昨年から、当院を使って開いていただいているアントロポゾフィー医学の年中講座の一つ、Weledaセミナーが今年も長崎から北海道まで全国から医療従事者50数名が、スイス人薬剤師アルベルト・ヨセフ・シュミドリーさんとイタリア人のセルジオ・マリオ・フランカルド医師の「マリアとヨセフ」の講義に集い、盛会裏に終了した。
10時きっかりに咲良さんのハープの即興演奏、の後講義がドイツ語にて入間カイさんの格調高い通訳にて始まった。やはり昨年3時間欲しいと言われていたように前半パラケルススの放浪の旅、そして後半パラケルススの精神性に迫ろうというテーマが、前半でおわってしまったのは残念ではあったが、十分にその人生の軌跡・バイオグラフィーを聞いたことでパラケルスス増がつかめた気がした。そして最後にはやはり、パラケルススが唱えたのも「愛」であったのは昨年のシュタイナーの、教育の原理の話しと通じ合い、感動的であった。終了後、咲良さんのピアノで、シューベルト3曲を歌って、昼休みに。
午後からはWeledaセミナー。この件はまた後ほどかけたら書きたい。昨年に引き続いて、心臓循環に関わる講座。病気のシュミドリーさんは午後はホテルに戻られ、セルジオさんだけで夕方まで講義。高血圧に関する講義。7時半過ぎ終了し、皆でバスに乗って(わたしは自家用)参加者宿泊のプラザホテル豊田に。今回は全部ベジタリアンの宴会料理(こんなの始めて)。みんな盛り上がった。
翌日はまたセルジオさんの講義のあと、シュミッドリーさんの格調高いカルディオドロンのお話し。 これがなければweledaセミナーでないといえるすばらしい講義。そしてもう一つの今回のポイントは後半にセルジオさんがオーバーヘッドで示した「星の王子さま」の、狐との会話の一説、「大切なものは目にみえない」・・・月とたんぽぽ(金子みすず)の詩を思い出した。
わたしたちは間の前にみえる患者さんに向かって、診療をしている。しかし、その症状の多くは目には見えない。みえない苦痛や痛みをいかに感じ、共感し、その人間の構成要素の中での有り様や意味を理解して治療に向かっていくことが大切であるか。毎度思うがWeledaセミナーは単なる自然医学の勉強会ではない。根底に流れる人間に対する愛を、出席する度に感じるのだ。
そして皆さんが帰り支度するという余裕がない時間に20分ほどわたしのみにコンサート、シューベルトの「さすらい人」「さすらい人が月に寄せて」「十字軍」「夕星」「ヘリオポリスI」最後にセルジオさんにちなんでカッチーニのアヴェマリアで締めさせていただいた。
最後はスタッフで今月閉店になる(本当に残念)「クックモリカワ」で打ち上げ。
来年のWeledaセミナーの予定日をきめ、来年のあげつまクリニックフォーラムの依頼を今度はセルジオさんにお願いした。予定の題目は「セルジオさんが語る、4つの気質」(仮題)。多くのシュタイナー、医療、患者さま関係者に聞いていただきたい内容になりそう、乞うご期待。
例によって、使い果たした予習が追いつくのに、週日係、ようやく今日土曜の午後も使って来週火曜までの予習を終え、8時過ぎに帰宅。久々にブログを書いている。(来年度、介護保険の予習が入ると、おそらく診療に響いてしまう、とても心配。)
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