再び、コンサートのお知らせです。
今回、郵送やメールでご案内をしましたので、その内容を転記しておこうと思います。
コンサートのご案内:シューベルト「冬の旅」全24曲(リートデュオによる)
朝晩の冷え込みが厳しいこの頃、お鍋が恋しい季節になりました。
浅田豊さんと毎年続けてきた7回目のシューベルティアーデ『ツアー』は、おかげさまで、横浜(綱島・アウディオペーデ)、八ヶ岳(音楽ホールセレナーデ)、そして当院(2Fフォーラム宙)にて、無事演奏を全うすることができました。来場していただいた方々にはお礼を申し上げます。
そして、もう一回、
今年で4回目の「冬の旅」全曲演奏会を年末に行います。
〜私が悲しみを歌うと、それは愛になった〜(シューベルト)
未曾有の東日本大震災から8ヶ月あまり経ちました。この特別な時に、シューベルトの歌曲の中でも特別な「冬の旅」を歌うことの意味を問い続け、浅田豊さんと各地で歌う中で、少しずつですが、深めてきました。
今回は、2年前、当院で行いました河野克典さんとのジョイントコンサートにて「冬の旅」のピアノを演奏された、松山優香さんとの『リートデュオ』による、「冬の旅」です。
以下のサイトに、チラシと松山さんのメッセージがあります。
『リートデュオ』への思い、「冬の旅」の意味、そして私たちが今この歌を歌うことへの思いが、迫ってきます。
どうぞお読みください。
日時:2011年12月23日(金) 会場15時、開演15時30分
所:あげつまクリニック2階Forum宙 星の部屋
ピアノ:松山優香 歌:揚妻広隆
会費:2000円 定員:40名(要予約)
連絡先:あげつまクリニックForum宙 0565-25-2588(fax&☎)
(留守が多いので留守電に、お名前、ご用件、連絡先をお願いいたします。)
12月23日、会場で皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。
2011年11月 揚妻広隆
http://blog.m3.com/Aget-KNKblog/20111113/12_23_
http://blog.m3.com/Aget-KNKblog/20111108/2


H&KとのギュンターヴァントのLP騒ぎ以来、H&Kとは縁を切り、LPに関してお世話になっているベーランプラッテさんから、2ヶ月ほど前から予約していたフルヴェンの未発表音源によるモノーラルレコード14枚組が届いた。
今聴いているが、キングレコードのヴァントの録音とはさすがに違った古いもので、それは仕方がないが、なんだか、高音が強調されちょっとがっかり。写真にあるのと別の、オルトフォンのモノラル専用カートリッジをオルトフォンアームに装着したガラード301プレーヤーで聴き直しているがあまりいい音ではない。木管楽器などソロの音はいいが、オケ全体特に弦はシャリシャリ。日本製でない180gのビニールレコードの、ほこり収集力はものすごく、またそりも結構あって、まあ、海外製は仕方がないのかなあと思った。
週末にかけて、しかし演奏はいいので聞いてみようとおもう。バイロイト祝祭管弦楽団のフルヴェンの第九は私が高校時代になんども聴きまくった。そのLPが私のクラシック音楽熱に火をつけたと言っても過言ではない。
翌日、さらに聴き進めると、3枚目の1954年田園はとても素晴らしい。1-2枚目の田園、運命(1940年代録音)と比べ、録音の質も違うようで、元のシャリシャリ感が減っている。システムも、Sound&Parts(以下SP)社のドイツ製フィールドスピーカーを4本配した「4発」のトールタイプから、25年選手のジェンセンフィールド型スピーカシステム(JensenM-20フィールド・ランシング802)に変更して聞くと、なかなか聞ける音になった。(SP社の名誉のためにいえば、後でSP社のシステムに戻してみたがこの田園はやはり録音がいいようで、いい音で聞けた。)
ここからはかなり趣味的な話になるが・・・
