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ようやく順番が廻って来た。つぶらで澄んだ瞳には、全くの汚れも感じられない。少女は見るからに、私よりも10歳以上若い。小柄な体に柔らかな皮膚。おもむろに衣服をまくり上げるが、少しの抵抗も無い。体に触れたことが少し恥ずかしかったのか、白い歯がキラリと光った。そして、背中にそっと手を伸ばした…。
『よっし、お口開けられるかなー。あーん。』
「あーん。あーん。」母の声。
『大丈夫荒れていませんねー。じゃあ、横に行ってジュースゴックンして来てねー。』
見知らぬ人が訪れる住民健診の類は、レジデント時代の献血を含め多少の経験があるが、小児の予防接種は初めてでした。ちょうど一番下の息子が、ポリオを2日前にやって来ていたので、現場の雰囲気を尋ねた。「ただ診察して、ポチョンって口に入れるだけや。」“ご主人”からのご指導であった。やっぱり、インターネットは便利ですわ。昭和50-52年生まれの、保護者に抗体保有率が低いことを質問され、答えることも出来ました。良かったー。
本日の接種に付き添っていたお父さんは一人だけ。男親としては、接種スケージュルを組んで、健康管理に勤めている母の愛情を感じました。おしまい。
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