| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 |
NBCテレビに登場したしゃっくり少女の「動画」をヤフーサイトで見た。米南部フロリダ州セントピーターズバーグに住む15歳の少女が、4週間以上にわたりしゃっくりが止まらない「奇病」に苦しんでいる、とのこと。
1月23日に始まったしゃっくりは1分間に約50回と頻繁で、少女の元には全米からしゃっくりを止めるためのアドバイスや励ましの声が寄せられているらしいが、全く無効?で、とうとうNBCのスタジオ番組に本人が登場して、ヒクヒク言いながらキャスターのインタビューに答えていた。「しゃっくり少女」として全米に報道されたのは、高校生のジェニファー・ミーさん。血液検査やコンピューター断層撮影装置(CT)スキャンでもしゃっくりの原因は不明らしい。ミーさんはあらゆる民間療法を試したものの、ハイペースのしゃっくりは止まらないという。その、民間療法のいくつかを試している映像が流れていた。
「奇病」とのことだが、TV映像は「奇異な感じ」だった。私達が普通に体験する「しゃっくり」とは一味違う。ちょっと太めでアメリカンな雰囲気の漂う彼女はしゃっくり中?も言葉数が多く、インタビューには(しゃっくりで特別妨げられるわけでもなく)すらすら数十秒間も連続して答えていた。それは、首相や助産師大臣の答弁より遥かに澱みないものだった。発言後にはしゃっくりの程度がハッキリ増していたが、本当に止まらないのだろうか?
私のところにも当然しゃっくり患者は来る。一応、100%止めて帰す。方法は秘密だが、WEB上のサイトで類似した方法を書いてあった。私は娘に習った。娘は中国人に習ったそうだ。それで止まらなければ医学的停止方を試みるつもりだが、中国方で今のところ間に合っている。
私自身がしゃっくり持ちであり、数年に一度、ヒドイしゃっくりが起こる。一旦納まると、当分出ないので器質的疾患とか考えていない。20年以上も前の大学生の頃からで、試験勉強の徹夜が続いたり、失恋したり、教授に怒られたり、研究が上手く行かなかったり、借金に苦しんだり、早くイキ過ぎると批判されたり、浮気を隠したりする(最後の二つは、・・・冗談です)と突然懐かしく「しゃっくり」が出てきて、3~4日連続で起こり易くなる。寝てる時は止まるが、起きて3歩ほど歩くと再出現する。診察中は出るが、止めようと試みると100%一旦は止まる。でも、また花粉症の鼻水のように出だしてしまう。
しかし、数日も続くと苦しいので喋れなくなり、食べれなくなり、痩せてくる。これが大切なポイントで、痩せるためにワザと停止させないこともある。さすがに、しゃっくりの最中にしゃっくりの患者が来ると格好悪いので、一応停止させてから診察する。だから、アメリカ少女は、『痩せてなく、喋りすぎで、悲壮感がなく』、重篤感が見られない。止めない方が都合がいいのではないか?ワザととは言い切れないが、あの体型なら「あるある納豆」に見える。
ただ、あまり知る人は少ないが、しゃっくりも心室性期外収縮と同じで、単発性だと頻発しててもOKだが、連発しだすと非常に怖い!!のも確かだ。「連発」とは、間髪を開けない連続で、VTとかPSVTとかを連想して欲しい。途中で、呼吸は不可能なケースだ。
相当なストレス時には、2~3日「連続」すると『連発』が生じだす。まずは2連発や3連発。ちょっと普通はないが、出たら普通の人は青ざめる。死の恐怖が襲うのは、5~6連発以上の時だ。心室頻拍と同様で、呼吸機能が一時マヒする。さすがに10連発ともなると専門家が居ないかと探し出すが、しゃっくり研究家は大学病院にもあまり居ない。
しゃっくりの重篤度は、1)持続期間、2)会話と食事可能性、3)悲壮感と痩せ、4)連発回数、5)起床後の出現歩数、6)再出現までの時間 などで規定されている。(私が勝手に体験で決めただけですので誤解なきよう・・)
この少女の場合、1)以外の条件が不明であるが、2)3)4)は軽度と判断されるため、単なるTV出たがりのモニカ・ルインスキータイプの夢見る少女かと想う。5)6)は止まらないと計測できないが・・・。
以上、参考になっただろうか?この少女も私の診察室にきたら止めてあげるのに・・・
読んでくれてどうもありがとう。