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奈良の妊婦「18病院たらいまわし?」事件が報道されたばかり。福島の前置胎盤剥離事故以外にも伏線は沢山あるんですね。そう、奈良にも・・・・・
奈良県のもっと大きな公的基幹病院の医師や職員総出で妊婦を助けようとして上手く行かず、不当にも「異状死」扱いとされ、結局今年の3月に福島に引き続いて警察介入で書類送検された事件がありました。もう忘れましたか? あまり、今回マスコミ報道されていませんが、奈良県の産婦人科医にとって年内に2度も大きな納得いかない医療過誤報道がなされると、誰だって萎縮しますよね。きっと今回の事件の大きな伏線だったんだと感じます。
パイロットの仕事も大変でしょう。きっと、どんな仕事も大変でしょう。しかし、救急医療は少し誤解されてますよね、一般の方には。私は、もっと救急医療にたずさわる医師の仕事を知ってもらう努力をすべきだと思うんです。
嵐や台風の迫り来る際、安全第一に飛行機は欠航しますよね。船も運休し、最近では電車やバスや高速道路も止まってしまいます。地震があると一旦列車や車を止めて点検してから運行再開です。台風で停電しても、電力会社は風が少し治まってから修理に向かいます。戦争だって、天候が悪いと一時停戦したりします。それは、仕事としては当たり前だと思うんです。誰もブツブツは言っても、大きな声で文句を言う人は極めて少ないでしょう。
救急医療はどうでしょう? 例えはキレイではありませんが、重症患者が搬送された途端、まるで嵐に遭遇した状態ではないでしょうか? いわば、救急担当の医師は台風が迫ってきてから飛び立つ飛行機のパイロットだと思うんです。どんなに雨風が強くても、是非直ちに運ばなければならない患者が乗り込んでくれば、私達は飛び立たない訳には行きませんよね。安全のために明日まで待って下さい・・って言えません、例え本物の台風や地震の時でも。嵐の中を必死の思いでテイクオフしてもダッチロールしてエアポケットに沈んで、失速墜落の危機を乗り越え、時には北に向かう予定が南に進路を変え、燃料が持ちそうに無いと緊急着陸を試みる。たまには、外見は立派でも無茶苦茶整備不良の飛行機を操縦せざるを得ませんね。でも、何とか殆どの場合は途中から視界が開けてきて、遠くに滑走路が見えだして、ユラユラしながらもタッチダウン出来るんです。晴れた空に気持ちよく飛び立つフライトなんて存在しないんですね、救急の現場には。
もし大都会の飛行場なら、大型ジェット機なら悪天候であっても計器飛行や管制塔も手助けしてくれ、何とかやれる確率が高いし、着陸時には相当数のレスキュー隊が滑走路に集結してくれます。そういう意味では、大都会東京の一流病院なら大抵の天候でも比較的安全に飛行機を飛ばせるかもしれません。それでも、嵐の中のフライトは極めて危険です。
しかし僻地医療の現場はというと・・・ これは、小型プロペラ機を悪天候の中で無理して飛ばせと言われてるようなもんです。相当な経験があっても一人で視界不良の中で目的地に管制塔からの誘導も無く、無事にたどり着くのは極めて難しい。ハッキリ言って、飛ばなくてもよいなら誰も飛びません。しかし、医療の現場では、どんなに悪天候であっても社会が運休を許してくれなくなっています。しかも、初期の大西洋横断の際のリンドバーグみたいに、墜落を避けるためには眠る事も出来ずに根性だけで・・・ 「翼よあれが街の灯だ・・」って、毎回ひやひやものです。 開業医は僻地勤務医ほどではないでしょうが、家族や職員の人生を背負っているので矢張りヒヤヒヤなんですね。一応、ほとんどの場合には飛ぶ距離が短いフライトばかりなんで何とか嵐の中でも飛び上がるわけですが・・・・
だから、救急医療は辞めさせてくれ・・と言う訳じゃないんですね、皆さんは。他の人が避難する程の状況下で飛び立つ姿に気付いて欲しい、認めて欲しいんだと感じます。
読んでくれてどうもありがとう。
コメント
コメント一覧
最近の医療の現場は大変ですよね。一生懸命にしておられると思います。しかし、入院治療中の患者さんが納得いかない死に方をしたというケースも結構あるようです。今回の出産時のケースでは、思い込みなくもっと注意深く観察し、他医の意見を受け容れてCT検査をしていれば結果が違ったかもしれません。それに、受け入れ先を探す間の処置がなされていなかったとの報道もありました。もしそれが事実なら十分に反省すべきことと思います。
しかし、最近医師及び看護士の過不足が報道されていますが、実際にそのことが解消されないと安心した手応えのある医療は難しいと思います。必要な人数の医療従事者の確保と生活の保証が必要ですし、そのためにも行政側に(医療費削減も大事かも分かりませんが)真剣に考えてもらいたいと思います。
また、教育の現場でもそうなんですが、生徒や父兄の権利意識の高まり(権利・人権は大事なんですが)で、父兄のちょっとしたクレームにも過剰に反応する。結果保守的になり、別の面で異常な言動として出てしまう。のではと思います。
同じことで医療では開業医が手術をしなくなったと聞いています。
いろんな社会状況のなかで、医療も教育も衝突や墜落をしないように細心の注意をはらいながら低空飛行をしているようで、高い所を飛んで全体を見まわせるようになったらもっと安心した医療・教育が出来るのではと考えます。
全く初めての投稿でとりとめのない分かりづらい文章になったと思います。ご容赦ください。
先生の今後のご健康とご活躍を祈念いたします。
masa
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