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2006.11.21 19:00 |  お金 / 株  |  murajun  | 推薦数 : 5

m3の名を出すN證券

最近、日本の株は悲惨なことになっていますね。ヤッパリ、安倍政権ではダメなんでしょうか?

ところで、先頃「あおぞら銀行」の上場がありましたね。上場直前のある日突然、最大手N證券の営業マンが診療所にやって来た。受付で「先日の書類送付のお礼に伺いました」と言ったらしく、私はN証券から何の書類も受け取ってはいなかったが、その日に限ってタマタマ暇だったのでお会いした。そしたら受付スタッフの聞き違えか、「今後、情報提供書類など送ってもよいかを尋ねに訪問した」と言うではないか。紛らわしい事を言って無理やり面会にこぎつける営業手法を天下のN證券が取るはずはない・・・だろうと信じていたのに。

まず、「医療法人の今後の経営に私どもがお手伝いをしたい」と言われる。「ここはいつ開業したのか?借金はどれくらいか?利率は?固定か?他の金融資産運用は?」など初対面のクセして厚かましく診察室内で聞いてくる。職員も聞き耳を立てているハズだから適当に答えたが、ムカッと来て「そこまで初対面のアンタに答える必要ないよ」と言ってやった。

そしたら、「先生、m3サイトを利用してますか?そこにN証券のリンクがあるので内容をジックリ検討してみてください」と来た。「情報過多なので情報選別が大変なんで、N證券の情報より、2チャンネルの情報を私は信用するよ」と答えたら、「毎月こんなお役に立てる資料を送らせていただきますので個人情報のご記入を」と来た。隠すほどの情報は無いので、メルアドあげて「ここに目ぼしい情報があったらメールして・・」といったら、株屋は電話と手紙以外はコンタクトとってはいけないと言う。知らなかったが、電話の方がヨッポド記録に残らずやばいだろうに・・と思う。

さて、そんなあんなで粘ったN証券さんは、「先生、あおぞら銀行の上場をご存知ですよね。IPOはなかなか手に入らないんですが、今後のお付き合いのご挨拶として2000株だけですが何とか先生にはお分け出来ます。絶対上がる優良大型株と言われてますし、IPOってご存知でしょ。興味ありませんか?」とおっしゃる。株は堀江君ショック以来散々だし、多額の借金返済に苦しんでいる構造不況下の零細開業医なので、たった550円の2000株でも「少し調べたいから数日検討させてくれ」と言ったら、「今すぐ決めてもらわないといけません」と来た。「興味は無いわけじゃないが、IPOは現在どう転ぶかわからなくなってるし、いずれにしろ今すぐ株に出せるお金は全然無いよ」といって話を打ち切った。

帰り際、「今後も度々ご訪問させていただきます」と言ったので、「そんなに暇じゃないから困るよ、あおぞら銀行が50%位 直ぐに上がったら少し君を信用してあげるネ」と言ったら、「どうぞチャートを見ててください。絶対上がりますから・・」といってお帰りになった。

ふたを開けてみると、あおぞら銀行はIPO価格550円に対し、一度も520円まで達せずに20%マイナスの440円に達してしまった。今後、少し上がっては来るだろうが、「即決しろ」と言われた優良株も単にタイミングが悪かったとN証券はおっしゃるのであろう。

「医療法人経営のお役に立ちます」と言って帰った彼は、あれから何故か全く姿を見せない。株屋や経済学者は当らなくても理屈がこねられてお気楽だが、いくらIPOの売れ残りがあったからと言って、「素直で清らかな疑いを知らない開業医」を狙っての診察室での株の営業活動は遠慮していただきたい・・・と日経チャ-トを見ながら思う今日この頃である。

それにしても、あおぞら銀行はオリックスだった・・・買わなくて正解。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.11.21 15:14 |  海外留学  |  murajun  | 推薦数 : 1

