第五回目のシューベルティアーデに寄せて

人間の魂は
水に似ている
それは天から来て
天に昇っていく
そしてまた地上にむかって
降りて来る定め
永遠に繰り返しながら

とゲーテは歌いました。都会の生活の中で水と出会うと、それが池や小さな川であっても、人間の心が和やかになります。美しい湖や果てしない大海原を見ると私たちはとても感動します。人間の心に何ともいえない懐かしさを与えてくれるこの水は、シューベルトの歌曲の重要なテーマの一つです。シューベルトは生涯、一度も海を見たことがありませんでしたが、ハイネの詩「海辺にて」を作曲し、ドイツ北海の海辺の情緒を見事なまでに描写しました。(これは昨年演奏しました。)また、一度も行ったことのないヴェニスのゴンドラを彷彿とさせる音楽も書いています。(これはまだ演奏していません。)
今回のプログラムでは、漁師の歌,海の静けさ、不気味さ、川辺の恋、別れの歌、ドナウ川の歌、嵐の後の情景、エルラフ湖などを表現した歌を用意しました。その中でもハイライトは、ピアノとホルンの伴奏による歌曲「流れの上で」です。これはシューベルト晩年の名曲で、川辺の自然の美しさと人間の恋の別れの心情が見事にとけ合い、また、ピアノとホルンと歌の、それぞれ異なった響きの絡み合いが本当に美しい曲です。コンサートで演奏されることは少ないので、この機会に是非お楽しみ下さい。
もう一つのテーマは、ヨハン マイヤーホーファーの詩による六つの歌曲です。シューベルトの親しい友人であったこの詩人は、自然の美しさに感動しながら、高い理想を持ち,それ故現実に苦しみました。シューベルトは、マイヤーホーファーの五十近くの詩を作曲しています。その一つ一つが、現実に苦しみながら理想に向かって努力していく人間の心持ちの証となっています。

浅田 豊

固定リンク | コメント (0)

浅田さんのピアノとわたしの歌による、シューベルトのコンサート、シューベルティアーデも今年で5回目になる。
今年は浅田さんが冬にドルナッハでの神秘劇に出られるため、その練習があり、毎年11月に行っていたコンサートを7月に行うことにした。今年は暑い時期のため横浜でのコンサートはあきらめ、八ヶ岳とあげつまクリニックで行いますが、皆さん、ぜひ是非お越し下さい。

日程
7/19(日) 八ヶ岳音楽ホール「セレナーデ」にて 15時か16時開始(1週間程度で決定します) 
久松重光様主催で、連絡先メールは sufihisam@ybb.ne.jp (久松重光様)
7/25(土) あげつまクリニックで 17時開始(決定)。

今回のハイライトは小学校から高校まで同級の岡野健二さんにホルンの演奏をお願いし、ホルンと歌とピアノのと言う珍しい 「流れの上で」と言う曲を御披露すること。すごくすてきな歌、今頑張って練習中。

また、浅田さんからすばらしいメッセージが届いた。これは別項にあげようと思う。

 

余談だが、日程を他の勉強会などから外すように熟慮して決めた後、アントロポゾフィー医学(シュタイナー医学=以下アントロ医学)関係のイベントが次々に重なり、事前に表明していたわたくしのコンサートの予定など無視したと思えるような勉強会が最近も計画され、正直、がっかりと言うか憤りさえ感じる。
アントロ医学関係の中心者の方々の芸術に関する比重の軽さも改めて認識。最近はアントロ関係の外国の先生が来日するたびに、折角だからと、良い意味でどん欲に、しかし悪い意味ではなんんでもかんでも講座を開く。それも突然、正直、節操がないと思う。


こちらは半年以上準備を重ね、ここに至っているのに・・・出来るだけ多くのアントロ医学関係者にも聴いて欲しかったという気持ちの逆の表れと理解して欲しい。

頭を使う勉強会ばかりでなくぜひ、コンサートで魂を解放する機会をもって欲しいなあと、わたしはおもう。が、恐らくアントロ医学関係者の参加は少ないだろうと思うと、とても残念です。


固定リンク | コメント (0)

Dr.Schubertian
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2009/06 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着トラックバック