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2006.12.31 01:50 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

年末年始の憂鬱

あと22時間もすると来年になってしまう。

みんなではないだろうが、開業医にとって年末年始は多少とも憂鬱さを感じる時である。特にかかりつけ医と称される内科や外科といった一般的な診療科にとっては、かかりつけ医の何たるかを感じてしまう季節でもある。

先日の国保中央会の高齢者医療モデルもそうであるが、365日24時間連絡が取れて、出来れば往診も可能で最期の看取りも出来る・・・なんていう開業医をかかりつけ医としたいらしい。更にほとんどの病気に標準以上のレベルで対応できる事も言外に要求されている。果してそんな開業医は居るのか?といつも感じてしまう。

開業医としては大晦日や元日もいつでもどうぞ・・・と言えるはずは無い。人並みに初詣も行きたいし温泉にも浸かりたい。自分はいいとしても診療所を開けとくには職員の家族の事も考えなくちゃいけない。やはり、あんまり労働問題を無視しては職員もついて来てはくれない。で、不本意ながらも閉めることになる。

今年は大晦日が日曜日、元日が月曜日だった。30日の土曜日は夕方まで診療して、31日と元日と2日は閉める。3日は医師会の当番医でオープンするので、多分にわか小児科医をする羽目になろう。リスクは大きいが地方では自分が診ないと誰が見る?という感じになる。救急病院も中途半端な規模だと小児科は受付で断り、日頃子供と縁が無いのに駆け込み寺になってしまうが泣く泣く断りきれずに毎回診るのである。しかし、これは事情が事情だから可愛いものだ。定期受診患者の孫が帰省中・・なんていったら断りにくい。

だが、随分前に時々診た事があるといって、かかりつけ顔してこんな時だけ閉めてる時間に電話してくる事がある。救急病院だとメンドクサイから、狭くて待たせず受付も居ないから付けが利く開業医を狙ってくる人が居る。こんな人は大概いつも時間外にきて点滴を要求する。30日は開店休業に近い来院数であったが、普通の定期受診の人はゼロだった。感冒が数名、インフルエンザの予約済みの駆け込みが数名だった。この他は心身症を思われる方が数名と時間外が数名だった。時間外は、今年の終了後だったのでチョッと厭味を言って診療したが、一名だけは断った。必ず時間外にしか受診しない方だったし、救急病院を教えて行ってもらった。不服だったようだが、時間外専門かかりつけ医と誤解されては困る。

面白かったのは、最終日の患者さんには極端に心配性の方が多いことだ。初診再診久しぶりを含めて、何も今そんなに心配しなくてもイインジャナイ?という感じの患者さんが混じっていて、閉めている三日間の不安解消のためのムンテラ作業に各30分以上を要してしまった。初診の人は60分もかかって一年の心配を大祓いして頂いた。幸いどなたも安心してお帰り頂いたので爽やかな新年を迎えられる事であろう。

 

12月に入ると30日処方の人たちの処方調整がスタートする。長めに出す人短めに出す人、検査を年内にする人先延ばしにする人。休み中の不安を事前にコントロールして緊急受診を回避する工夫もはからねばならない。予防注射の予約済みで音沙汰無い場合には何度も連絡を入れる。年内の診療費不払いの催促も一応はするが期待は出来ない。領収書を一年分まとめて催促する人やまだ引いてもいない風邪の薬を予備に・・と要求する人も少なくない。

職員達の休みの調整も必要だ。彼女達には夫も子供もいるし主婦の役割もある。当院は透析をしているので年末年始は特に職員のやり繰りに気を使う。今年も元日透析分を大晦日に前倒しし、2日には通常通り透析なので、実際の休みは元旦一日のみなのである。毎年こうして過ごしているので当たり前の様にやってはいるが、職員も私も夫々の家族も年末年始は大変だ。それなのに診療報酬改定で休日加算が大幅に減らされ、年末年始手当てが今年から重くのしかかってしまうようになった。

 

幸い、31日の午後は安心できる代診を見つけたので、私は家族と一泊旅行に出かけるつもりだ。行き先は京都、やっとのことでホテルが手配できた。一年前は元旦が日曜日で同様に京都で年越しをしたが、子供達に日本の心を今のうちに教えたいと、二年連続で京都の年越しをする事にした。この先いつまで私と一緒に年越しが出来るかわからないので、子供にはつまらないかもしれないが親の勝手にさせてもらおう。

もうすぐ、除夜の鐘・・・ この一年の大祓いをして、煩悩を鎮めて心を清めてもらい、開業医の憂鬱さも一緒に追っ払ってもらおう。ちょっと寒いのが身にしみるが、除夜の鐘を子供達と一緒に突いてこよう・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.12.29 18:57 |  旅行 / 宿  |  murajun  | 推薦数 : 0

Bermuda の旅

自由をあげるから もう一度どこでも行っていいよ・・・と言われたら、この時期 Bermuda を選んでしまうかもしれない。特に寒いのが苦手な私としては、1992年の元日Bermuda で迎えた旅の事を思い出してしまう。

 

零細開業医として、今では一泊旅行以外は諦めているが、借金を返し終わったら、時には人並みに海外旅行でも楽しんでみたい。医師になってからの大晦日と元日は、55%が病院内勤務(当直など)で患者さんと過ごし、5%が静かに家に居て、40%が幸運にも旅行先で迎えた。うち4回は海外での年越しであるが、多くは留学中だったので、はるか昔の話だ。忘れそうなのでブログに覚えていてもらおう。

