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下の娘の文化祭が昨日行われた。度重なる事件の影響からか娘の学校のセキュリティーは年々厳しくなってきている。今年は、あらかじめ関係者に配られていた入場券を提示できない人は、入り口で記名する事を求められた。また、出口では入場券が回収され他人に渡せなく配慮されていた。毎年、校内で飲食物の臨時売店があったが今年は何故か無かった。少し味気ない感じがしてしまうが、この学校は数年前に一度全国的に広く報道された事件に巻き込まれた事がある。私が学生の頃は、他の学校の文化祭に突撃してお目当ての女の子の劇などを見るのが楽しみだったが、時代が変わってきてしまったのだろうか?
それもあって、文化祭といっても我が子の作品を見てしまうと後はする事がなくなってしまう。毎年少しずつ娘の成長が作品に反映されると感じているので欠かさず見に行っている。絵や書道などは、私の子供の頃が明らかに熱心であったために決して上手とは誉められないが、「俳句」に関しては驚いた。クラスの殆どの子供達が9月の林間学校の楽しそうな句を季語などお構いなしに作品にしていたが、娘の作品は充分に「俳句」の態を成していた。
ナカナカ・・・オヤバカ・・・
時々どこで覚えたのか、雰囲気の悪い「若者言葉」を口にすることもある小柄な娘。「もう少ししたらお風呂に一緒に入ってあげないからね・・」って私をからかってくれる。しかし、幾ら幼かろうと、幾ら成績が思うように伸びなかろうと、今の時点でこの俳句を詠んでくれれば充分だと感じた。一緒に見に行った上の娘も同じように感じたようだ。
そして今日のお昼前。診察と診察の僅かな間に私はラジオのイヤホンを通して耳を傾けた。何度目か・・もう聞き逃したかもしれないと諦めかかったその時、娘の名前がラジオから流れた。
イヤホンを耳にしながら目頭が潤んでいるのを職員の誰かは気付いたかもしれない。たった、30秒にも満たない娘の作品の発表。学年で数名の選考結果と放送予定を数ヶ月前に聞いてはいたが、内容は知らなかった。
今日は非常に忙しい日だったが、娘の発表を僅かなチャンスの中でラジオで聴けたことを感謝したい。娘には、このまま優しい人に育っていって欲しいと願っている。
読んでくれてどうもありがとう。
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