留学FAX通信

私が3年余の留学を終えて帰国してから もう10年以上が経つが、当時 こんなブログがあったらきっと楽しかったであろうと思う。

留学というのは、たとえお金に余裕がなくても海外生活自体が楽しいもので、日本の医局にいる同級生や後輩達にも何となく色々話して聞かせたくなる。特に、自分の留学先が先輩からの引継ぎでなく新規だったりするとなおさらだ。つまり、自分の境遇に不思議と浮かれてしまうのだ。ネットの無かった時代には広く伝える手段は無かったから、伝えたくても伝えられなかった人も多かっただろう。高額な電話は論外だし、主にFAXや手紙が幅を利かせていた。

「自分の事を伝えたがる人間・・」というのが居るし、私もその一人だったと思う。せっせと留学先の街や大学や研究内容までFAXで医局宛に送付したが、所詮一方通行である。特定の人に宛てたFAXではなく、研究上の秘密に近い事も漏らすわけには行かず、初めての留学に浮かれた若い医師が定期的にFAXを送りつけてきていると感じられていたことだろう。たまに、帰国して医局に行くと、「フィラデルフィア通信」と名前のついた色あせた私のFAX用紙が医局の廊下の掲示板に張ってあって、ナンとも気恥ずかしい思いを何度かするうちに、とうとうFAX送付を辞めてしまった。自分で見ても、文章だけを並べたFAX通信は面白くないし、何と言っても「読者」が歓迎しているとは限らない。嫉妬している人も居るだろうし、馬鹿にしている人も居ただろう。何のリアクションも来ないFAX通信は、自分の事を好意的に見てない人にとっては、たとえ同僚であっても無意味なものだ。私は関係なかったが、教授選レースを数人がしている場合には、敵意を持って眺める人も居たかもしれない。その点、ブログは自分で開いて読みに行かなければ邪魔にはならないし、コメントもリアルタイムで寄せられる。結構なシステムだし、留学中の医師達がもっと多くの街から発信してもいいのではないかと思う。

 

今なら、写真入りでリアルタイムに「匂いと肌触り」以外は簡単に伝えられるし、時差すらブログでは不満にもならないので、さぞ楽しかろう・・と思う。しかし、留学の秘密の部分もオープンになり、「研究上の秘密」を暴露してアメリカ当局から逮捕されないようにする工夫も必要かもしれない。

まあ読む方としては個人を毎日フォローするのは親友でもない限り少々大変だから、個人的な意見ながら、世界各国に散らばる医師留学生が4~50人程、各自が月に2~3度ブログ更新してくれると楽しいブログサイトになるのではないかと思う。

留学FAX通信とやらをやっていた時代が、懐かしくも恥ずかしくも感じられる今日この頃だ。若い留学生の皆さん、将来の教授を目指して、あるいは大きな夢を抱いて留学生活も楽しんでください。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.11.21 12:18 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 1

看板倒れ の話

今朝の新聞折込広告に、A広告社の「地域医療マップ」が入ってきていた。市内の医療機関の所在地を地図にマークして場所が判り易く、受診しやすく工夫したものだ。皆さんの地域にも類似のものがあろうが、全て広告費用でまかなわれ全世帯に無料配布される。数年前に一度当院も広告したことがあったが、最近はこれに限らず電話帳も野立ても新聞も広告関係はほとんどお断りをしている。経費削減の為が第一の理由である。たとえ看板屋さんが来られても検討しないのでお会いしない事がほとんどになった。

その医療マップを見ながら、「以前から見ると随分広告する病院が減ったね・・どこも苦しいんだろうね、うちと同じで・・」という話をしていたら、母が「B広告社から来た看板の撤去費は高かったわね・・今まで撤去費なんて払った事あったかしら?」と言い出した。そういえば両親には、そのC社の看板の事は伝えた事は無かった。最近、と言ってもお願いしたのは3ヶ月も前だったが「C社の野立て看板」を2枚撤去した。B社に頼んだ撤去費用が10万円程度かかり、その請求書が経理も少し見ている母親の眼に留まったことから、医療マップに続いての話題になったのだ。

