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新しい絵本が病棟に入荷した。「わたしは顔をお日さまに向けるのが大好きです。」から始まり、全ての文言が短文化され、「○○が大好きです」で締めくくられた、色彩豊かな絵本です。
認知能力が低下すると、これまで出来ていた事が出来なくなる。その代表が物忘れであるが、昨日食べた晩御飯のおかずを思い出せないのではなく、晩御飯を食べたことを忘れてしまうから、下膳直後に「ごはんくれ~」となる。
物忘れを不安に感じ、現状を知られまいとの感情から、言葉数も少なくなるが、膝を合わせこの本を一緒に読んで行くうちに、表情が豊かになり、声を出して読めるようになったのである。認知症の母のために、その娘が作ったから素晴らしい。
以前配られた医師会の小冊子に、老人の心理特性なるものが記されていた。
①忘れっぽい(関心が薄くなる?)。
②イライラし易い(能力の低下を自覚していないので、神経質になる)。
③自己中心的でなかなか主張を譲らない(聞き入れる余裕が無い)。
④昔のことを話したがる(他人に自分を認めてもらうため)。
⑤愚痴っぽい(他人を認めたがらない)。
⑥古い習慣に拘る(新しい学習が困難)。
⑦他人との交際を億劫がる(自信が無いので避ける)。
⑧疑い深く保守的である。
⑨自分の苦労話をしたがる(何回言っても聴いてあげる事が、当人のストレス軽減につながるが、聴く方は…)。
⑩つまらないものを集めたがる(これまでの生活習慣から。現代の若者が高齢化した際は、これらの収集癖は無いことが予測される)。
その当時にこれは良い!と思って、新入職員のオリエンテーションで使ったが、自己紹介している気持ちになった。
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