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ダイアナの死から10年

drpion / 2007.08.31 06:17 / 推薦数 : 2

丁度10年前、1997年8月31日は週末であったと記憶しています。

Stockholm、Sveavägenにある外国人研究者のためのアパートに私は住んでいました。

近くのスーパーに買い物に出かけたときに、号外でダイアナの死を知りました。
体がこわばるほどのショックを覚えました。

teenagerの頃、ダイアナの結婚式を見て、自分にも白馬の王子様がいつか現れるに違いないと夢をふくらませました。当時流行ったダイアナカットも経験しました。

 



それなのに、こんな形で彼女が命を失うとは、、、。

 

母の棺に付き添う王子の姿が不憫に思えました。




あれから10年、王子たちも大きく成長し、今日、王子たちの企画した記念式典が行われました。

 

世論を鑑みてカミラ夫人は出席を取りやめたということです。

 

享年36歳、でも、だからこそ人々の心の中にいつまでも鮮やかに生き続けるのかもしれません。

 

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スウエーデンにおけるODA

drpion / 2007.08.29 07:23 / 推薦数 : 5

本日ストックホルムは10度、とても寒いです。秋を飛び越えて初冬?コートやマフラーを身に着けている人々も見掛けました。日本の暑さがうらやましいと言ったら怒られそう?

Vi slopar biståndet till Kina och Vietnam
「中国とベトナムへの援助中止」


昨日、biståndminister(対外支援担当大臣)の記者会見があり、bistånd所謂ODAの支援対象国を現在の70カ国から33カ国に減らすとのことで、とりわけ、中国への支援中止がクローズアップされていました。

Biståndは通常の発展途上国支援に加えて、大災害が起こった場合などにも支出されます。スウエーデンはGNPの1%をbiståndの目標額としており、Utrikesdepartementet(外務省)系列の組織であるSwedish International Development Cooperation Agency(Sida)がおよそ3分の2を取り扱っています。

Utrikesdepartementetにはutrikesminister(外務大臣)を含め3人の大臣がおり、そのうちの一人がbiståndministerで、現在はGunilla Carlssonという女性の大臣です。

記者会見によると、今後のスウエーデンの方針としては、戦争、HIV/AIDS、飢餓に苦しむアフリカ地域、貧困、民主主義に問題のある東欧諸国に重点をおき、平和、安全保障、民主主義、平等を目指すということでした。その後の大臣がTV出演して、「この目標を達成するためには、必要のないものは切り捨てる必要がある。」ということで、とりわけ中国に対しては、「オリンピックを開催できるような国はもはや援助が必要であると判断しない。」、「未だに多くの貧困層が存在するものの、富裕層も存在するのだから、貧困層は中国国民自身がサポートするべきだ。」という見解を示していました。

中国に対する2005年における援助総額は1756.88mUSDであり、これは中国のGNPの0.08%にあたります。このうち、日本からその60%にあたる1064mUSDが支援されています。2位のドイツは255mUSD、3位のフランスが154mUSDと続き、スウエーデンは第16位で0.57%にあたる10mUSDを支援しています。これをクローネに換算すると75071061クローネとなり、2005年度の対外援助総額が約200億クローネですから、約4%にあたる額です。

日本と比較してみると、日本の2005年におけるODA拠出額が13100mUSDでそのうち対中援助額はおよそ8%にあたる1064.27mUSDとなっています。但しこれには貸付が含まれます。

日本でも対中援助を北京五輪を持って打ち切る議論がありますが、問題は山積みのようです。日本は敗戦後の1946年から5年間、約50億ドルのODA援助を受け、1954年からは既にODA拠出国となっています。近年の中国の発展を鑑みれば、スウエーデン政府の決断は妥当と考えられれ、潔さを感じてしまいました。


http://www.ud.se
http://www.sida.se

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1995年以来、スウエーデンにおけるアルコール消費量は30%も上昇し、若い女性の暴飲が近年最も問題となっているとのこと(8月22日付Metro)。

2006年のデータによれば、スウエーデン人女性が1年間に消費するアルコールの量は、純アルコールにして、6.1リットル。これは、ワイン43.3本、アルコール濃度およそ40%(ウオッカなど)のアルコール210ミリリットル、starköl(約4.5%以上)98リットル、 folköl(約2.8%)8.5リットルにあたります。これに対して、スウエーデン人男性においては、純アルコールにして13.6リットル、そしてこれはワイン38.9本、アルコール濃度およそ40%(ウオッカなど)のアルコール959ミリリットル、starköl(約4.5%以上)18リットル、 folköl(約2.8%)26リットルにあたります。

これを1996年のデータと比較すると、女性におけるワインの消費量は95%上昇、starkölは13%上昇、男性においては、ワインは46%上昇、starkölは88%上昇であるそうです。

