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drpion / 2007.10.15 20:15 / 推薦数 : 0
早いもので、カロリンスカに通勤するようになって4週目に入りました。
状況は、、、少なくとも少しずつは前進していると思われます。
今日からエリックがHuddingeからもどってきました。
7時半ミーテイング、回診。
今日はエリックの内視鏡の手術が3件あります。
1件目が終了したところで病棟に戻ると、看護師さんが、
「今、マグヌスがら電話があって、前立腺全摘に入って欲しいって言ってたわよ。」
と言ってくれました。
すぐにオペ室に戻り、手洗いをしてマグヌスが登場するのを待ちます。
現れたマグヌスは
「もう始めてていいよ。」
なんてのんきなことを言っていますが、流石に出来るとはいえ、異国の地で一人で開腹するのはためらわれます。
マグヌスが手袋をして術野に立って、何も言わずにいきなり電メスで皮膚切開。
早いのなんのって。この前は学生さんがいたからゆっくりだったけれど今回は私とさしです。
骨盤の手術なので、術者であるマグヌスが患者さんの左側に立ちます。
あっという間にレチウス腔(膀胱前腔)が展開され、endopelvic fasciaが露出。
右側を切開して、前立腺の右側面を剥離すると、いきなり、
「逆側をやって。」
と言われました。
いきなり術者交替になるなんて、予想もしていなかったけれど、嬉しくてるんるんで左側を同じように剥離しました。
その後はまた交替しましたが、糸結びもしたし、役目は十分に果たすことができました。
でも、自分が慣れているやり方とはやはり違うので、相手がいつ、何を、どうやりたいのか、また好みを把握して、次回はもっと術者に気分良くやってもらいたいと思います。
前立腺の剥離も、マグヌスは早い時点で膀胱を開け、順行性にがんがん剥離しますし、止血も殆どしないで後回し。腹壁を閉じるのも、今までは結紮縫合だったのですが、ここでは、連続縫合、それも2重の糸で行います。こんな感じですから2時間なんて絶対にかかりません。
オペ中は看護師さんとスキーの話ばかりしていて、こちらは緊張しているので、全く頭に入らず。ときどきのジョークは多少、、。膀胱と尿道を吻合する際、尿道にあらかじめ数針の糸を掛けておくのですが、どこにかけたかわかり易くするために、先に色のビニールのついたモスキートで糸を把持しておくのですが、看護師さんが、「次は何色?」と聞くと、「Röding」(スウエーデンの魚の名前。それに対し、Rödは赤のこと)など、くだらないジョークを飛ばしています。
次の内視鏡の手術は、これもいきなりエリックが、
「手洗う?」と聞いてきて、、、。
前半少しやらせてもらいました。
ちょっと大げさですが、「術者プチデビュー」ってことで、嬉しかったです。
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neo-adjubantも施行されていない通常の症例であれば、3時間で終われば上等だと思います。手術時間が長くなればどうしても出血量もそれなりに増えますし、、、4時間以内であれば問題ではないのではないでしょうか。dvcの処理、神経温存、尿道切断までは確かにかなり気を使います。その後は精嚢腺をきれいに前立腺と一塊にして剥離することと、膀胱頚部を出来るだけ温存することに気をつけながらもハイペースで進めるようにしています。
radicalityに関しては、手術適応になるような症例であれば、svとapex付近が問題となるところですね。apexの形態は個人差が大きいので、注意が必要ですね。いうまでもないことですが、術者の力量に加え、第一助手によっても手術時間は変わりますよね。丁寧かつリズムがあれば多少の時間の延長は気にしなくてもよいのでは。やはり安全かつ良質な手術が一番ですから。
こちらカロリンスカでは殆どがロボット(ダビンチ)手術になっています。アメリカではすでに6-7割くらいはダビンチで、残りは開腹、ラパロは殆どないそうです。内視鏡操作といってもダビンチは見事な3Dで開腹に近い操作になります。このダビンチでも3時間程度で終わりますので、開腹手術でもそのくらいで終われば理想的ではあるのですが。
早期発見が可能な現在、おっしゃるようにQOLは大きな問題です。尿失禁は勿論のこと、日本人はあまり要望として出ない(言えない?)のですが、こちらにいるとEDはかなり重要という印象です。
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