SPUーA(Mono)ーMono専用トランスを配したSP社のプリアンプ、同社のPX25PP(monox2)パワーアンプを介して、ShindoLabo社のオリジナルジェンセンフィールドウーファ+WesternElectricのホーンが付いた、昔の家具調テレビみたいな幅広のケースに入った2ウエイスピーカシステムでフルヴェンの1950年前後の演奏のLPを聴いてみる。SPフィールド4発を2年前に購入してからはあまり聞かなかったジェンセンも、こうした古い演奏のLPを聴くのはいいようだ。
この週末は外来後は余裕があるので、コンサートの礼状をかきながら、作ったCDを荷造りしながら、昼はフルヴェン、夜は、そう、ヌーボーを飲みながらマイケルエヴァンスのピアノトリオを聴いてみようか(もちろんジャズはSP社のフィールド4発でなくては)。
あ、来週の外来の予習もしなくては・・・そんなに優雅なことはありあえないか・・・
歌曲、とりわけドイツ・リートは、ピアノパートが音楽上の重要な要素を占めていると考えられ、それ故にピアニストの責務も多大であります。しかも、歌曲の優れた歌い手程、ピアノパートを重要視する傾向にあるようです。歌とピアノ、どちらが主という関係性ではなく、_かつてはよくそうだったのですが、「歌手と伴奏者」という関係ではなく_両者が対等に音楽に寄与し、時にはぶつかり合い、時には溶け合って、音楽を綾のように形作る「リート・デュオ」という形態は、詩を媒体とした一種の室内楽と言えます。
歌手とピアニストはお互いに合わせようとするのではなく、同じ理想のもとに、同じ方向を向きながらひたすら進んでいくのです。しかしながらそこには、言葉には出来ない感応のやり取りが存在し、極めて繊細な衝撃が与えられ、受け取られながら、一音一句に対する多彩な色彩、表現のニュアンスが生まれることになります。それはまるで、歌手の分身がピアノを奏で、或いはピアニストの分身が歌うかのような無類の一体感によって出来上がった芸術であり、こうした「リート・デュオ」を成功させている演奏に出会う度、リートの世界の素晴らしさを再認識させられます。そして又私自身もそうしたリート・デュオを目指しながら歩んでいるピアニストの一人です。
_神々が愛する者は若く召される(メナンドロス)_シューベルトはそんな、神に愛された者の一人でした。取り分けその死を目前に書かれた「冬の旅」は、シューベルトをして人の喜びと悲しみ、人の生と死、就中それらが意味することへの提示、言い換えれば芸術と言うものの本質が表されています。メナンドロス流に少々穿った言い方をするならば、シューベルトの芸術とはまさに神授されたもの、と考えるのです。この曲集を作曲中、シューベルトが死を強く意識した_「メメント・モリ」(死を想え)_ことは疑いのない事実です。しかし、このイタリア・ルネサンス期の知識人座右の銘「メメント・モリ」は同時に「生を想う」ではないでしょうか。
深い悲しみに襲われた2011年という年が、間もなく終わろうとしています。私達は「冬の旅」を通じ、生と死の浸透し合う響きの中に引き入れられ、魂の暗い深みに入り込まざるを得ません。しかしそのことはもう一度生の意味に深く思いを致すよすがになるに違いないと思うのです。
松山優香
*** 以下、松山さんの紹介です ***
松山 優香 まつやま・ゆか ピアノ
ドイツ国立カールスルーエ音楽大学大学院主席卒業。
ピアノを手塚敏子、日高正枝、ゲルハルト・ベルゲ、ヤン・ホラーク、エリツク・ハイドシェツク、バリーナ=チェルニー・ステファンスカの各氏に、「デュオの為のリート」におけるピアノ奏法を白共光子、ハルトムート・ヘルの両氏に師事。
ソロ、室内楽等でドイツをはじめ、ヨーロッパ各地で数多くの演奏会に出演。
リートピアニストとしては、 世界的女流歌手エレナ・オブラスツォワ女史との共演をはじめ、シュテファン・ゲンツ氏等、ディートリヒ・フイッシヤー=ディースカウの後継者と呼ばれる歌手らと次々に共演、話題を集めた。
1998年よりドイツの新進バリトン歌手ウルリッヒ・ヴアント氏とリート・デュオを組み定期的に演奏活動を行う傍ら、これまでにエリザベート・シュヴアルツコプフ、ジェラール・スゼ一、ローラント・へルマン各氏の助手も務めている。
