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机上での草案が実行に移され、現場の手と頭で処理される情報の過程を取り入れると、全ての事柄に見直しが必要なことは当たり前である。
始める前は何が良いかは分からないので、草案段階で物言いは付けにくいが、結果だけを見れば分かり易きは当然で、目立ち易い悪い面を取り上げて、厳しく責任を追求する側やそれを逃れるべくなすりあう姿は、教育上望まれる形では無さそうだ。
約20年前の母校は、全国80大学医学部の最重大評価項目である、医師国家試験合格率において、数回最下位になったことがある。もちろんマスメディアで叩かれ、学生への発破はエスカレートする。
最下位を逃れた年は、この機運を維持向上するために「本年度からカリキュラムを変更する。」と伝えられ、最下位に舞い戻った年には、この状況を打破すべく「本年度はカリキュラムを抜本的に変更する。」と結果的には毎年カリキュラムが変更された。
これまで4年生でやっていたことが3年生に前倒しになったり、その逆もあったりして、教官も少なかった状況もあるのだが、法医学が未履修になりかけ詰め込みの集中講義がなされた。
シワ寄せは常に末端で起こる。
随分前にテレビ寺子屋という番組があって、講師の吉岡たすくさんが小学校低学年の授業で、読書感想を問う場面が紹介されていた。
先生 : ハ~イ、それでは、この本を読んだ感想を言えるひと~!
生徒たち : ハーイ、ハァーイ、ハーイ
先生 : じゃ、○○くんどうぞ。
○○くん : ぼくは主人公がとっても素晴らしいと思いました。
先生 : ハ~イ、よく出来ました。そのほかに?
生徒たち : ハーイ、ハァーイ、ハーイ
先生 : じゃ、次は△△さんどうぞ。
△△さん : わたしも主人公の様になれたら良いなって思いました。
先生 : ハ~イ、よく出来ました。そのほかに?
生徒たち : ハイ、ハァーイ、ハーイ
先生 : じゃ、次は□□さんどうぞ。
□□さん : ぼくならあの場面でこうやって見たい思いました。
先生 : う~ん。それはちょっと違うかな~。…。
(目を細めて、ドスの聞いた声でもう一度読み返して下さい。)
決まり切った大人の枠組みも、時代の成り行きと共に見直す部分はあると思う。