昨日は14時からT医師会内科医会の総会が医師会館であった。20−30名ほどの参加の中,事業報告と会計報告で約30分,その後,2つの病院から1名ずつ講師の先生が来て,講演会。
まだ、総会の終わりの挨拶がないうちに、参議院選挙云々・・・という言葉が内科医会会長の先生からでて,おやと思ったが,最後の挨拶に医師会長が挨拶されたときに,医師会で押している(これは医師連盟の間違いでは?)Tさんが後援会に来るので是非参加をという言葉。なんというか,政治モラルが全くないのに唖然。何の為に医師会と医師連盟が分けられているか当の役員さんもわかっていないようだ。こんな強行採決ばかりのめちゃくちゃな政治をしている政党、あるいは絶対多数で横暴になってしまった政党を盲目的に押すのだから,あきれる。先日、医師連盟に入っていないのに,参議院選挙でどれだけの職員含めて票が入りそうかというアンケートが堂々と医師会から来ていた,名前は医師連盟だったがファックスは同じ番号。私は医師連盟には入っていないから今後連絡無用と伝えた。こうした事前運動って,今も許されているのだろうか。前にいた病院は大企業の企業体病院で、企業ぐるみの選挙活動に閉口したが,どこに行っても同じという印象。
最近ある会で会った60後半の方達、今まではJ党に入れていたが,今年だけは絶対に入れない。あんな絶対多数にしてしまったのは我々の責任だ。Aは本当にすごい右翼だ,このままでは徴兵制も敷かれちゃよ,ほんとに,と怒っていた,周りの同年齢の人たちも同じようにうなずいていた。かわりにどこに入れるか,というのは確かにあるが,今回はとにかく横暴をさせないように絶対多数政治をいちどやめてみるほうがいいと多くの人たちが思っているようだ。
医師会も自分たちの意見を反映させる為には政権政党を押すという凝り固まった考えをやめてみないと,日本の国の成り立ち自体がだめになってしまいそうだ・・・だいたい、今だって医師会の意見などとおらず,あるいは政治家に迎合してやられっぱなしではないか。自分たち医療従事者として自分たちの利益誘導だけでなく(それも出来ていないが)、社会全体で医療がこれだけ荒んでしまった責任の一端を感じ,改革していく上での意見をちゃんと言って行けるようにすべきではないだろうか?(医師連盟ではそうした話し合いは出来ているのだろうか?私は入っていないのでわからないが,とてもそういう印象はない)

この件でしらけて,帰ろうかと思ったが,思い直して2つの講演会も聴かせていただいた。
K病院循環器科のS先生の講演は最新のわが専門と(一応)している循環器の最新治療に関してで、新しい薬剤溶出ステントの情報もあり、とても勉強になった。CTOに対する新しい治療法も案内されたいたが,未だに私はCTO(慢性完全閉塞)を何が何でも開けに行くという考え(S先生自身は決してそういう感じではなかったが)は賛同できないし,反対の側副血行路からアプローチして,もしそこを詰めたらどうするのだろうと・・・私なら絶対やらないだろうと思った。しかし,患者さんは大きな手術よりはカテーテルの方が侵襲が少ないので希望するし需要もあるだろうし,多くの総合病院に循環器科があってみんながインターベンションをする時代だ,なにか突出するものがないと他に対して優位性が保てないと思うのも確かだ。
T病院の血液の先生は貧血の鉄欠乏の患者は開業医でというテーマで,鉄欠乏ならHgb3.5でも外来で出来る、5.5以上で症状がないなら開業医でまずという趣旨の講演・・・専門医の病院の外来の大変さはわかるが、今までの常識からして,まずは原因を探り,それから治療という考えと違っていて,本当にいいのか疑問を感じた。さらに悪性リンパ腫も見られると。循環器のステント後の外来パスがうまく行っているから,専門的な疾患でも大丈夫との事だったが・・・なにか、いまひとつしっくり来ない講演会ではあった。私はそうした患者さんを受けられるだろうか?

医師会館を後にいったん自宅に,そのあとタクシーで市内のホテルに向かい,もうひとつの研究会に出席。
これは高血圧の治療についてのラウンドテーブルディスカッションという試みで,はじめはどんな話が出来るのだろうと引き気味だったが,いろんな本音が聴けてよかった。情報交換の会食も横にはじめて開業数年先輩の先生がいらし,非常に気さくで楽しいお話に最近ややふさぎ込んでいた心が晴れた気分であった。

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