最近2年間で、18歳から24歳の若い女性のアルコール消費量はおよそ50%の増加を示しており、それに伴ってアルコールに起因する疾患、また、アルコールの絡んだ暴力、交通事故も増えているとのことです。

スウエーデンでは、Systembolagetという国営の酒屋のみが独占的にアルコールを販売することができ(3.5%までのビールは通常のスーパーで購入可能)、この組織の弊害が取り沙汰されてきています。元来、Systembolagetはアルコールの消費量を制限するために始まったものですが、現在はこの特殊な酒屋のためにむしろ人々は余分にアルコールを買う傾向にあるように思われます。現在、この酒屋は土曜日は最も遅くまで開いているところで午後3時、日曜日、休日は閉店するため、アルコールを買うことができません。私が初めてスウエーデンに来たのはおよそ10年前の1996年ですが、当時は土曜日は開いていませんでした。また、現在では、自分でお酒を手にとって選べるお店が主流になってきましたが、当時は番号札を取ってカタログ番号から選ぶお店がほとんどでした。金曜日や祝日前になると数百人待ちは普通のことでした。お休み前になると、かちゃかちゃとビンが音を立てる沢山のアルコールのビンの入った袋を下げ家路につく人を今でも多くみかけます。Systembolagetの存在のためにアルコールが特殊な意味を持ってしまっているのではないかなと思っています。また、必要以上に、予備のアルコールを買うため、酔っ払って更に飲むという可能性もあります。

女性のアルコール消費量の増加のほとんどがワインである訳ですが、この原因の一つに箱ワインの存在が上げられると思います。スウエーデンでは750ミリリットルボトルに加えて、3リットル入りの箱ワインが非常に人気があります。箱ワインから飲むと、自分がどれだけ飲んだのか良くわからなくなってしまうのですよね。

学生、研修医の頃は私も良く飲みました。
ウイスキーの一気飲みをして、翌朝教授回診に遅れた挙句、あまりのアルコール臭さで謹慎したことも。だからスウエーデン人のこともあまり批判はできないけれど、他人のお世話にならずに自宅へ帰ることだけは欠かしたことがなかったことは、ちょっとだけ自慢(?)できます(家に入った途端にすごいことになったりしましたが、、、。)。

流石に最近はあまり飲みませんが、、、日本にいた時はたまに飲みすぎることもあったかな?(ご迷惑を掛けた方々、ごめんなさい。)

今は特別な事情がない限りは、金曜日か土曜日に限定して少しだけ飲みます。しょっちゅう飲むとあまり特別な感じがしないけれど、週末だけ飲むようにすると何だか特別で素敵な気分になれます。アルコールとは上手に付き合って行きたいですね。

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現在、ストックホルムのアパートの値段が急上昇しています。

「不動産の値段が過去最高に:1平米あたり70000クローネは珍しくない」という見出しの新聞記事です。

 

今年の5月と6月の価格を比較した表です。
Östermalmはストックホルムの中でも高級アパートの多い地域です。
また、Vasastan、Kungsholmenはストックホルムの中心で人気の高い地域になります。

因みに私はKungsholmenに住んでいますが、5月には1平米あたりの平均が54164クローナであったものが、6月には2.6%上昇の55609クローネとなっています。


 

このグラフを見てください。
約2年前からの価格の上昇を示しています。
Kungsholmenでは、今年の初めには1平米あたり約45000クローネでした。半年後の現在は約55000クローネですから、20%以上の価格上昇ということになります。

先日、私のお隣さんのゲイカップルが、アパートを売り引っ越していったのですが、1平米あたり73000クローネだと言っていました。

政府はじりじりと銀行利子を上げてきていますが、それでも不動産の値段は上昇し続けており、所謂、バブルとも言われますが、スウエーデン人も移民もこぞってストックホルムを目指しているため、市内の不動産は稀少であるようです。しかし、ロンドンはそれ以上だという話ですね。

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IKEA

drpion / 2007.08.20 05:37 / 推薦数 : 1
IKEAと言えば今や日本人も知っている人は多いでしょうが、IKEAの創始者が誰かということを知っている人は少ないかもしれません。

数日前に、IKEAの創始者、Ingvar Kampradのインタビュー番組をテレビで放映していました。

1926年、スウエーデン、Smålandの生まれ、現在御年81歳にして未だばりばりの現役。2007年のForbes誌によると、世界で第4番目の富豪とのことです。

IKEAの名は、Ingvarのイニシャルに、Ingvarの生まれた農場の名、Elmtaryd(現在はÄlmtarydと書く)、その近くの村Agunnarydの頭文字をとったものです。

彼には3人の息子がいますが、誰一人として彼の跡を継ぐ気はないようです。彼のパッションは、「万人のための廉価な家具」にあり、従って、IKEAでのサービス、例えば、レストランやカフェなどからの利益は考えていないと。スウエーデンIKEAで支払いを済ませると出口に10クローネでホットドッグと飲み物のセットが買えるスタンドがあります。外食は非常に高いスウエーデンですが、これは破格。そういえばアメリカのIKEAでは1ドルでホットドッグを売っていました。これがIngvarの信念なんだそうです。私は日本のIKEAには行ったことがないのですが、どんな価格設定なのでしょうか。

