舌癌の手術は、約8時間を要しました。運良く、舌の約1/3と下顎骨は温存できたということでした。
術後が、気管切開してあり、声も出ない状態でしたので、親父の苦しみは、表情のみでしか理解できませんでした。
翌日の15日まで、親父に付き合いました。
その後は、休暇を取った弟にバトンタッチ。私は、16日より何もなかったかのように、診療を開始しました。
週末ごとに親父の見舞いに通いました。
徐々に体につながれているチューブ類は、はずされ、歩行も可能となりました。最終的には、気管切開部分も閉鎖されたのですが、声を出すことはできませんでした。
舌がないとしゃべれないし、食事の飲み込みもうまくできないのです。
コミュニケーションも取れないし、食事もほとんど流動食のようなものじゃないとできないという、つらい生活が続いたのです。
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