1991年の年越しはNYだった。これは日本人には良くあるパターンだろう。ブロードウエイカウントダウンの大混雑の風景をセントラルパーク イーストプラザ アテネのテレビで眺めた後で、評判の良い小さなジャズクラブに出かけた。もちろんカウントダウン前の興奮を求めて・・・。私達が結婚した最初の歳で、留学して最初の年越しであった。

それなりに楽しくはあったが、なんとなく再びNYで年越しをしたいとは思わない。一夜明けてのNYの元旦の朝も冷たく寂しい雰囲気で、私達はサッサとPhiladelphiaの街に帰ってしまった。ところが、噂にはきいていたものの、PhilaMummers Parade華やかさと 陽気さと ファンキーさ・・には一目で魅了されてしまった。何事も灯台もと暗し・・である。これについては、後で書き残したい。

さて、相変わらず前置きが長くなったが、1991年の大晦日の朝に、Philadelphia空港からの直行便で英国領Bermudaに飛んだ。もちろん格安チケットで、大抵のお金持ちは31日には出発しないらしい。バミューダトライアングル・・という言葉が気にならなかった訳ではない。多くの日本人留学生はフロリダバハマの方を選んでいた。我々もジャマイカに行こマイカ・・とも思ったが、直行便の有無や経済的理由で飛行機墜落の危険性をも顧みず飛び立った。謎への興味と手軽さ、(今では違おうが)日本人の少なさ・・が決め手となった。

日本人は確かに一人も当時見かけなかった。は・・・謎のままだ。 

手軽さ・・というのは、英国領でありながらアメリカ東海岸から非常に近いのだ。ロンドンから5400kmなのにワシントンDCからは1200kmマイアミに行くのと同距離である。東京から奄美大島までと同じなので、英語も通じアメリカ領みたいだ。緯度もSan Diegoと同じで、暑過ぎもせず寒すぎもせず素晴らしい気候、アトピー患者もいないだろう。それでいて英国領であるため、陽気だけど傲慢なアメリカ人的ではなく、心地好い対応が期待出来る「外国」なのである。

釣り針の形に似たひょろ長い島には鉄道もなく、バス路線も少なく、もっぱら観光客はタクシーを利用する事になる。しかし、何と言っても島の入り江を渡す船が主要な交通手段になっていて、観光客も楽しみながらユッタリと利用している。首都Hamiltonへ向け、私達も何度も利用した。内海の入り江に浮かぶ多くの帆船やクルーザーに混じってマリンスポーツを楽しむ人々。私達はレンタルヨットが無かったので利用しなかったが、外洋に面する南海岸の美しいビーチは魔の海域に属しているので「遠慮した」というのが本当のところだ。

クリントンと大統領選挙を争ったロス ペローという大富豪やセレブたちが荒っぽい断崖絶壁の東海岸を中心に超豪邸を構えているが、海上のビバリーヒルズさながらである。007のロケ地みたいにアストンマーチンがノンビリ走っている。離れ小島の英国領、治安は飛びっきり良好で、それもアメリカ人のセレブに特に好まれている理由に違いない。3日間の滞在中、我々もタクシーを随分利用した。島中を2往復位したかもしれないし、観光客が行くところは全部案内してもらった。

切手が有名なバミューダで切手を買って投函したり、英国風の大き目のティーカップにはテニスやクリケット、ゴルフやセーリング、ポロなどの図柄が描かれ、我々が買った夫婦カップは未だに日曜日の朝のコーヒーを美味しく頂かせてくれ、バミューダを懐かしく思い出させてくれる。パステルカラーHamilton商店街ではグッと来るバミューダパンツは発見できず購入はしなかった。

我々が宿泊したホテルは、ネットのHPで見る限り(多分)、島で最も高いFairmont Southanpton Princess Hotel ではなかっただろうか。高い・・というのは、標高が高い(と言っても100mもないが・・)という事であり、ビーチには面していない大型のピンク色のホテルであった(と記憶している)。北側に開いた部屋の窓からは、入り江を越えて右手にHamiltonの街が遠望出来、左手にはゴルフコースが見えた。私達もクラブをレンタルしてノンビリラウンドしていたが、小学生くらいの小僧に追い抜かれてしまった。ネットで調べると今ではバミューダのリゾート施設の充実振りが目立つが、何もしなくてノンビリと海風に吹かれて寝転ぶのが最高かもしれない。

レストランの充実も素晴らしかった。私達はコンシェルジュの紹介で島で最高級のレストランの一つに大晦日の夜出かけた。味は・・・覚えてないが、雰囲気は素晴らしい。後で、少し古めのアメリカ映画の一場面でそのレストランが映ったと思うのだが、何の映画か覚えていない。事件物、アリバイ物みたいでNYからのフライトだった気がするが、白黒では無かったような・・・誰か教えてくれまいか?