SBC音楽祭特別伴奏者賞受賞。
ミュンヘン国際音楽コンクール公式伴奏者。
又、2000年に行われたセニガリア国際ピアノコンクール (イタリア)では、 日本を代衰する審査員として招聘されている。
2004年ドイツ/ベルリン本拠地において、ベルリンフィルメンバーと共演、好評を博した。
2008年ルーマニア国際音楽祭招聘アーティスト。
2011年ベルリン、ケルン他で行われた日独交流150周年記念演奏会に招聘される。
東京二期会ピアニスト
毎回自演、自録、自作でコンサートのCDを作成している。
0)準備:録音のマイク設定・録音機などは大変だが、ここでは省略。またゆっくり書きたい。練習中に何度か試験録音。
1)録音:本番前20分ぐらいから4台の録音機をスタート、コンサート終了まで録音しっぱなし。今回は録画も2台、全部一人で準備。 毎回1-2台は録音失敗するが、今年は全部成功。
2)編集:録音した内容を、Samplitudeでノーマライズ(音圧を0dbまで上げる)ことしかしない。何も加えず、・・・何もひかず・・・と言いたいところだが、そういうわけにはいかない、録音の時点ですでに多くの要素が減ってしまっているが、それはやむを得ない(もちろん、マイクやマイクアンプにも十分注意はしている)。後で述べる1bitがかなり補ってくれる気がする。
今回はSamplitudeというソフトでMackieのオーディオインタフェース兼ミキサーを通してPCにPCM94kHz/32bitで6ch録音し、音のバランスだけ調節し、ミックスダウン、それがVersionAだったが、それよりもKorgMR1000 という1bit録音それも周波数5.MHzというSACDよりさらに倍の周波数の録音で入れたものをマスターにした(VersionC)。結果的に16bit/44,1kHzのCDになってしまうが、1bit録音の天井感のない空気感のよさはアナログディスクに通じる、従来のPCM録音とは次元が違う感じがしている。
3)CDマスター作成:その44/1kHz/16bitの音源を、曲ごとに切って、1枚のディスクに書き込む、ここまでがSamplitudeでの仕事。そのCDをiTuneに読み込み、プレイリストを作り、各曲の名前を入れる。その後、もう一度プレイリストからCDを作り、それがマスターCDになる。作ったCDをiTuneに読み込むときに曲名をネットのDBに送っておいたので、私のCDを手に入れた人は、iTuneにつなげば曲名はネットから探してきてつけてくれる・・・ はず。
4)CDコピー:ここ2年ほどは、以下の7連奏コピーマシンでマスターCDをコピーし、ラベル面はエプソンのインクジェットで1枚ずつ作っていた。
コピーマシンができる前は、PCのこイー機能を使っての作業で非常な手間、それはこのコピーマシンで格段に楽になった。HD内蔵で、1枚分読み込んでから、取り出し、見えているドライブ全部に書き込みが行われる。前のデータも読み込めるらしいが、やり方がわからず毎回読み込んでいる。
5)ラベル印刷:ラベルの印刷は大変で、コピーマシンで作った、2枚組を別々に印刷するのだが、2008年の印刷の時には2枚組で、ラベルと内容が逆になって20枚ほど無駄にしたことがある。また、1枚づつ印刷するので、プリンタの前から離れられず、時間の無駄。
今回、(1年以上前から悩んでいたが、とうとう)、財務大臣に頼み込んで、Epsonの PP50 という自動で音源部コピーとラベル印刷ができる優れものを、コンサート翌日に届くように注文。このマシンは同時に2種類のCD盤面を印刷することも可能。
この大きさはすごく、中くらいのレーザプリンタサイズ。重さも20kgもあり、設置にひと苦労。院長室のiMac横に仮設した。またファンのおともすごい。しかしこの使いやすさと印刷の確実性・品質は格別。PP50で音源まで書き込むことは通常せず、上記の7連奏マシンを使うが、印刷だけ見ても連続50枚をいったん指示しておけば無人で印刷してくれる。(アームが動いて、印刷機を行き来する姿は、感動もの)
早速昨年のCDがほぼなくなったので、焼き直した!
