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Doctors Blog

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2006.11.29 22:50 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 1

時間外電話

今夜はレセプト作成で時間外まで忙しい、と言っても忙しいのは夕食もとらず頑張ってくれる事務の皆さんではあるが・・・ そんな中、今夜も時間外電話がこれまでに三件はいった。開業医としては決して多い訳ではなかろうが、ちょっと印象に残る電話が入ったので 記して自省の材料としたい。

まずは一件目。時間外にインフルエンザ予防接種希望のお電話だった。若い仕事を持っている女性で、予約なしの飛び込みであった。直接来院されたのであれば、あるいは受けていたのかも知れないが、今回は電話だったのでお断りした。やはり、「副作用の可能性のある予防接種を初診で時間外接種するわけにもいかんやろ・・」というのが理由だった。彼女は良く理解して、後日来院されることになった。同様の理由で、先週の土曜日の終了後にも別の方をお断りしていた。その時は、定期通院中の高血圧患者さんで、「時間外受診でついでに・・」の方であったが、少しの事件で倒産危機のある開業医なので、事故のリスクを職員にまでおわせるわけにも行かない。

次に二件目。この患者さんは、60代男性で自宅近くの大きな病院から約1年半前に転医されてきた。不整脈と弁不全を伴う中等度心不全の方だ。前医では強い抗不整脈剤が二剤併用されるなど結構な濃厚治療であったが、長年の治療にも関わらず「動悸や息切れ」が強く持続したため当院を受診された。精査後に処方を数種類減らし、以降は自覚症状がほぼ完全に消失していたのだが、今日の午後に一度電話がかかってきていた。「今朝まで全くどうも無くて調子よく、安心して昼過ぎまで知人と漁の手伝いをして少し無理したかもしれないが、その後から何度か少しフラッとする。前回受診した時に、血圧が低めだったので心配だ・・あさって旅行に行ってもいいだろうか?」ということだった。電話だけでは血圧が低いのか高いのかすら分からず、色々話をして明日の朝に来院されることになった。

そうしたら、夜になって私の緊急患者用携帯電話がなった。患者**のことだが、「・・・でフラッとしたが、どういう状態なのか?」と初めて聞く30代と思われる男性の声。「**さんのことでしょ?・・とお昼お電話してあった方でしょ?**さんとはお昼に色々お話して、電話だけでは分からないので明日おみえになるとのことでしたが・・」と言うと、「チョッとあんた、あんた誰?」と男性は酔っ払い風にテンション上げて聞いてきた。「院長の@です」とチョッとムッとして応えると、「態度わるいねあんた、喧嘩腰みたいな言い方やね・・」と言う。

そのあと患者さん本人と電話を変わり、結局それから来院されてきた。相当ストレスのかかった「時間外診察」だったが、スタッフが今夜はまだ残業で4~5人いたので、私は何時ものように慎重に丁寧に低血圧や脳障害やアダムスストークス症候群などの鑑別を行なった。結局、この男性が心配していた低血圧ではなく、むしろ漁の無理がかかり寒さも手伝い血圧が少し上昇しているためであったようだ。遠距離の患者さんで通院の便宜にと30日処方にしていたので変化がわかりづらい。どんなに丁寧に診察しても医療の現場においては「完全に問題ない」とは言い切れず、付いて来た息子らしい男性には「何をどう説明しても無駄」とも感じられたが、一応何時ものように丁寧に鑑別診断名を挙げながら説明した。私が丁寧に診察するので患者の男性は転医して来たのに・・・

しかし、「さっきはごめん」とも何にも息子が言わないので、全ての説明も終えた後、「さっきみたいな電話の仕方をしてくると、コッチはしっかり診察しようと思ってるのにガッカリするよ」と言ってやったら、相手も負けじと「こっちだってアンタが冷たい言い方したんでカッガリした。」と一歩も譲らない。患者の前だったのでそれ以上は言わなかったが、息子は最期になって「あんたが凄く丁寧なんでチョッと驚いた」とおっしゃった。結局謝りは一切しなかったものの「私に対する誤解」だけは解けたようだが、「コイツが将来患者でやってきたらお断りしたいな・・」と思った。初めての人からいきなり電話で「あんたの態度は悪いな・・」と時間外緊急電話で言われて私は非常にショックだった。私にも何か問題があったのであろう。今夜ゆっくり反省だけはしてみようと思う。開業医は苦情処理係も全て本人に関わってくるから逃げ場が無くてこんな時は辛いもんです。

最期は三件目。夫婦で午後にインフルエンザを接種されて帰られた。元校長で、さっきとうって変わって非常に穏やかで丁寧な物腰の方だ。もちろん普段からそうである。二件目の荒くれ息子が再度電話してきたのかと心配しながら電話に出たが、そうじゃなくてホッとした。内容は、夕方から発熱したというものだった。湿疹や気分不良や腫脹もなく、一過性の副作用としての発熱か風邪の初期症状か分からなかったが、全身症状は良く、日頃から良好な関係が出来ている患者さんなので、注意事項を説明して明日まで様子を見ていただくことにした。

事務の女性達がやっとレセプト作業を終了し帰宅の途についた。きっとお腹がグーグー言ってる事だろう。肌が荒れないといいのだが・・・

私も反省しながら帰宅する事とする。深夜に再びアイツが携帯に電話してこない事を祈りながら・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.11.29 17:30 |  その他(医療関連)  |  murajun  | 推薦数 : 0