もうすぐ深夜12時になる頃に、ほろ酔い加減で丘の上のホテルの部屋に帰り、窓を一杯に開け放った。爽やかな潮風が部屋に入って来て、入り江の微かな喧騒も聞こえる。Hamiltonの街の灯りと入り江に停泊する大小無数の船の灯り。多くの人が船の上で新年を迎えようとしているのであろう。その時、あちこちから歓声があがり、汽笛が繰り返し繰り返し入り江に響き渡った。

私達は、日本の夫々の家族に国際電話をかけた。今ならネットTVも可能であろうが、高額な電話だったが、美しい島の新年の雰囲気を是非伝えたかった。

翌朝、私達のホテルの玄関先に軽快なドラムのリズムが響いてきた。カラフルな仮装をしたGonbeyの祭りの集団だった。日本の獅子舞がホテルを巡る様にも似ているが、Boxing DayNew Year's Dayの二回しか観られない素晴らしくAfrican tasteの祭りで、旅の良い思いでになり非常にラッキーだった。

もう、当分はBermudaを訪れるチャンスは私には無いであろう。しかし、いつの日か再び訪れる時まであの美しい人々が居てくれればいいな・・・と願っている。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.12.28 18:39 |  映画 / 音楽 / 読書  |  murajun  | 推薦数 : 0

使命と魂のリミット

使命と魂のリミット・・・・東野 圭吾新作のタイトルなのだが、読み終わった今も、「何かもっと違ったタイトルの付け方があっただろうに・・」としか私には感じられない。

東野 圭吾の作品は今まで僅か5冊程しか読んだ事はないが、いい作家だと認識している。一番印象深かったのは「白夜行」だが、幾つも評価される作品を発表してきたと思う。多作というか遅咲きというか、やっと57作目となる「容疑者Xの献身」直木賞を受賞した際には、書店で手には取ったが何故か購読はしなかった。しかし、今回は医療物ということで購読してみた。基本的には事件ミステリー作家であろうし、彼の医療物の実績は良く知らない。立ち読みしてて、「女医」「心臓血管外科」「手術中の院内完全停電」という言葉が引っかかって買ってしまった。病院内の本格ミステリーをどう料理しているか、更に私の専門に近い心臓血管外科の題材だった事もあって、東野作品を久しぶりに楽しみに読み出した。

しかし、これは医療物なのか警察物なのかどっちつかずで消化不良の読後感だ。最近は、国内外ともに「医療物は医師の作品に限って」読み続けていただけに、内容や人物描写にかなりの違和感が残った。非現実的な不自然な表現が目に付いてしまってなかなか前に引っ張られなかった。おまけに、50%を超えたあたりで事件の全貌と犯人相関図がスンナリとばらされてしまい、後は惰性で読んだようなものだ。

東野氏の「白夜行」における徹底した濃密な表現法での医療問題描写を期待したのがそもそも無理だったのだろう。また、その点から言っても七尾刑事の推理も唐突なジャンプに感じられて、申し訳ないが作品が軽い感じに思われた。東野氏の多くの作品は軽快さを信条としているだろうが、「使命と魂」と言われると重厚な医療物を想像してしまった。

もう一点の先入観というか期待は、「大手術時に大地震や完全停電が生じた際に、その完璧な苦境を医療チームはどう乗り切るのか・・」 と言う私がかねてから疑問に思っている事を、医師ではない東野氏がどう解決し描いてくれるのか?というのが興味の中心であった。答えは・・・残念ながら まだ疑問のままだ。

タイムリミットにおける解決法も、雫井 脩介の「犯人に告ぐ」の手法に類似しているが、その作品と比べても警察物としての重厚さにも物足りなさを感じる。

そんな完璧な期待をする方が悪いともいえるが、高い力量のある東野氏の「本格医療ミステリー」と宣伝してあると、当然ながら期待してしまう。

しかし、「医療物」は本物の臨床経験のある医師作家の方が、やはりスンナリ自然な感じで心に響いてくるそれだけ最近の医師作家の力量が上がってきたということではなかろうか?医師は医療専門馬鹿なばかりではなく、総合科学の実践者の性格も持っているのだから、書けば書けるのは当然のことと思う。

もう一つ、舞台が「大学病院というより都会の中規模基幹病院」という印象を強く受けた。主人公?の女医は「大学病院のローテート中の研修医」だそうだが、大学以外の大病院という感じで西園教授も教授らしくなかった

最近のマッチング制度や新研修制度ではこんな教授ー研修医関係が普通なんだろうか?時代も変わり、最近の研修医は偉く、待遇もあがりだしたのかな?

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.12.27 19:08 |  旅行 / 宿  |  murajun  | 推薦数 : 0

Boxing Day

ボクシング デー と言っても、20日の亀田一家ボクシングではないデー  個人的には、亀田一家のボクシング自体には興味は全然無い。

後で書くが Bermuda's Unique Dance Heritage である。

クリスマスプレゼントを開いたり、世話になっている周囲の人々へのお返しの気持ちを表現する日なのだそうだ。つまり、頂いたプレゼントBOXを開ける日クリスチャンではない私には、何故1~2日もプレゼントを開けずに根気良く待てるのか少々理解不能なのだが、英国文化の影響を強く受けている地域では特に大きな祝日で、25日 クリスマス デイ後の最初のウイーク デイを祝っているらしい。つまり今年は12月26日火曜日だ。アメリカ人は、多分25日には開けていたと記憶している。 

と言う事は、もう済んだ話だということになって、フレッシュさを売りの一つとしている当ブログの趣旨に反しかねないが、一応時差の関係で現地はギリギリ間に合うか?と思った訳では・・・ない。

