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私は、夜が遅いし朝も遅い。平日は、夜寝るのは普通25時半~26時半。朝起きるのは冬場は8時なので、充分に睡眠時間は充足している。
このパターンが破られない限り辛いとは感じない。時に患者さんは朝6時半~7時になると、「当然皆起きているだろうから先生に電話しよう・・」と暖かいモーニングコールを頂くが、熟睡のタイミングを破られると一日中調子が悪い。当然、機嫌も悪いことが多い。
朝起きると、耳元に置いた携帯電話内臓のラジオでNHKのAM第一放送をまず聴く。緊急患者対応用の携帯電話は365日24時間、常に身体から2m以内に存在して常時ONなのだが、例の「お取り込み中」等にかかって来ると少々息が上がってて困る。しかし最近は不幸にもそのような幸せな時をあまり過ごせないで、患者コールのみでさらに不幸であるが・・・
冗談とばかりは言い切れない事はさておき、天気予報と8時のニュース、そして「きょうの時の話題」を聴く。その後は起きてNHK TVで朝の連続ドラマ小説・・と爺さんみたいにNHK三昧である。内容がツマンナイと民放のコメンテーターの話に切り替えるが、民放はアナウンサーが独善的で話が軽すぎて脱線ばかりして大衆を変てこに導いている気がしてならない。特に医学系の話題は質が良くない。
今朝の「時の話題」は、元NHK解説委員の行天良雄さんの『御医者様と患者様』がタイトルだった。
今では「御医者様」は死語になったが、「患者様」が不自然な敬語の使用法をされている・・と金田一春彦博士が述べていたことを披露された。「医師はモ~レツに働いている」とか「セクハラまがいの行動を影で医療者に行う患者が増えている」とか「国保不払いや踏み倒しが増えてても世界に冠たる安価な皆保険を守るべき」とか、なかなかスカッとする意見を述べられていた。アナウンサーも鋭く適切な合いの手を入れて、NHKは健全だ、視聴料の踏み倒しはいけないぞ・・と思わず応援したくなりました。
この行天さん、以前から医師の声を代弁するようなコメントが多かったので今朝少し調べてみたら、なんと医学博士だった。??医学評論家で医学博士になれるのか?と思ったら、千葉大医学部卒業のれっきとした医師だった。全く知らずにこの30年ほど彼の番組や放送を軽く聞き流していたが、確かにさもありなん・・の内容だった。少し人物紹介文を紹介すると・・・
千葉大学医学部卒業後、NHKに入社。一貫して保険、医療、福祉に関する放送の企画制作に従事し、ラジオ番 組の「私たちの健康」をてがけて以来、テレビ番組の「きょうの健康」「シルバーライフ」に至まで、数千本の放送を制作したそうだ。その他、「いま生命を問う」、「問われる死生観」など、最先端技術を平易に紹介する一方、「あなたのあすを誰が看る」など求められる人間生、更に生命の価値を考える数々の番組を制作し、その多くにキャスターとして出演された。1981年からNHK解説員として、1996年からは医事評論家として、転換期を迎えた医療について、一般の関心を高め、新しい構造、特に高齢加速を続ける日本での介護の位置づけを強く訴え続けている。現在は、厚生省医療審議専門委員会をはじめ、医道審議会専門委員、日本病院会参与、国立医療センター顧問、国立精神神経センター倫理委員、日本消化器学会倫理委員などをつとめているそうだ。
素晴らしい生き方ではなかろうか?臨床医の生き方の他に、マスコミで大衆を啓蒙していく大きな仕事への道が我々医師にはあるのだということを再認識させられた。
先週、当ブログ内の『2008年7月某日 逃散の行方(1)』で、医学部卒業生が全員マスコミへの就職活動をしたら世の中は変わろう・・との意見を述べさせていただいたが、やはり多くの優秀な医師がマスコミの舞台で活躍すべき時代になったのではなかろうか?一年中私が毎日どれだけ頑張って働いても、TV番組一本には全然敵わない。マスコミを医師が中から変える・・これは政治や司法を医師が中から変えるのと同じことではあるが、政治家になるより医師がマスコミに入る方が遥かに簡単で効率的であろう。
かと、思えば慶応医学部まで卒業して、厚労省の技官になって地方周りをさせられて、挙句の果てに汚職で逮捕される馬鹿タレのツルツル天がいた。医師の名を辱める厚労省出身の美容整形開業医もいた。医系技官をボロボロに変えていく厚労省は腐ってませんか、柳沢さん? あんなの沢山養ってるから、厚労省の医師たたきが続くんでしょう・・
ちなみに、うちは「患者様」とは呼ばずに「患者さん」とか「**さん」だ。方言もベラベラ多用する。でも、患者さんが挨拶や返事をしないことが増えてきて少々困っている。変てこな時代になったものだ。
読んでくれてどうもありがとう。
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