調査終わって虚しさ残す

以前、「こんな調査は無駄じゃないか?」と記載した介護施設の「介護サービス情報の公開のための調査」が本日行われた。毎年12万円も払ってこんな調査を公表してもらわなくてもいいのだが、許認可権を持つ知事に逆らうと大変だ。せめて、談合汚職をしないで頂きたい。

 

この調査は、事業所の評価、格付け、画一化を行うものではありません。利用者の選択を支援することを目的として、全ての介護サービス事業所の比較検討が可能となるよう、標準化された項目について行うものです・・・・ と調査用紙の冒頭に書かれているが、調査が終わって虚しさばかりが残ってしまった。

 

まず、「画一化」を目指す以外の何物でもない調査項目になっている。全てが、マニュアルや会議記録や研修記録のヤマ。施設によっては、書類準備にかける時間で本業の介護が疎かになる状況の本末転倒状態だそうだ。「会議出席者の姓だけではダメ、フルネーム記載が無いので認めない・・」とか、威張り散らして帰っていった。

施設には、規模や地域環境、利用者の重症度特性、施設運営方針、職員のチームワークや経営者の考え方など様々な特徴があるが、この調査はそういった一切を排除した画一的なマニュアル人間によるマニュアル調査であると感じた。

比較検討の支援として約100項目を YES NO 記載するが、そんな調査しても職員の人柄や利用者への態度など全く反映されない。まさに利用者を混乱させ惑わす調査内容である。しかも、田舎の患者と同じで、殆どの認知症の利用者にとっての最優先事項は、「知人の口コミ」であり、それに最大の影響を与えるのが、職員の「活字に出来ない献身的な介護姿勢」であるはずだ

画一化を目指さないと言いつつ標準化された項目調査を行って、書類の有無だけを評価対象にする・・・・矛盾だらけの調査が終わって虚しさばかりが残ってしまった。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.11.29 12:55 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 1

忘年会しました

まだ紅葉真っ盛りの11月なのですが、当院の忘年会を早々と昨日行いました。例年12月も中旬を過ぎて行ってきましたが、しだいに参加人数が増え 田舎では会場がなかなかその時期に取れませんので、今年は余裕のあるこの時期にしました。今年は例年になく暖かい日が続き、まだ風邪で外来が混雑する前ですし、職員達も家族が風邪ひいてない落ち着いた時期なのでかえって好評だったようです。パートの厨房の方が数名欠席されましたが、総勢40名弱の会でした。診療所とデイサービス、それに門前薬局の方にも参加願い、理事である私の両親も参加しました。

職種が異なるため、一部の職員の意見もあって昨年は診療所とデイサービスを分けて二度の忘年会を行ったのですが、職員相互の密な交流のためにも矢張り合同開催が良かったようですし、何と言っても宴会は大勢の方が圧倒的に賑わいます。それに、単独開催だと日頃とのギャップが少なく、マンネリの感も無きにしも非ずでした。私も年末、講演会や勉強会などでかなり夜が潰れてしまいますから、お酒が苦手な事もあって 一回の方が正直助かります。

合同忘年会はデイサービスをオープンした一昨年以来の二度目ですが、今年はデイサービスの連中が日頃の「年寄り相手のレクレーションの出し物」を連発し、日頃おとなしい診療所スタッフの度肝を抜いてくれました。デイの職員には数名の天然芸能タレントが現在揃っておりまして、カラオケのほか持参のミュージックに合わせて延々三時間、ダンスとおどりと歌いっぱなしの状況でした。

オープニングは72歳になる母が、恥ずかしさも忘れて女性スタッフと掛け合い漫才を披露しました。もともとソロプチミストなどの隠し芸大会で活躍する母ですが、私は初めて生で見て生き生きしているのにビックリしました。80才になる父はデイサービスの施設長の役柄なのですが、平均年齢30歳の美人ぞろいの賑やかなスタッフに仮装させられ、一緒に手を繋いで踊らされたあげくにビールをラッパ飲みまでして、いつに無くチョッと興奮気味でした。職員には内緒の心臓の持病があるだけに、私は少しハラハラしながら眺めていましたが、「みんなありがとう・・」を連発する笑顔の父の姿を見て大変嬉しく感じました。経営的には楽ではありませんが、デイサービスをオープンして良かったと正直思いました。

 

賑やかなデイサービスのスタッフはとうとう私をも容赦なく引っ張り出そうとします。ここ3~4年は職員の前で歌ったり踊ったり騒いだりは完全に控えていたのですが、久しぶりの大賑わいに心が大きくなったのでしょう、とうとう歌ってしまいました。半分以上のスタッフは私の歌を初めて聞いたはずですが、あんまり上手なので全員がビックリしていたようです。

私がお酒が苦手で人数も多くなったので、二次会は診療所主催では行いませんでした。何名かは田舎の夜の街に繰り出したようですが、80%は子供のいる人妻達ですので明日の仕事に備えて帰宅したと思います。次の日は、デイサービスの監査の日でもありました。その準備はきちんと出来ているのでしょうか?

私は一人診療所に帰り、二時間ほど残した雑用仕事をこなしながら酔いを醒まし、若干の酒気帯び運転状態で自宅に帰りました。ゴメンナサイ・・・

我々の職場は「人」が全てですね。今現在、うちは本当に「人」に恵まれているな・・と大変嬉しく思えた夜でした。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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