先週金曜日は特別な日だった。
4年間開院時から一緒に働いてくれていた看護師さんが病棟勤務を希望されて退職された、当院のシステムを共に作りあげてくれた事に感謝、新天地でのさらなる活躍を期待したい。
そして、もう一つの出来事。午後の診療が終わったのが又8時近く、終わるとすぐに2Fにあがる、看護師免許を持つ妻と、おなじくアントロポゾフィー看護を目指す友人の看護師のMさん、当院の芸術療法士2名、そして、キリスト者共同体の司祭さんである下河辺さんが,星の部屋で待って戴いているのに合流した。急いで、山の手の和食屋さん「和楽」から配達していただいてあったお弁当をほおばり、予定より数分遅れて会は始まった。
昨年末から相談して、半年がかりで始まることになったシュタイナーの晩年の「医師と司祭のための講義」の勉強会を中心にした、医療者と宗教者との共同作業を探る会の始まりだった。
当院では慢性疾患とはいえ、循環器、生活習慣病中心で癌末期患者さんは見ることがないし、残念ながら見られる体制も余裕もない。医師と司祭の共同作業と聞いてすぐ思うのはホスピスでの宗教者の関わりだが、ここでいう共同作業はもちろんそうしたものも入るが、より広い意味がある。医師がからだと生命力に関わる部分での患者さんの問題に対するのに対し、宗教者は魂、精神の部分における支援、救済を目指す。両者は共同して患者さんの苦しみに対するが,決して双方の領域を侵すことはできない。今回は導入で、シュタイナーがこの医師と宗教者のための講義を始めた時代の状況、シュタイナー自身の状況等をうかがいながら、導入のお話を聞いた。
いつもなら疲れて、かなりつらいはずの時間だが、仕事が済んでから、休む余裕もなく9時半過ぎまで約1時間半の勉強会・・・時間が進むにつれ、元気が出てくるのを感じた。これから2ヶ月に1回ほど、当院でこうした会をすすめていく。読書会が主体だがその中でいろんな意見を出し合い、お互いの理解を深めていける、そんな気がする初会だった。
又、11月末に、医師、牧師、そして教師の3者が集まってディスカッションをする会を立ち上げる提案があり,これも楽しみ。
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