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ところが、である。件の上海リフレッシュツアー敢行後の家内は、寝た子を覚ましたかのごとく、次なる手を繰り出してきた。それが、アラン デュカスなる御仁のイベントだった。
私は、この「アラン」という名前を知らない。アラ~ン、というと若いオネエチャンを思い出すが、このアランさんは、東京にシャネルブランドFrenchレストランを出店したフランス料理界の巨匠らしい。奨め上手のソムリエに押され、一人5~6万円の出費は覚悟しなきゃならないところナンザ、やはり超美人のアラ~ンさんに引けは取らないらしい。
妻が行きたがっているのは、アランさんが京都山科の世界遺産、醍醐寺の座敷で秋のある夜に、丹精こめたFrenchを振舞うイベントなのである。勿論、ガイドブックには載らないし、ネット検索も引っかからない。私は、妻が別のアラン君の所へ行くのでは?と少し心配だ。
醍醐寺は晩年の太閤秀吉がまつさんなどを呼んだ花見の茶会などで有名なお寺であるが、五重の塔はみごとだ。下鴨神社や厳島神社の東儀やエンヤのコンサート、奈良東大寺でのコンサートやオペラなど、世界遺産を利用したイベントは少なくないけれど、お寺の座敷でFrenchをいただくのは、どうなんだろうか? Frenchは夜の座敷には似合いまへんエ・・と私は思うのだが、そのうち妻に尋ねてみたい、「味はどうだったか?」と。シドロモドロな答えが返ってこない事を祈っている。
読んでくれてどうもありがとう。
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