では何故今日ここに書こうとしたかと言うと、ブレア首相家族がマイアミ空港で滑走路からオーバーランした報道を聞いたからだ。何故Boxing Dayにブレアが新作007EUの巨大エアバステロターゲットになったマイアミ空港にいたのか?007の宣伝にMI6が首相を利用して事故を起こしたのか?まさか、ボンド君が救ってたりして・・・

と言うのは勿論関係なくて、実際には事故後にブレアはBermuda Islands に向う予定と報道があったから・・というのが真相だ。

 

バミューダ諸島は英国領で、ボクシングデイの祝日は勿論あるが、書きたかったのは「Bermuda の Boxing Day における伝統の祭り」の事だ。色々検索してみたが、さすがに日本語で祭りを紹介する記事は極めて少なかった(見つけられなかった)。

日本人にとってバミューダと言えば、今では流行らないバミューダパンツと魔のバミューダトライアングルだけかもしれないが、なかなか素敵な島である。アメリカ東海岸から適度な距離でもあるので、お金に余裕のある官製留学の役人家族や大企業セレブ派遣家族には馴染みのリゾートかもしれない。貧乏医師留学組ながら何故知ってるかと言うと、三度の飯を削っても旅をしたがる本能のなせる業だった。

 

さて、カーニバルの類似品Gombeyと呼ばれる伝統行事は、地域によっては別の名前で呼称される。代表的なものは水害を被ったNew OrleansMardi Gras だったり、懐かしきPhiladelphiaMummers だったり・・・ いづれ劣らぬ素敵な祭りである。特に、PhilaMummers は元旦に行われる素晴らしいパレードのわりに世界的には知られてないので、後ほど書き残したい。mummersと言う語源からは、カーニバルとは異なり、bermudaのgombeyにあるいは近いかもしれない・・・ 

 

さて、前置きが随分と長くなったが、写真に載せた仮装の群集が、軽快なドラムのリズムにのせて、アフリカのBantu語に語源を持つGombey danceをしながら島を練り歩くのである。ちょうど1992年の年越しをバミューダで行った私達のホテルにも正月特別のお祭集団が獅子舞の如く集まってくれた。あの太鼓のリズムはアフリカ特有のものであり、未だに耳から離れない。アングロサクソンの英国領には似つかわしくない気もしたが、住民のほとんどはアフリカ系黒人であり、18世紀から続く伝統行事だということである。

年の瀬が近づいて来ると、暖かな島での年越しを懐かしく思い出す。この旅については、後ほど改めて書き残しておきたい。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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新型インフルエンザ対策として先日厚労省が発表した内容は、私には非常に恐怖だった。真剣に真意を尋ねたいものだ。

発表の第一は、流行時の国内死亡者数の予測・・・12万人。

これはパニックを考慮して以前の発表より大幅に減らした数字のようだが、これでも1000人に一人は新型インフルエンザで死ぬ事になる。交通事故死の150倍だ。感染者はその数十倍になろうし、隣近所や職場内で知ってる誰かが必ず新型インフルエンザに感染することになる。しかし、裏がありそうな発表が続いた。

その第二の発表が・・・以下の報道(コピペ)だった。これには、心底驚いた。

これまで、病気流行に備えて、政府が国民に最低2週間もの食料備蓄や外出自粛、自宅待機、常備薬備蓄、仕事の家庭内執行などをガイドライン化などで要請したことは無かったと思う。それ程の事を徹底すれば12万人の死者で収まる・・という事なのであろう。新型インフルエンザに対してのWHOや各国政府機関の警戒感は尋常ではない気がするが、総論賛成でも各論となると極めて曖昧だ。色々あるが、一点に限定して危機感を述べたい。出来れば厚労省に明確な回答を求めたいが・・・責任感は期待できそうもない?・・・失礼。

国内での流行が報道された際、感染者や医療関係者はどうすべきか?

患者は病院に行くのか、行っていいのか?受診に行ったら普通に受付して大勢と一緒に待合室で待つのか?通常インフルエンザと初診時に区別可能な事は(特に診察前には)絶対に不可能であろうから、院内に一人でも新型インフの患者が来院すれば、病弱な人々や医療関係者に容易に感染するのではないか?かといって、来院拒否して自宅で増悪と死を待つのか?

疑われる患者が新型肺炎SAASの時みたいに限定的な人数ではないわけだし、あの時の対応すらママゴトみたいで、隔離問題ですら大変な騒動であった。

かつてSAASが疑わしい患者が来た際、私に保健所から指示された事は、「まず患者を院外に退出待機させ、公衆電話や携帯電話で電話相談してもらい、対応指定の県立病院へ受診依頼の連絡をとってあげて、特定の出入り口を介して受診させる」というものであった。実際、そのたった一人の患者を受診させ「SAASが否定的」との診断を得るまでに半日がかりで多くの関係者が翻弄された。新型インフが通常インフと同時流行した場合には、絶対に全ての医療機関がパニックに陥ると断言できる。デパートや役所やパチンコ屋や工事現場や電車は、大型台風襲来や関東大地震と思って休めばいいかもしれない。しかし、肝心の病院はどうなるの?

事務や看護師、技師、給食係、勤務医などが罹患したり恐れたりして出勤せず、政府の推奨通りに自宅待機したら病院は完全にマヒする。それだけじゃなく、通常の患者の中には管理不足のために急変者が続出するはずだ。産科は自宅出産すればいいし、眼科や皮膚科など緊急性の無い診療科は閉めればいいかもしれないが、例えば透析施設はどうなるの?

