asahi.comに「開業医の質」認定制度創設という記事が載っていました。
これって、日医が提唱しているホームドクターとは、違う制度なのでしょうか?
この記事から、「開業医の質の担保の仕組みが乏しいことが患者の大病院志向に拍車をかけ、各地の総合病院に軽症患者が押しかける要因とみられている」とは、よくわからない意見である。
この文からすると、開業医は質が悪いようにとれる。開業するときには、自分に自信があるから開業するわけであって、質が悪いという理由がよくわからない。
私も専門医です。これだけでは、開業医の質と示すことにはならないのでしょうか?
また、私は、田舎に開業していますので、いろんな病気を診ています。もちろん、専門外の疾患もたくさんあります。そのような疾患を診るうえでは、専門医に比べると質は落ちるでしょう。しかし、患者さんにそのことを説明しても、当院で治療を希望される人も多いのです。もちろん、田舎ですので、病院も多くありません。専門医を受診するには、アクセスが悪いこともあるでしょう。
専門以外の疾患を診るときの方が、緊張します。それなりのリスクを伴うわけですから、慎重です。勉強もしなければいけないし、いつでも最新の情報を入手しなければいけません。
権威のある方に、認めてもらわなくても、慕ってもらえる患者さんのために一生懸命頑張るだけです。
お偉い方、机上の制度ばっかり考えないようにしてください。
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新臨床研修になって、「35のよくある症状」など、具体的に目標を決めて、何でも初期対応のできるように研修医を教育し始めたのは、画期的な改革でした。これら若い医師の質は、確実に底上げされつつあると感じます。
新臨床制度を終えて、大学に戻ったり専門医資格を取ったりして専門家になろうとする若い医師も多いでしょうが、プライマリ/総合診療/家庭医療医になり地域に密着した「お医者さん」になりたいと思う医師も多いはず。これらの医師に向上心・自尊心・達成感を与えるために、このような認定制度は非常に役立つことでしょう。もちろん、我々古い世代の医師も、専門以外の患者も診る者は全員、最低限この資格を取得・維持できるように勉強するべきでしょう。
もともと、専門医と一般医の比率は4~3:6~7が適正とされ、これまでの日本が一般医をきちんと育ててこなかったことが歪(いびつ)な診療報酬制度や患者意識を生んできた根源とさえいえます。
医療崩壊を立て直すには、専門医と一般医の比率の見直しが必須です。そのためにも、このような認定制度を支持します。プライマリケア学会・家庭医療学会・総合診療学会の3学会が統合されるのは画期的な快挙であり、関係者にこころからの敬意を表します。
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