| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 |
以前も書いたが、2008年のアメリカ大統領選挙は非常に興味深い。何しろ、女性二人が多分死闘を演じるからだ・・
ディック・モリスとアイリーン・マクガンの共著でアスペクト社から3月7日に翻訳出版された『ヒラリー vs. ライス 次期アメリカ大統領をめぐる闘い』を週末に読んだ。民主党はオバマ候補の記載が何故か著しく少なく、どうやら2005年の米国出版を最近少々手直しして日本で翻訳出版した雰囲気の内容であった。だが、非常に良く書かれた「対決本」だと感じる。
まず、著者はビル・クリントンの顧問をしていた関係でクリントン夫妻を知り尽くしている感じだが、喧嘩別れでもした様なヒラリーに批判的な記載も少なくはない。共和党と民主党を行き来するアメリカ人は決して少なくはないが、ライスを持ち上げて書かれた印象が強い。
Condoleezza Rice は相当凄い。アラバマ州で差別多き時代に幼少期を過ごしながらも、牧師の一人娘として多彩な能力を完璧に発揮して成長してきた。フランス語・フルート演奏・ピアノ演奏・バイオリン・バレエ・スケートなどは相当な腕前で学業優秀。19歳で大学を卒業し、パパブッシュ以来、スタンフォード事務局長を挟んで国務長官に至るまでの経歴は完璧だ。コンドリーザという名前は、イタリア語の音楽用語「甘美に演奏する コン・ドルツエッツア」からとられた。彼女は一生男性に縁のない堅物の処女かと思っていたが、学生時代にデンバーブロンコズのNFL選手など数名のスポーツ選手と交際していたらしい。
対するHillary Clinton は相当リベラルでビルもタジタジらしい。穏健派で時折リベラルのビルに対して、相当リベラルで時折穏健派の顔をするヒラリー。上院選挙からヘアスタイル顧問をつけて徹底的なイメージ戦略を図っているらしい。民主の有力者だけでなく共和党の有力者にまで愛想を振りまくものの政治的実績は皆無だと手厳しい。ヒラリーには逆境に陥ると泣き出す癖があるらしいが、可愛いと私は感じる。
民主党は結局、オバマを押さえてヒラリーが指名獲得するのは間違いなかろう。その時、ジュリアーノやマケインでは全く相手にならないし、この二人が共和党の指名を獲得する可能性も大きくはない。ヒラリーに対抗するにはライスを担ぎ出すしかないと共和党が気付いた時、土俵際の逆転でヒラリーは敗れ去る可能性が高まる。果して、Condi Club支援者に推薦されて、現役軍人だったアイゼンハワーの様にライスは最終的に出馬するのであろうか?是非出馬して、二人の闘いを観てみたいが、最後には国の将来を考えて完璧なライスを選ぶべきだろう・・・
というのが、この本の大筋である。
私は、その時にヒラリーは対抗してオバマを副大統領に立てようとすると思うが、オバマはヒラリーとは相容れず、次を狙って副なら辞退すると思う。そして、結局のところライスが、初めての女性・黒人大統領の称号を勝ち得ると想像する。その後は、ヒラリーは急激に老いて醜くなり、上院議員へ返り咲きを狙わずに政界を引退すると予想する。
この本の中には二人の女性候補の対照的な人生と成長の過程が非常に詳しく興味深く書かれている。私には二人の娘がいるが、私が本を読みながらライスとヒラリーの話をするのを熱心に聞いてくれて、子供ながら「女性の未来」に希望を見出した様子だった。
皆さんも大統領選挙の前に読まれてみては如何でしょう?2008年のアメリカが楽しいものに感じられると思いますよ。
読んでくれてどうもありがとう。
コメント
コメント一覧
コメントを書く