透析室では、MRSAやB肝C肝でもノロウイルスでも非常な緊張を強いられるのに、強力な空気感染の新型インフが世間で流行してる最中に患者がインフ症状を呈したら・・・透析拒否で自宅待機したら絶対死亡するし、受け入れて透析室全体に撒き散らしたら、病弱な透析患者は全滅もありえよう。感染力が弱い結核患者ですら受け入れ可能な透析室は極めて少ないのが現状だ。そもそも医師やスタッフが自宅待機すれば、透析不可能で患者は全滅する。技術職で燃え尽き寸前の激務の職場、交代要員が見つかるはずはない。医療職は自分が感染して死ぬかもしれない状況でも自宅待機が許されないのか?どうするのか?医師免許を捨ててでも生き延びる方が良いのではないか?残された家族を誰が守る?

管理者(院長)は職員に、新型インフの危険を押して出勤命令できるのか?それで死んだら補償責任は誰が?患者が罹患したら「拒否して見殺しに」法的にできる?患者の訴えは棄却される?院長が罹患して死んだら莫大な借金は誰が補償してくれる?閉鎖中の職員給与は支払い義務あるの?

定期通院中の重症心不全や重症不整脈などの患者は自宅待機?全患者に持病の定期薬を2週間分備蓄させるとなると、費用は保険で出るのか?保険者の査定減産は無いのか?そもそも2週間の待機中にアウトブレイクは収束するのか?

一月に政府から出されるガイドライン。医療職は自宅待機の対象外とするならば、死んだ時の責任や補償を明確に願いたい。もし、医者や看護師が死んでも政府に責任も手厚い補償もないなら、医師や看護師にも診療を続ける責任は無い・・・と私は思う。 

まだまだ聞きたい事は山ほどあるが・・・考えれば考えるほど、死ぬより医師免許を捨てて逃げ出したほうが得策に思えてくる。

 

読んでくれてどうもありがとう。 

 

以下、コピペ 

厚生労働省は、人から人へ感染する新型インフルエンザが国内で流行した際に備え、国民に2週間分の食料を確保することなどを求める方針だ。外出を極力控えることを促し、感染者との接触で患者が増える事態を防ぐ。新型発生時の行政や個人の役割を定めるガイドラインに盛り込み来年1月にもまとめる予定だ。

新型が国内に広まっても自宅で過ごすなどの自衛策を講じれば大流行を防げる可能性がある。厚労省は外出を控えることの重要性を強調。食料などを事前に確保することや、持病がある人には一定量の薬を手元に置いておくことを促す。

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2006.12.27 00:39 |  診療  |  murajun  | 推薦数 : 1

お金が無いので入院出来ません

癌だった、多分。それも進行癌で末期かもしれない・・・

そうとしか考えられない今日午後の女性患者さんは、実に五ヶ月振りの来院だった。高血圧と糖尿病の薬をかつて3ヶ月ほど処方していたが、いつの間にか来院が途絶えていた。「来るものは拒まず、去るものは追わず」で、特に来院案内などは当院では行っていない。私の所に来る前も隣市の病院へ半年ばかり通院が途切れた後だった。一人暮らしの60代女性で以前の体重は76kg、摂生不良のデブだった。当時、メタボリック症候群として体重減少を薦め、高血圧を管理し血糖値や脂肪肝由来の肝機能値の改善が見られており、Good Controlの一例とも言えた。その彼女の本日の主訴は「腹の張り出し」だったが、今の体重は70kgだった。五ヶ月も来院が途絶え、顔は覚えていたが腹回りまでは忘れていた。確かに妊婦体型で、一目でメタボ性ではないと感じたが、76kgから一度66kgに落ちて71kgに戻ったというのが気になった。

自覚症状は5日前からの腹の急激な飛び出しのみ。10日前は比較的「普通のデブ」だったようだ。今回も当然ながら高血圧があり、服薬コンプライアンス不良で受診中断したパターンなので厭味の一つでもかまそうかと思ったが、臥床しての腹の盛り上がりに緊張して優しく腹部触診を行った。上腹部はガスではなく腹水が疑わしく、下腹部は・・・非常に硬かった。それだけで癌だと直感したが、何の癌だろう?エコーで探ると臍下に児頭大の充実性腫瘤を認め、腹水は3L以上と思われた。全身状態も悪くなく、痛みも無く排便良好で、消化器系より婦人科系かと思われたが、確診を下すのは総合病院に任せて「私はお腹は専門外だが、入院しての精査と加療が必要だと思う。明日、場合によっては今からでも入院しなさいね」と言うに止めた。

彼女からは思わぬ答えが返ってきた。

「絶対入院できないんです、私。」 『どうして?』 「お金が無いんです」 『前の受診中断もお金が無いから?』 「そうです、お金です。親しく話せる親戚もありません。」 『しかし、これは一日毎に増悪して大変だよ。絶対明日には県立病院を受診しなさい。市の福祉課に電話して相談しなさい、何とかしなきゃ危ないよ』 「分かりました、相談してみますし、明日受診します・・・」

結局お金の問題だった。60代の安アパート一人暮らしで身寄りなしだが、生活保護申請はなし。三割負担で本日の自己負担額 3100円程が気の毒だったが、お金が無い人はなかなか民間病院には紹介しにくい。高血圧や糖尿病の薬は本日お金を考慮して出さなかったが、明日には絶対受診して入院が出来るであろうか?来年は当県の県立病院が全て民営化される。なにも踏み倒し推奨はしないが、絶体絶命の際に踏み倒せるのは公立病院であろう。糖尿病や高血圧の人が踏み倒すのは許せないが、この女性患者の場合には「踏み倒してでも入院して適切な治療を受けて欲しい」と感じた。

今、多くの人々が保険に入ってなかったり、自己負担増加に苦しんでいる。当院にはこの手の患者はあまり来ないが、都会の好景気に無縁の過疎の田舎なので将来はキット激増しそうな予感がする。その時、民間医療機関側はどう対応すべきなのか?アメリカ並みに全てシャットアウトかい?

