプトも後半は遺跡ばかりで少し飽きたようだった。
インド女性には物凄く魅力的な人がいる。アメリカ留学中には研究室や病院内にもインド人が非常に多く、クラクラしてしまうことも無くはなかった。ブロンドよりブルネットより黒髪だろうか? やや体臭がキツイのと英語の発音が独特なのには参ってしまうのだが、美人だと不思議に許されてしまう。
こうしてネットを利用すれば、診療所にいながらバーチャルな海外旅行が可能だ。開業医はサラリーマンや勤務医ほど海外旅行にいけるチャンスは滅多に無いが、年老いた両親とネット上でも海外旅行に一緒に行けて幸せに思う。
読んでくれてどうもありがとう。
先に書いた様に、「21日、休日の発表」の当日に休日当番医をしたが、インフルエンザ(及び疑い例)が合計50人近く来院された。これだけ来院されると嫌でも移りそうなものだ。
顔が勝負の可愛い「受け付け嬢」は、午前中はマスクをせずに最前線でインフル患者に敢然と立ち向かったが、しだいに怪しい雰囲気となり、お昼休みにタミフルを1カプセル服用して、午後からはとうとうマスクを着用した。夕方6時過ぎには37.5度まで発熱したもののタミフル効果で翌朝には軽快し、可愛いお顔を見せてくれた。外来看護師達と私は、朝からマスクを二枚重ね眼鏡着用で乗り切ったが、私は夜中に喉の不調を自覚した。今宵は大事な講演会の司会があったので非常に心配した。予防接種を二回接種していたが、熱は出ずにタミフルは飲まなかった。
今日は、まだタミフル後遺症が色々あった。
1)年に一度の家族旅行が5日後に迫っている母子家庭の子供が二人、どうしてもチャンスを逃したくなく、キャンセル料もままならないのでタミフル頂戴・・・9歳でセーフ。11才の方は検査陰性だが相当怪しい・・・出さずに旅行自粛を示唆。
2)アルバイトをせざるを得ない母子家庭の16才・・・生活出来ない事よりマスコミに非難されない事が大切だから諦めよ。
3)卒業式で移された12歳・・・来年の卒業式は各地で崩壊しそう。今年は大量発症しての出席が多かったがタミフルなしだと卒業式でも出席停止が妥当だろう。
4)登校自粛は何日か?と数人の患者に聞かれるが、タミフル無しでの改善期間は予測不可能。来年からは、学級閉鎖が長期化し、簡単に学校さえ閉鎖されそう。診断書の日数が長くなる?
5)当番医に受診した複数の子供が解熱剤を飲んでも39度台の発熱が納まらず、苦しそうにしておりボーッとしているが大丈夫か?脳症が出ないか?と悲痛な声で母親に聞かれるが、「タミフル飲めば多分スッと下がるでしょうが、ごめんなさいね。あと一日早ければ良かったのにですね・・」と無常にも電話を切る。僕は本当は優しい医師なのに・・・ 今夜、子供らが飛び降りなきゃ良いが・・・飛び降りたらテレビ局に訴えよう。
6)「母親の私が責任を持つから是非欲しい。去年はタミフルのんでスグ治ってどうも無かったから、絶対文句言わないから是非欲しい・・・それでも処方してくれないんですか?」と30分も粘られたが、11才で断った。子供を目の前にして出す出さないで言い争う医師と母を見て、子供は何を将来感じるだろうか?後で自分に対して非常にイラついた。こんなのは、医療の本来の姿では絶対にない。
などなど・・・・・
一夜明けて全員が10代処方禁止を知っているものの、今日は「タミフルを是非くれ是非くれ・・」と熱い思いで懇願される母親達に一日翻弄された。多くの親は、10代一律禁止に怒りを顕わにして、自分の子供をスグにでも楽にしたい思いが強かったようだ。一様にタミフル効果を経験しており、「自分が一日中付きっ切りで看病するので、絶対文句を言わないのでなんとか処方してくれ・・」という患者家族が非常に多かった。
そんな希望を医師が一律に断るのは非常に苦しい。今年は既に入学試験や卒業式などが終了し、春休みに入ってているので大きな混乱は少なかろうが、このまま推移すれば来期の混乱は強烈なものになるであろう。
1)治療薬が無い以上、学級閉鎖・学校閉鎖が簡単に行われ、しかも長期化され、三学期の登校は事実上ガタガタだろう。
2)入学試験、期末試験など人生を大きく左右しかねない場合のインフル感染では、本人と親のタミフル要求はすさまじいものになると推測される。今ですら上記の粘りで懇願されるのに入試直前では誰が無下に断れるのであろうか?
3)10代のハイリスク患者は限定されようが、同居老人がハイリスクなケースはザラにある。その場合には、ハイリスクの範疇に該当しないのか?
4)発症超初期のタミフル頓服は著効するが、なぜ希望者まで全部一律禁止するのか?全年齢の処方禁止を求める団体は、日本をどうしたいのか?
5)卒業式を開けない学校が続出するであろう。
6)来年の予防接種は不足しそう。
7)タミフルの横流しが絶対行われるし、麻薬みたいにアングラ商売のターゲットになろう。1カプセル1万円なら入試前などでは購入者続出と感じる。大人に処方して余ったタミフルがきっと家庭内や知人間で横流しされる・・・はず。
8)新型インフル流行時でも、今反対してる関係者やマスコミは信念を堅持して絶対にタミフルを飲まないで頑張って欲しい。出来ますか?でも、飲みたい他の人に強制しないでくださいね。
私が休日当番医だったことを知る数名の医師会員から「大混乱だったでしょう?大変でしたね」と、暖かい同情の声を頂いた。
タミフル一律禁止は絶対おかしい。「自己責任で同意書書くから処方して欲しい」と懇願する患者には、医師が現在有効な治療手段を持つ以上、危険を承知で願う人には、その切なる希望をかなえてあげるべきだろう。
これが、一夜明けての私の正直な感想である。
読んでくれてどうもありがとう。