少し前に、スウエーデンの一般家庭の家具の40%がIKEAの家具になったという記事を読んだことがあります。IKEAの家具だらけでもつまらないですが、IKEAのデコレーションを見るといろいろと勉強になりますね。

Ingvarは現在でも年に200日以上は世界を飛び回っているそうです。一説にはエコノミークラスしか使わないということですが、本当なんでしょうか?贅沢家でないことは確かのようです。ただ、プログラムでも、「良い家庭人、、父親であったかどうか?」という質問には複雑な反応で、「良い父親ではなかった。孫のことは大好きだが、一緒にいると緊張してしまう。孫は写真で見るのが一番だ。」と答えていました。

Ingvarはでdeslexiaだったなんて知りませんでした。そういえば、どこかの王様もそうだったような。

余談ですが、IKEAのことを、アメリカ方面では「アイケア」と発音しますよね。IKEAはスウエーデンがオリジナルということを考えれば、スウエーデン語の発音にしたがった「イケア」が正しいものと思われます。

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病院での勤務許可がおりました。

drpion / 2007.08.16 22:46 / 推薦数 : 0

数日前に国家試験の結果をスウエーデンにおける所謂、厚生労働省に送付していました。

めでたく今日、勤務許可がおりました。

これで、大学病院泌尿器科の教授ともう一度話をして、実際の勤務が始まることになります。

第2(第3?)外国語での勤務なので、医学用語はこれから勉強しなければならないし、大きなプレッシャーを感じています。

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STDと避妊

drpion / 2007.08.15 21:19 / 推薦数 : 4

1ヶ月ほど前の新聞に、スウエーデンにおけるHIV増加の記事が載っていました。
2007年上半期で、HIVの新患者数は252人で、この20年間で最高だということです。

STD(性病)は好きではないけれど、一応私も泌尿器科医のはしくれとしていろいろと意見を持っています。

スウエーデンにおける避妊の方法はほとんどが女性主導の低容量ピル。
スウエーデン女性はフェミニズムを意識している人が多く、とてもたくましくて強い。望まない妊娠を避けるために、男性まかせのコンドームではなく、思春期以降ピルを内服することを彼女たちは当然のことのように考えています。

最近スウエーデンで、自分がHIVに感染しているという認識がありながら、200人近くの女性と関係を持った、その名も「Hot Boy」が逮捕されたというニュースがありました。少なくとも今までに2人が感染したということです。そういえば10年くらい前にも同じようなニュースがストックホルムでありました。

このポスターは最近ストックホルムの地下鉄に貼ってあったものです。

「Det är skönare utan klamydia」というのは、「クラミジアなしの方が気持ちが良い。」というような意味です。


周囲の目が気になりましたが、職業柄どうしてもカメラに収めたくて、恥ずかしい思いをしながら撮影しました。

それにしても、このポスターすごくないですか?
圧倒されてしまいました。

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EUの医師免許まであと少し

drpion / 2007.08.08 04:09 / 推薦数 : 1

先週に受験した国家試験の結果が判明し、最終的な成績の通知を受けました。なんと最も良い優で合格することができました。

今までずっとスウエーデン語ばかりで、もういやになってきていただけに、嬉しいの半分、何だか複雑な気持ちです。EUの医師免許取得に際しての最も大きなハードルのうちのひとつが語学でしたので、それをクリアーしたことになります。それなのに、どちらかというと気持ちは落ち込み気味です。

国家試験の成績表をSocialstyrelsen(日本でいう厚生労働省)へ送付すれば、臨床でのprovsjänstgöring(試験勤務)の許可が下ります。ただ、勤務先は自分で探さなければいけませんし、それは教育機関病院でなければなりません。

EU/EES外で医師免許を取得した医師については、専門医を取得し、それ以降相当期間の臨床経験がある医師とそうでない医師とでは、医師免許取得までの経路が異なります。

私の場合は、日本で専門医を取得した以降の臨床従事期間については問題はありませんでした。しかし、その間同時に主として研究に従事していた期間が長かったため、一旦帰国しての臨床能力のブラッシュアップを望み、今年3月までの日本での勤務という経過を踏むことになりました。日本では、短期間に多くの経験を積むために肉体的には厳しい時間であったし、スウエーデン到着後の国家試験対策も短期間詰め込みだったため大変辛いものでした。

自身への負荷という意味においても、EU医師免許取得の経過においても、今回の国家試験への合格は大きな価値があります。今後は、一応試験勤務の内諾を貰っている病院がありますので、近々、そちらでの勤務開始となりそうです。

 http://drpion.exblog.jp/

 

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