妻には、そんなにたくさん印刷しても在庫抱えるんでは、と皮肉を言われた。確かに50枚も印刷しても売れないかなあと思う。
6)ラベル面デザインは長男:毎年長男がイラストを担当してくれており、今年も音源は焼き込みができ、盤面イラストを待つだけ。
今後、過去7回分のCDを焼き直し、全集を作っていこうと思う。
ちなみに過去のラベル面は以下の通り。なかなかいいデザインだと、身内だが思う。
<<ラベル面展覧会>>

今年は「冬の旅」イヤーとなりました。浅田さんとの3回の全曲演奏会を終えて、まだ余韻が残っていますが
ピアノは東京のピアニスト、当院ですでに2名のプロの「冬の旅」をひいていただいている
追って、松山さんのコメントや、プロフィールを載せますが、まずは、チラシを載せておきます。
今回は1時間遅めの
です。
皆様ぜひお越しください。

例によってコンサート翌日はクリニックに泊まっていただいた浅田さんと一緒に来年の選曲。
選曲風景の写真はこれ。

iTunesにすべて入れてある2つのシューベルト全集から曲を出して聞きながら、スイスから送ってもらった、未完のシューベルト全集の楽譜を見ながらの選曲。
例によって、私はほとんど知らない曲を、浅田さんから提案して頂き、みんな良い曲だとだとまた惚れ直す。本当に浅田さんはシューベルトが好きなのだと実感。
これまでにおよそ140曲の歌曲を歌ってきた。浅田さんは、シューベルトの歌曲は全部で600を越えると言われます。まだ3合目にも至っていない!でもせっかくここまで来たから、是非全曲演奏を目指して長く続けていきたい。
来年のプログラムは
メインは 白鳥の歌 前半7曲(レルシュタープの詩)
1ステージは リュッケルトの詩による7曲全曲
2ステは、ゲーテの詩による、ミニヨンに関わる数曲
3ステージは ゲーテの他の詩による曲と、シラーの死による曲、それにマイヤーホーファーも、と考えている。
また、八ヶ岳では詩人の川杉さん・画家のそまさんとの「コラボ」のコンサートも考えています。
予定はまだ決定ではないですが
10/20関東方面
10/27八ヶ岳(八ヶ岳で来年も行うことは決定)
11/3当院
の方向で準備中です。
これからも皆さん宜しくお願いします。
浅田さんも!
10/22横浜、10/29八ヶ岳と歌ってきた、「冬の旅」の旅も最後を迎え、11/3(木・文化の日)は、本拠地にて最終公演を開催した。
前日が水曜で1日診療のため、火曜日の午後外来の中山先生と交代して頂き、わたしは水曜日の午後から、練習。浅田さんが昼過ぎに来訪、午後、いつものようにほぼ全曲通しながら、細かい確認。
11/2の夜は恒例のいま亭さんでの夕食。
11/3朝10時にクリニックに、午前も半分ほど歌って練習、12時にはお弁当を食べて、演奏に備える、毎度のことだが、他の開催地では、それぞれ主催の方々にお世話になるが、自院でやる場合は自分たちでやらないといけない。お花の準備、会場の椅子並べ・・そしてわたしは録音と録画の準備。
そして、14:30、あげつまクリニックでの「冬の旅」コンサートが始まった。例年になく、それぞれの公演で声の調子を保って歌えたのは自分でも驚きだったが、今回はその中でももっとも調子が良かったようにおもう。
細かい言葉のニュアンスやピアノとの掛け合いなど、思ったように表現ができた。今までで最も調子がいいコンサートだった。
患者さまなどが多いことから、24曲通しではなく、前半12曲、後半12曲と分けて、途中小休憩を挟んでのコンサート。約80分を歌いきった。
いろんなうれしい感想を頂いた。
いろんなかたがいらしてくれて、それもうれしかった。駐車場整理、受付のお手伝いをしていただいた医療関係の方々にも感謝。それに、とても大事なことだが、この1年練習にほぼ毎週来ていただき、音取り、あわせをしてくださったピアニストの村上由紀さんにも感謝したい。村上さんとは2月のNovalis(シュミッドリーさんの講座)以来、本番で演奏していない。またチャンスがあれば、お願いしたい。
余韻がまだ抜けない状態で、打ち上げは家族と浅田さんで、台湾料理の「福華」さん。これも美味、久々にしっかり飲んだビールと、解禁した辛い料理に満足。 クリニックに戻って、しばし、その日の録音の再生をし、浅田さんと聴きながら来年のことをすこし話す。
来年の選曲は明日にと約し、帰宅。
とても豊かなコンサートの一日だった。
なお、今回のチャリティーコンサートの売上げは9万円でした。そのうち5万円をうめの森ヴァルドルフこども園再建のための寄付に、4万円をアントロポゾフィー看護師さんほかの震災援助活動に寄付させていただきます。
ありがとうございました。
10/22横浜
10/29 八ヶ岳(北杜市 音楽ホールセレナーデ)
無事コンサート終了。いずれも、今までで最もいい演奏の一つではなかったかと思っています。もし、お越しの方でコメントがあれば、お願いいたします。