私は夕方から何度も自分のお腹を無意識のうちに触っていた・・・・ しかし、ただの「デブのメタボ腹」だったのには改めてショックだった。気絶しそうだ・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

 

 

以下、コピペ です

都道府県や県庁所在市など自治体が経営する全国290の病院で、患者が支払わない治療費(未収金)が2002年度からの3年間で85億円を超え、1病院平均で約2940万円になることが読売新聞の調べでわかった。
低所得者の増加や、医療制度改革に伴う自己負担の拡大などが背景にあるとみられる。290の公立病院の大半を含み、国内の6割以上の公立、民間の医療機関でつくる「四病院団体協議会」(四病協)は、加盟5570病院の未収金総額は、02年度以降の3年間で853億円を超えると推計。来春にもまず、国民健康保険の保険者である市町村に対し、未収金の肩代わりを請求することを検討している。
47都道府県と政令市、県庁所在市の病院を対象に調査。1年以上未払いの「過年度未収金」について、02~04年度の年度ごとの額と対策などを質問し、85自治体から回答を得た。

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2006.12.25 22:36 |  生活 / くらし  |  murajun  | 推薦数 : 0

サンタさんは いつ来るの?

クリスマスのお目当てはプレゼント。勿論、幼い子供のお話だ。我が家の子供達にとっての楽しみな時間、それはクリスマスデイの25日早朝らしい・・・

クリスマスイブ、子供達と映画「シャーロットの贈り物」を観たあと、注文していたケーキを買って夕食に出かけた。話題は専らWiiのお話で、サンタが入手に失敗したとか成功したとか、信じてるとか心に祈ってるとか・・もう数週間程願いを込めて祈っているのだそうだ。上の子は下の子に、太ったサンタが変装して電気店に来ていたはずだ・・とカラカッテイタが、自分も満更信じてない風でもなかったし、子供の心は掴みにくい。その太ったサンタさんは、直接には電気店に行かなかったものの信頼できる筋からの報告で余裕の夕食であった。

帰宅したのは10時過ぎ。お風呂で子供達がふざけてるうちに争いになり、「そんな喧嘩ばかりしてるとサンタは来ないぞ・・」という言葉に「オネエチャンのせいでサンタが来ないじゃないか・・」と更に大声で泣き出す始末。やはり信じているのか?

サンタは何時ごろに来るのかな?入り口の警備はOFFにすべきかな?去年は朝の5時には来てたよ・・とか何とか言いながら目覚ましをかけて眠りについた子供達。ツリーは2階に、寝室は1階にあるが、目覚まし時間は今年も5時だったようだ

その5時に目覚ましがなった・・・。私は起きたが子供達を起こすのはやめた。私の今日の出発は7時15分頃の予定だった。スヤスヤ眠る子供達の寝顔を眺めていたが二人とも少し寝言を言っていた。はっきりとは聞き取れなかったが、嬉しそうな表情の寝言だったようだ。サンタの夢だったのだろうか?その子供達が、6時30分頃眼を覚ました。

 

「あれ、目覚まし鳴ってたのか?オネエチャン、起きるよオネエチャン、行こう」と言って二人してパジャマのままベッドを抜け出して二階に上がって行った。私はそのまま寝ていたが、二階の物音が手に取るように分かる。カシャカシャ クシャクシャ、ビリビリ ゴトン などという物音の合間合間にワッとかヤッターとかウレシーとかの声が聞こえてくる。暖かな布団の中で娘達の喜びの顔が眼に浮かぶ。まだ寝ている親には聞こえないように声を殺して、点滅するツリーのライトの基で多分灯りも点けずに、一目散にプレゼントを手に取ったに違いない。嬉しいけれど叫び声をあげられない・・そんな喜び方だった。

私がクリスマスの朝に子供達と一緒だった事はほとんど無く、毎年仕事で不在がちだった。今回はたまたま月曜の朝で家に居れたので早朝の子供達の行動を初めてジックリ観察する事が出来た。

じゃ、行ってくるよ。いい子にしてたからお願いしていたプレゼントが来たんだね。良かったね・・と言ってあげられるのもあと何年だろうか?