「あれは、取り付けしたC看板屋が夜逃げしてたんだ。」と初めて本当のことを伝えた。なにも隠していたわけじゃないし、伝えるタイミングが無かっただけだった。

もう、6年も前になる。ちょうど今頃の年の瀬に向かう季節であった。飛び込みで「C不動産社長」を名乗るDさんが診療所に来た。広告事業部を新規にはじめたので近所を開拓中でいい看板提案が色々ありますよ・・というDさんは社長と言うには侘しそうな貧相な雰囲気で、出した名刺もパソコン製作のカラー名刺であった。口は達者で地元事情にも詳しく、確かに「面白そうな場所」の野立て看板のプランを幾つも提案してきた。「通常リースでもOKですが、3年間契約を先払いだと2割程安く出来ます。」と言って、何度も愛想を振りまきながら足を運んできた。

当時は、まだ比較的多くの看板を当院も出していた時期であった。野立て看板は環境美化に反するため開業前は全く出したくなかったのだが、田舎の開業も既存開業医に固定化しやすい患者さんに振り向いてもらうため少しは必要だろうと、不承不承だしていたので、C社の提案する「いい場所に安く」という提案は、願ったり適ったりであったため契約する事にした。ちょっと不思議だったのは、「E地とF地を・・」と提案の中でいくつか指定すると「E地はいいですが、F地はダメでしたからG地を・・」と言ってくることだった。結局、E地とG地の2箇所に割安でお願いした。その他にも決して他社が持って来ないような魅力的な候補地が幾つもあったが、「地元に詳しい会社で、現在頑張って開拓中ですから・・」とのことであり、その時点では疑う程ではなかった。

しかし、小説みたいに不思議な事がいくつか続いた。

まず、E地の裏に住むという男性が当院に電話してきた。「自分は今入院中だが、看板はそこに立てたら他の人も困る・・許可は地主からもらったのか?」と、訳わからん事をいう。精神を病んでいるのかと心配したが、C社に連絡をしてその事を伝えた。電話に出たD社長は、「おかしなこと言う人ですね。私が話をつけておきます。」と答えたが、不思議な事にC社に電話すると必ずD社長が電話に直接出るか留守電になるかだった。

次に、G地の直ぐ近くに巨大看板が立って当院の看板が隠れて見えなくなった。広い敷地の両端にあって同じ地主の土地のように見えたのでD社長に苦情の電話をしたら、「おかしいですね。何も立てないと約束してたのにな・・」といって、交渉に行った?後に、あっさりと少し離れた別のH地に移転設置してくれる事になった。他の看板屋さんと、「C社はおかしいね・・」と話していたら、「そんな会社は知りませんね。最近始めたばかりでしょうね。」と言う始末。しかし、先払いしているために特にC社に連絡する事も無かった。

次は、設置から2年半が経過した時だった。突然、市役所の委託を受けた土木会社の現場責任者が電話してきた。当院通院中の患者さんの息子だったので好意的な対応だったが、「先生のところの看板、市有地に建てられていますよ。ご存知でしたか?許可も取られていないようなんですが・・」と切り出してきた。勿論、寝耳に水の話であった。「道路と水路工事のため、いずれにしろ撤去か移動が必要だ」と言う。看板でトラブルが生じた事は他社ではなく、非常に驚いたし、面倒な事になったと思った。

「それはリース物件のハズで、まだ契約の3年間が経ってないのでC社の持ち物の筈だから、それを当院で勝手に撤去は出来ないんじゃないのかな?」と苦し紛れに言ってみた。「それもそうですね、当方で連絡つけてみますので電話番号を教えてください。」というので、教えてあげたが「何時も留守番電話でメッセージを残しても連絡がつかない」という。こっちからもかけたが、やはり連絡がつかない。数日、連絡を繰り返しているうちに、電話自体が繋がらなくなってしまった。

他の看板屋さんに相談してみたら、「うちでも不審に思って調べてみたら、市有地や細切れ地を狙って看板を立てる詐欺に近い業者みたいで、既に行方をくらましたんじゃないですか」との事だった。確かに、当初奨めて来た場所のいくつかは、道路拡張工事中の空き地だったりして「そこOKなの?」と尋ねた事も何度かあったし、「あと3年間は大丈夫です」なんていう今思えば変な答え方をしたこともあった。そもそも最初のクレーム自体も「真っ当な苦情」であったわけだ。

