昨日の日経新聞の「暮らしの悩みプロが答える」という欄に顔のシミが気になる。失敗例も聞きます。美容整形を受ける際の注意点を教えてください、という相談が載っていました。
消費生活センターの人が回答をしているのですが、回答の内容に?マークではありません。
?マークは、この「美容整形」という言葉です。
我々整形外科医は、
「鼻と高く出来ますか?」
「二重に出来ますか?」
などと相談されます。運動器を扱う整形外科医の認知度が低いのかも知れませんが、このように美容整形という言葉があるからだと思います。
ウキペディアで「美容整形」を検索しますと、美容外科に転送されます。やっぱりきちんとしたところは、美容整形という言葉を使わないんだとうれしくなります。美容外科は、標榜科目になっていますが、この美容整形という科はないのです。しかし、残念な事に、読み進んでいる間に、「美容整形の若年化」「海外における整形事情」なる項目があり、がっかりしてしまいます。
次に、Googleで「美容整形」を検索すると、美容整形・美容外科 高○クリニックなどの有名なクリニックがたくさんヒットします。このように医療機関が、美容整形と使用していると、我々整形外科医が、間違えられるのも仕方ないかもしれません。
これではいかんということで、勇気を振り絞って「辞林21」(1993年発行、三省堂)を引いてみました。たいへん悔しいことですが、「美容整形」-容貌や容姿を美しくするために、外科的処置・手術を行うこと、と説明が載っていました。完全にノックダウンです。
整形と言った時に、美容外科ではなく、「運動器の整形外科」というイメージをつけるために、もっと整形外科医は立ち上がりましょう!
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