あれ、このWiiの箱、ビッグカメラ 12月23日って書いてあるよ。保障期間@月@日って・・。太ったサンタさんがヤッパリ並んで買ってくれたんだろうか?とジッと見つめる子供の笑顔はやっぱり可愛いものだ。

 

読んでくれてどうもありがとう。 

 

 

以下、楽しい記事のコピペ やはり深夜12時直後にやって来るようだ、サンタさんは・・・ 

サンタクロースは贈り物を満載したトナカイの馬車を駆って、北極の上空を飛んでいるのが目撃されました…。北米防空宇宙防衛司令部(NORAD)が、世界中の子供たちのために、毎年、サンタクロースの追跡情報を伝えている。
日本語を含む6カ国語でサンタの追跡情報を伝えているNORADのサイト(www.noradsanta.org)によると、今年はサンタのおじさんはグリニッジ標準時24日午後11時59分(日本時間25日午前8時59分)現在、パリ上空を飛んでいる。
クリスマスにサンタの追跡情報を子供たちに提供するようになったのは、1955年にさかのぼる。同年、米コロラド州の大手スーパー、シアーズの店が、子供たちにサンタのおじさんに電話をかけようと広告を出したが、誤って同州の米防空システムの基地のホットラインの電話番号を記載してしまった。
子供たちからの電話を受けた同基地の司令官は、「任務の緊急性」を理解し、レーダー操作員にサンタクロースを追跡し、子供たちに刻々その情報を提供するよう指示した。58年からは、米・カナダの共同防空組織であるNORADにこの「任務」が引き継がれ、毎年、クリスマスになると、NORADの職員が世界中の子供たちの問い合わせに答えている。

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2006.12.25 19:35 |  映画 / 音楽 / 読書  |  murajun  | 推薦数 : 1

007 Casino Royale

クリスマスのプレゼントを何とか確保し、サンタさんに宅配委託して23日は大人だけで外出した。ある人から「ご馳走してあげる」と数日前にいわれ、お言葉に甘えて「ふぐ」を頂いた。今どき開業医も景気がかなり悪いので年に一度も家内に食べさせてあげられないので、他人のお財布でも涙が出るほど有難く幸せであった。

その市内で名の通った河豚専門店、建物も内装も極めて立派で、幾ら病院が頑張っても相手にならない位の豪華さであった。どうしたら利益があんなに上がるのだろうか?税金はキチンと払っているのだろうか?帳簿は二重三重になっていまいか?などと心配ばかりしていた。ただ、鍋と雑炊が裏で椀に注いでもってくるので、ちょっと味気なかったかな?その店は二度目だったが何時もなのか、予算の関係か?まあ、ご馳走になったので詮索もホドホドに・・・・

 

二人で出かけるとお約束のように私達は「映画」を見に行く。その日は007を見ることにした。疲れていてお酒も入っていた家内は映画館で時折眠ってしまっていたが詰らなかったのではない。むしろ家内にしては眠ってない方だった。私は007は最近あまり観た事がなく、他との比較など出来ない。しかし・・・・面白かった。なにより007に昇格する前後のボンドの活躍は地味だがリアルな雰囲気があってよかった。リアルと言っても場面設定など色々リアルでない場面も多く、ナチュラルなボンド君と言ったほうが適切かも・・・

 

さて、のっけから「ボンド か バウアーか?」と言ったノリで始まった。Vector Woeks DX というコンピューター技術を駆使した場面構成をしていたようだが、どこまでが本物の背景か判らないのも「全部ウソかと感じて」逆効果かもしれない。コモ湖の場面は全部本物だろうが、ベニスの家屋倒壊はコンピューターか本物か?本物なら凄いな・・・007ファンの意見は知らないが、なかなかOK牧場と感じた。

医師なので医学的コメントをチョコッと・・・・

 

まず、ボンド君が毒を盛られて死に掛かる場面。ジギタリス系薬剤を盛られた事を体内植え込みチップを介してMI6から遠隔分析するとは・・・スゴ。でも、ジギタリス系薬剤を飲んでVT・VFに急になるわけないし、ジギ後の除細動はVFリスク増大と昔習ったような・・・。というより、何でボンドカーの中に都合よくDefibrillatorがあるの?あれは、護身用かな、武器かな、他人を助けるためかな?しかも超小型で高性能のハズなのにケーブルのコネクションが外れてるとは・・それを財務担当の美人のEVAちゃんが突然現れパッと直すなんてのが・・スゴ。あんな何でもモニター可能なら、ボンドガールとのアバンチュール中の心拍数増加はどう反応して対応するのか?この超小型チップはミッションインポッシブル24のCTUより高性能だった・・・

あと、あのボンド君を裸にしての拷問には参ったね。こっちの@玉が爆発しそう。ボンド君の@玉潰しってのは、続編でのボンドガールにお気の毒なので止めて欲しい。数発激しく激突食らったのになんとも無かったボンド君は@玉まで日頃鍛え上げていたのだろうか?次回の24でバウアーが採用するかもしれないね、この@玉拷問。

まあ、色々あるけど非常に面白かった。

映画が終わって妻がボンド君をサイボーグなのか?と聞いたのには笑ってしまった。胸に貼り付けた電極から線が垂れ下がったままだったので勘違いしたらしい。幾ら居眠りしていたとは言いながら、あなたが医師の妻とは恥ずかしくて・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.12.23 13:08 |  生活 / くらし  |  murajun  | 推薦数 : 0

サンタはつらいよ

いよいよ クリスマス イブイブ・・・

私はクリスチャンではないが、クリスマスは嫌いでもない。でも子供達が大きくなるに従って、サンタさんの行動規範も変化していくことになり、要求するプレゼントの価格帯も次第に高くなってくるのはあまり嬉しくはない。世間の好景気に取り残され、逆行安の医療業界においては「サンタさんも景気が悪そうだ・・・」と伺っている。