結局、「看板屋が夜逃げして、詐欺商法に引っかかった可哀そうな開業医」という事になった訳だが、市としても開業医を悪者にもしにくいみたいで、工事の際に適当に邪魔にならない場所に移動してくれ、お詫びもせず撤去もせずに今後お金を払わずに済むことになった。調べてみたら、H地も別の町有地に建っていたが、付近に家もなく全く邪魔にもならなかったみたいで苦情が入る事は無かった。しかし、保険はかかっていないし診療所の不名誉になるかもしれないので気分が悪かった。台風が来て、移動したE地の看板が傾いたし、6年もたって色褪せても来たので、馴染みのB社に相談して今回の撤去になった訳である。考えてみれば、2箇所の看板を3年間無料で市有地に無断で立てていた事になる。

このC社は結局D社長単独の会社だったのだろう。実態はあったので架空会社ではなく、実績も幾つも見せられたし実際に看板も約束通りにたった。しかし、地代を誤魔化していた詐欺には変わるまい。多くの医院の看板が先行して契約されていたが、全てが詐欺だったかは知らない。しかし、年末が差し迫って切羽詰って「疑いを知らない清らかな開業医」を騙しに来たのだろう。実害は全く無かったとはいえ、なんとも後味の悪い話であった。

地方の看板屋さんはどこも苦しそうで、空き看板が目立つ。年の瀬を迎えボーナスシーズンになったが、医療業界の不況が地方の看板屋さんを直撃しているそうで、今後こんな「夜逃げ看板屋」が全国に現れるかもしれない。どうぞお気をつけ下さい。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2006.11.21 01:39 |  趣味  |  murajun  | 推薦数 : 2

感謝です~う

ブログを始めて約一ヶ月になりますが、ずっとアクセス数とやらが150~250程度で、100行かない日も何日もありました。ちょうど、開業したての頃、患者数が1日10人も行かない日が続いた頃を思い出すようです。このブログは、私的なアルバム感覚で始めましたから、いつの日か子供達だけでも読んで父親を理解してくれればいいや・・という気持ちで書いていますので、読者が多すぎても恥ずかしくなってしまいます。

そしたら、ある日突然アクセス数が倍の600になったかと思ったら数日のうちに1000を超える日が出て、とうとう最高2700を数える日が出ました。私は、急に増えだしたので何かネット上で変な事が起こったのではないか?と、恐ろしくなってきました。これが噂の「ブログの炎上」か?と疑いましたが、政府批判もあからさまにした覚えもありません。

そこでまず、怖くなった私はキーワード検索をかけてみて、このブログ名がどこかで批判の対象になってはいまいか?と勘ぐってみましたが、何にも検索に引っかかりません。それで、私の使っているコンピューターがイカレタのかな?と疑ってみました。確かにNorton2007を入れてから動きが重たすぎて変ではありますが、アクセス数が一週間もたたないうちに10倍になるとは信じられません。私は2~3日というもの非常に不安で、始めたばかりのブログを辞めようかと思った時、m3ブログ画面を見て我が目を疑いました。

なんと、私の記事「久しぶりの湯布院(2)」が推薦ランキングの下のほうに顔を出していました。よく見ると、「医師による推薦数」とありますので医師だけが推薦権を持っているのでしょう、「医療時事問題」がランクインの上位の大半を占めているように思われます。何となく、m3の掲示板の医療行政・医療過誤のカテゴリーが引っ越してきた感じの記事が推薦ランキング上位に行くように見えますがどうなんでしょう。

そんな中、医療問題と全く無関係の「家族の休日」の記事なのに、毎日推薦数が少しずつ増えて行きます。恐らく、推薦ランキング入りした事で、アクセス数が急増したのだろうと判った次第です。しかし、湯布院(1)と(3)の方が自分としては想い出に残るエピソードであったにも関わらず、全く推薦が伸びないのは何故なのか?よく判りません。恐らく、ブログのシステム上、ダイレクトに推薦記事のみに飛んでしまうので、前後の記事にまでは注目が届きにくいのであろうと思います。ともあれ、全くランクインを期待してなかったにもかかわらず、想い出記録アルバム的ブログの記事の一部であっても「推薦」頂けたのは大変嬉しく、皆さんに感謝いたします。

今後もランクインは特に意識せず、私的アルバム風ブログを続けたいと思っています。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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