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日本医事新報は元来読んでいない。大学を辞めたいと思ったときに図書館で後ろから少し読んだ事がある。No.4303(2006年10月14日)のプラタナスとの欄に、九大の第二外科教授を2002年に退官され、九州中央病院長に就任された杉町先生の寄稿があった(そのコピーが廻って来た)。
寄稿の表題がタイトルの如きで、赴任直後に赤字経営が25年続いている病院にも拘らず、目標と生甲斐を失い眼の輝きを無くした医師が多いことに気付かれ、医局の掲示板に以下の訓示を張り出されたそうです。
(1)人間としての基本的マナーが欠落し、謙虚でない医師
(2)患者に対して誠実ではなく、協調性に欠ける医師
(3)専門的な知識・技術が不足しており、向上意欲の乏しい医師
(4)経営改善に貢献しない、利己的な医師
医師との記載箇所を職員(社員)に代えて読み直して見ると、当然に頷ける事が記されている様ですし、杉町先生は掲示するに当たり、病院(企業)の運命を左右する専門集団としての、資質や人柄、やる気を求めるための掲示にしたいとの願いがあったとの事です。
資質や人柄は本人の生まれ持った性格や才能と、これまでの道のりで形成された人格に宿るところであり、やる気は雇用主と雇用人の関係や昨今の医療業界への風評が含まれる様ですし、立ち去りを決断される先生方に問うと答えが見つかり易いかも知れません。
次の問題として、読んだ(読み返す)医師や職員(社員)がどのように受け止めるのか。おおまかなタイプ分けすると、
A.当てはまる節があり、一発奮起する。
B.当てはまる節が多すぎて、罪業妄想を起こす。
C.当てはまる節から、同僚の顔を思い浮かべる。
D.当てはまる節から、同僚と傷口を舐め合う。
E.当てはまる節はお互い様と、医師を経営陣と読み替える。
ざ〜っと上げてこんな感じで、更にそれらの解釈を進めますが、
→若き日の自分を思い出し、プロ道へ突き進むために独学を始めるか、良く分かっている人に師事するパターン。
→名指しをされていないので、若き日の自分に戻れないと嘆く必要はありません。相談相手は同僚ではなく上司であるが、コーチングを身に付けていないと現状を見抜けないばかりか、怒りの鉄拳を振るったり、励ましたりで現場は大混乱。
→持っていた棚が小さくなったため大人の闇市に出向き、自分を上げる大き目のやつを6200円で購入してきたヒト。この棚が他人から見えている事に気が付いて居ないので、近頃の若者への苦言も呈することもしばしばアリ。
→ゆでガエル現象(変化が怖い。今が楽しい。チャレンジ精神が無い)が、信念を曲げない根幹であれば、会社の終わりの始まりになるかも。
→お客から言わせると、どっちもどっち。恐らく呼び名を含めて「患者様」をこよなく愛している施設に間違いなし。
ゴールどんはどのタイプに属するのか?って言える訳無いでしょう!過日丁寧にシーリングされた掲示板が医局を始め院内に掲示されていました。ヒュ〜、北風は身に染みるな〜。褒められるとちょっとした木だって案外上手に登るタイプなんだけど…。
「あれ?君いつまで居るの?」って聞かれそうな気がしないでも無いのです。