来場してくださった方々、主催してくださった方々、ありがとうございます。また落ち着いてから、詳しいコンサート前後の様子を書きたいと思います。
後は11/3、あげつまクリニック2F Forum宙 での最終コンサートを残すのみです。すでに50名以上の予約をいただいており、ありがとうございます。当日、予約なしに来場の方は、2階席にさせていただく場合があります。よろしくお願いいたします。
<<シューベルティアーデ・コンサートのお知らせ>>
九月も半ばを過ぎたのに残暑厳しい毎日ですが、皆様お元気におすごしでいらっしゃいますか。
今年も浅田豊さんのピアノを迎え、シューベルトの歌曲を歌うコンサート、シューベルティアーデを横浜、八ヶ岳、豊田の3カ所で行います。アントロポゾフィー医学に従事する医師と療法士の共同作業によるコンサートも今年で7年目(延べ20回)になります。
今年はシューベルトの最高傑作「冬の旅」全24曲を演奏いたします。
〜私が悲しみを歌うと、それは愛になった〜(シューベルト)
東日本大震災から半年たった今、多くの方々が被災地の方々に向かって様々な活動や思いを送っている、こうした特別な時に、シューベルトの中でも特別な歌を歌うことの意味を考え続けてきました。シューベルトの歌と愛を、皆様にも届くように、全霊を込めて歌います。私の思い、そして浅田さんのメッセージを、別添いたします。是非ご覧ください。
是非、皆様聞きに来ていただくことを心待ちにしています。
以下の日程です(詳細はチラシをご覧ください)。いずれも開演14:30になります。
10/22(土) 横浜アウディオペーデ
10/29(土) 八ヶ岳音楽ホール セレナーデ
11/3(木・祝) 愛知県豊田市 あげつまクリニック2階Forum宙 星の部屋
あげつまクリニックの予約はすでに半分ほどはいっております。ご希望の方は是非とも、早めのご予約をお願いいたします。
それぞれの会場で皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。
2011年9月
揚 妻 広 隆
プロのピアニストで、特に歌と一緒に演奏する、リートデュオという、いわゆる伴奏と違った歌い手と対等(以上!)に関わり合って、リートを演奏する、とても魅力的なピアニスト、松山優香さんが去る8/6午後〜8/7に、当院に来訪された。
松山さんは2年前の河野克典さん、昨年2月のゼークラーさんのいずれも冬の旅のピアノを弾かれた方。日本では東京二期会のピアニストで、ドイツでの演奏も多い。ピアノの音にきらきらした輝きがあり、そして力強い魅力的な演奏はそのコンサートのたびにこのblogでお話しした。シューベルト大好きなバリトンの歌い手の私としては、冬の旅をここあげつまクリニックフォーラム宙の星の部屋で歌うのは私、と考えていたのが、ふたりに先を越されてしまったことはちょっと悔しく、今年、浅田さんとのシューベルティアーデ7年目で冬の旅を演奏できることになって、とてもうれしい。
加えて、これほど魅力的なピアニストに2度も演奏に来ていただき、私と演奏していただかないのも残念と言うことで、ゼークラーさんのコンサートの時に、是非に私とも共演をと、全く図々しいことをお願いしていた。
それがかなうことになり、コンサートに向けての練習に今回来訪されることになった。
このために土曜午前診療が終わって、残務をスピードで仕上げ、自習の予習は前日までに仕上げてあった。
土曜日40曲、その後今亭でおいしい夕食の会席。
翌日午前午後、40曲を二回。 2日間 40曲x3回=合計のべ120曲以上 を練習し、くたくただったが、最後のあわせはとても充実した演奏になった。
松山さんのピアノは非常にダイナミックであるが、リートデュオというものを実感するような細やかな感性で、私の歌と絶妙に掛け合い、響きあった。
とても幸せな「夢のような」2日間であった。
そして、本年12月23日(金)!
当院で松山優香さんとのリートデュオコンサートを行う日が決まった。
曲目はシューベルティアーデ終了後に公表する予定。 お楽しみに、ぜひお越しください。
また今回練習した詩人の恋も、来年是非に演奏しましょうとこれもお約束。折角なので「美しい月、5月に」、演奏しましょうと。来年5月に行うことに。
詩人の恋だけでは短いので、宿題としてリーダークライス作品24も加え、ハイネの詩だけのコンサートにする予定。宿題が増えて大変だががんばろうと思う。
歌うことの意味、シューベルトを私が歌うときに感じているものを、ピアノ演奏者が同時に感じ、共鳴し合う経験は、自ら弱さを持ちながらあがいて生きている事を、特に痛感している最近の私自身が、自らの魅力・存在意義を、私自身に実感させてもらえた大切な経験だった。
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