13歳の娘はあまり言わなくなったが、10歳の娘はクリスマス プレゼントをかなり期待しているらしい。両親からのプレゼントとサンタさんからのプレゼントを使い分けする芸当を見せる。今年は、12月に入ってから「ボーリングのマイボールと靴」が欲しいとサンタさんに心の中で頼みだしたそうだ。上手くサンタさんに伝わらないといけないので我々にも一応伝えておく・・とのご様子だ。保護者としては法外な価格ではいけないので価格を下調べしてみるとバッグ込みでも全部で2万円しないのが揃うので、子供に成り代わってサンタさんにお願いしてみた。

パパからも頼んどくね・・と言ったらドウヤッテ頼むのか?と聞く。インターネットや携帯では無理だからアメリカの知ってる人に伝えてもらう事にしたよ・・・と答えたが信じてる風ではない。昔はフィンランドに住んでたはずだが、今じゃ映画「ポーラーエクスプレス」の影響からかサンタさんは北極に引っ越したようで手紙も北極宛にするのが主流になったとか・・ 

 

「どんなボールや靴の色が好きなのかは調べに来ないけど分かるのだろうか・・」と親をからかう様な質問を連発しだしたので手強い。「テストの点が悪いと持ってこないぞ・・」と言っても、「テストの成績は個人情報だから調べれるわけナイジャン」とキツイご返事だ。サンタ代理人から「ボーリングセットの配送OK」との内諾があり安心したのもつかの間、先日のテレビを見ていて「Wiiが欲しい欲しい欲しい、ボールや靴より欲しい。サンタさんに頼んでみて・・」と言い出した。診察中にも関わらずメール攻撃をかけてくる。「でも、どこも売り切れで並んでも買えないらしい。サンタさんはどこで手に入れるのかな・・ストラップは安全な太いのに変えるのかな・・」とウルサク疑問を繰り出してくる。

値段は大きく違わないが、サンタさん代理人からクリスマス前の入手不可能とのメール連絡が入った。しかし、サンタさんの友人の我々夫婦としては「Wii」を世界中から探し出してサンタさんに明日の深夜までに届けにきてもらわなくてはいけない。

と言う事で、サンタさんの助手数名にお願いをして現在鋭意探索中である。もしも手配可能になれば、ボーリングセットと急遽差し替えをお願いしなければならないが、タイムリミットは本日の夕方らしい。それ以降は北極を出発するので差し替え不可能らしいとサンタのアラスカ中継局からの連絡があった。手配がOKの場合には、ボールと靴は誕生日などの別のアニバーサリー向けに我々がサンタさんサイドから買い取りする手はずになっている。

さて、どうなりますことか・・・?

サンタさんもつらいですが、嬉しくもありますね・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.12.22 22:25 |  その他(一般)  |  murajun  | 推薦数 : 0

福岡発地域ドラマ 飛ばまし、今

今夜は、南の島のNHK地域制作ドラマを放送した。ロケされていた事は知っていたし、内容や役者にも興味もあったので、念のために録画までして観た。夜間透析の患者回診が終わり、さて・・・と構えた放送直前に、感冒の時間外の患者さんが来院され、ギリギリセーフであった。 

今回で5作目となる福岡発地域ドラマの舞台は北原白秋の故郷、水郷柳川市だった。

写真家として活躍を目指していた南海子(板谷由夏)が東京での生活に挫折し突然帰郷。地元で船頭をしている徹(中村俊介)、徹の兄でノリ漁師の実(入江雅人)、実の婚約者の由紀(瑞木りか)ら、幼なじみとの再会により、それぞれが抱える悩みに向き合うきっかけとなる。厳しい現実の中、懸命に生きる若者たちが“ふるさと”とそこに生きる人々にふれて成長していく姿を描くドラマだった。

 

期待以上に素晴らしい出来栄えだった。前半ビミョーにズレていた方言が後半ではシックリ行っていたし、「おにぎえ」「白秋祭」等の美しい祭りの情緒を織り込んで歴史ある地域の持つ魅力を表現する反面、観光や海苔漁など柳川を支える産業が抱え込む問題点も良く表現していた。大物脚本家、金子成人氏の作品というのもうなずける。

 

かつて私は、NHK福岡放送局が制作放送した「15年度の福岡発地域ドラマ 玄海 ~わたしの海へ~ 」を観て感動したことがある。今回も勝るとも劣らないドラマに仕上がった。NHKのテレビドラマのほとんどは東京・名古屋・大阪で作られている。地域の放送局が毎年1本ではあれドラマを定期的に制作するのは、福岡放送局のみである。地域発の取り組みが評価され、「玄海 ~わたしの海へ~」は第30回放送文化基金賞テレビドラマ番組本賞を受賞した。

 

朝の連続ドラマ小説も東京大阪放送局が交互に制作しているが、時には福岡などの地方放送局に任せてみてはどうだろうか南の島が舞台の連続ドラマを観ていると大阪の人が作った事を強く感じるが、今日の番組はとても自然だった。これなども、地方分権と同じで、地方の事情は地方に任せたほうが上手く行く例かもしれない。

いずれ、このドラマも全国放送が予定されていると聞いた。ブログの読者の中で思い出して観てくれる人がいると嬉しく思います。

でも上京する田舎の美人って、南海子のように東京で仕事をエサに悪い男に騙される事が多いもんね~ホント

 

読んでくれてどうもありがとう。

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