2007.01.27 05:52 |  仕事 / 職場  |  医療事故  |  生活 / くらし  |  bonehead  | 推薦数 : 0

裁判始まる

福島県立大野病院の産婦人科医の不当逮捕事件の裁判が始まりました。

今後の日本の医療がどのようになるかとても大事な裁判だと考えています。しかし、新聞の取り上げ方が少ないような気がします。今の医療がどのようになっている国民にきちんと知らしめるために、正確に報道していただきたいものです。

私が購読している地方紙は、昨日の夕刊に記事がありましたが、本日の朝刊にはありません。総合版(朝刊のみ)には、どのような扱われているか心配です。

地元の地方紙、福島民友のホームページをみてみても、その扱いは、わずかしかありません。

http://www.minyu-net.com/news/news/0126/news10.html

もうひとつ購読している、日本経済新聞には、まったく記事がありません。経済に関係なから載せないのかもしれませんが、いつも医療費削減政策のアドバルーン的記事を出す新聞としては、きちんと今の医療の状況を国民に知らしめる義務はあると思います。

まだまだ裁判は始まったばっかりですが、この裁判を通じて、日本国民に今の医療をもっと理解していただきたいと思います。

 

しかし、新聞の中で気になるのが、「胎盤を手術用はさみではがす剥離を続けた」と書いてあることです。これを読んだ一般の方は、はさみで切ったというように思われるのではないでしょうか。我々外科医は、はさみで切るような事はしません。はさみをはさみとして使うのは、縫合糸を切るときでしょうか。手術で用いる時のはさみの使い方は、組織の中にはさみを入れ開くのです。そうすると結合の弱い組織が引き裂かれます。そうすることによって血管や神経を傷めないのです。

 

昨日の誤診の話の続きですが、

患者さんのお嫁さんを良く知っていますので、家内が電話をしました。そうしたらお嫁さんは、「先生が、もし、頬骨弓の骨折があっても心配要らない。という説明を聞いていたので心配しなくても良いよ、」と言われたそうである。

この話を聞いて少し救われた気持ちになりました。しかし、噂は、どこまで広がっているのでしょうか?

 

 

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