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私の様な典型的な田舎の人間から見れば、東京は正に花の東京であります。一度も東京に住んだことはありませんし、医療も教育も住宅事情も実態は良く知りません。しかし、今夜の「NHKクローズアップ現代」を見て驚きました。今夜のテーマは、「学校選択制で学校が地域から消滅する」でした。国谷さんの美しい気品のあるお顔につい見とれて内容を把握するのが難しくなりますが、先日の足立区の問題は学校格差の入り口や初期症状かと思っていましたが、東京の選択性は6年を経過し、多くの区でなんと既に危機的状況に至っている様ですね。見ていて悲惨に思いました。
故郷を捨てて出て行った後に残る人口の少ない地方都市より、巨大都市「東京の中の落ちこぼれ地域」は数段悲惨だと感じました。何しろ、住んでる人にはほとんど責任も無いのに、地域を見捨ててエリア外の学校を選らんだ人々と同じ地区に将来も顔を合わせながら一緒に住み続けるのですから・・ いずれ、転居したりスラム化するのは、諸外国の例を見ても明らかです。アメリカでも、行き過ぎた選択制の付けとして、スラム地域の子供を一定数強制的に受け入れさせて行く制度がありました。少なくとも留学の時に住んでたエリアの公立校では・・
この問題、当然といえば当然です。充分に想定通りの歩みですが、「想定は目的」だったのでしょうか?「東京では多くの人が学校選択制に賛成している」とNHKは伝えていましたが、本当でしょうか?というより、それで良いんでしょうか?東京は無縁ですが、東京の混乱は日本の混乱を引き起こします。石原さんは、遊んでばかりの税金セレブを止めて、しっかりしてもらいたいですね・・と小嶋社長口調で言っておきたい。
ちょうど、自民党の復党問題と似ています。恵まれない無所属エリアに座っている議員の方々は、少々窮屈な事があるかもしれないけど「お金が沢山使えて賑やかで仲間も多いテレビにも出やすい」大規模自民エリア党にどうしても入学したい。いくら誘われても、「お金もなく先生も弱い未来もなくなりかねない淋しげな議員数を減らした」小規模民主エリア党や「地元自治会メンバー主体で運営する」零細国民エリア新党には入学したくない。大規模党以外の議員エリアは寂びれ荒廃し治安も悪くなり学校も統廃合の対象になる。復学願いを出すという腹切モノの屈辱をも耐えて、優秀な同級生がいる方に流れていくのは、エテシテありがちなことですね。
研修先のマッチングもしかり。自由選択制であれば、東京の中の更に中心部の綺麗な有名病院に田舎の大学生達が憧れて流れていくのは、日本の近代史を見れば充分に想定されたことであった。格差問題は、ほっとけば必ず拡大するのが社会の摂理であろう。そうすれば、弱者に諦めと不満と無気力が生じ、社会は再び大きなうねりを見せ始める。健全な良いうねりになればいいが、良貨を駆逐する悪貨のような不健全なうねりに変われば、日本も一流国から容易に転落してしまうだろう。
振り返って、開業医などの医療業界はどうであろう。ここ40年は国民皆保険制度とフリーアクセス制が存在したため、基本的には病院選択制が保障されてきた。ただ、交通手段や情報網が整備されていなかった時代には、自ずから自宅周辺からそれ程遠方の病院を選択する人は少なかっただけのことであろう。
今後、有益かどうかは別にして、医療機関の情報開示が進み交通網や通信網が更に発展すれば、フリーアクセスと全国共通料金が保証された医療機関は完全な選択制の時代を迎えるかもしれない。そうなれば、容易に閉院の運命を辿る医療機関は国内至る所に増加し、無医地区は珍しくもなくなるだろう。混雑する有力病院では「受診願いを文書にして**日までに提出して」、運営委員会が認めた患者さんだけを診察するシステムに変更されるかもしれない・・勿論、冗談と思っといて下さいね。
まあ、それまで運良く赤字を出さず開業医を出来て、無事に借金を子供に渡さずに健康にリタイア出来るかどうか不安な日々を過ごしていますが、「日本がアメリカの悪いところばかり真似しようとしている」ように見えてしまうのが一番不安です。
開業医の栄枯盛衰は昔からありました・・・
開業医選択制の風潮が更に拍車をかけるでしょう・・・トホホ
読んでくれてどうもありがとう。