修理に出していたアナログレコードターンテーブルが先週戻ってきた。ガラード301、15年ほど前に購入そのときすでに新品でなかったのだが(イギリスから輸入されたものだった)、よく持ち、聴いていたのだが、スタートと回転数変更レバーが折れ、その修理がてら、オーバーホールも頼み、S社に送り返していた。返ってきたらレバーは治っていたが、33回転でターンテーブルが回らなくなっていた。2度目の修理点検に出し、今回半月ぶりに返ってきたが、なんと同じ症状。だましだまし起動し、久々にレコードを聴いた。

この内田光子のPコンは出たばかりの頃、レコードをたくさん買ったが、途中でCD時代になり、レコードは全部は購入できなかった。最近タワレコだったと思うが、輸入盤の全集があったので購入した(全部でレコード2枚分ほどの値段には驚いた)。プレーヤー修理中はこのCDを聴いてそれもいいなあと思っていたが、レコードは全く別次元であった。その圧倒的な存在感。そこにオケがあり、ピアニストがある実感と、奥行き、ホールの空気感・・・CDは箱庭の感じしかないといわざるを得ない。

少しだけ話題が変わるが、内田光子に関して・・・数少ない試聴経験でものを言うのはよくないと思うが・・・感じたことを少し。歌を歌う私は最近イアン・ボストリッジという美しい声のテノールと内田光子の競演の「水車小屋」を購入したが、これはちょっとイメージが違った。ハイペリオンの全集でのピアニスト、グレアム・ジョンソンとの競演は本当にボストリッジの美音とピアノが解け合っていた。しかし、今回はピアノが過剰表現に聞こえた。内田光子のモーツアルトは最高だ。モーツアルトの魂の自由さを内田光子自身も楽しんで演奏し、躍動感と生命観にあふれていた。しかし、シューベルトは私の感性とはちょっと合わないような違和感があった。

以前コメントしたが、ポリーニにはモーツアルトはあわない、と感じたように内田光子にはモーツアルトが似合う・・・が、シューベルトの歌曲伴奏は少し似合わないようだ。。。あくまで好みの問題、あくまで私の感じた印象だけですのであしからず。

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2007.05.27 10:48 |   |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

最後の小学校運動会

土曜日は地元の小学校の運動会。

前日の荒天が嘘のようにはれた土曜、毎度のことだがなぜか直前に雨が降るがこの運動場の水はけの良さには驚く。21時過ぎまで雨だったのに予定通り運動会が行われた。

これまた例年のごとく、真夏日に近い暑い日で、子供たちも大変だが応援側も大変ではあった。私は3人に息子が同じ小学校であったが、4-5年離れているため、14年間ずっと参加したことになる。今年で最後。さすがにこの間の体力低下は大きく、一緒におやこ競技に参加するお父さんもどんどん若くなってしまった。今回は連取というかなり腰にくる競技だったので恥ずかしながら20歳の長男に親代わりを頼んだ。

親子競技はさぼったが、毎回ある、リレー、騎馬戦、そして最後の全校競技「たましいこめて」は、いつ見ても興奮する。終わったときは脈が通常の3倍ほどで、不整脈発作かと心配した。会場で熱中症などで倒れる方がいなくてよかった・・・毎年、けが人などが出て、お医者さんいませんかと呼ばれることがときにあるので、少し緊張もするのだが・・・今年はなかった。小学校への行き来(歩き)、応援だけでも疲れてしまい、夕方行われる医師会の総会は時間も遅れてしまったが、後で行くつもりが家に帰ってダウンしてしまった。昨今の我々を取り囲む厳しい状況もあり、医師会の先生の講演会には行きたかったのだが・・・残念だった。

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2007.05.24 21:26 |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

ポリオ予防接種

午前診療の今日、患者さんの来院の仕方はむらがあり、最初に8時半過ぎに9時台の予約のかたがまとまって来院した後、中だるみ、10時過ぎから予約を遅れた人と新患が重なって、結局12時半を回った。今日は、糖尿病の勉強会を弁当を囲んでした後・・・ポリオの予防接種のため、車で10分あまりの会場の交流館(公民館)へ。
これも医師会が間に入って、dutyとなっている市の仕事の一つだ。月に1-2回当番が回ってくる。
せっかくの木曜午後休診日だが、やむを得ない。14時から始まって、5ヶ月から2歳(一人だけ)の子どもたちの聴診といやがる口を開けてのあーんを繰り返す。小児患者さんをほとんど診ていない私だが、病気でない赤ちゃん相手はちょっと気持ちが晴れる。70-90人の子どもを2名の内科医で診て・・・Okが出たら別室で外科医が口にスポイトでワクチンを流し込む。以前、ワクチン接種担当の外科系の先生が、遅刻したとき、保健師の方に頼まれて接種に回ったことがある。珍しい体験だったがこれも楽しかった。

ワクチン終了、一緒にいた内科の先生と最近の診療について二言三言交わし、いったんクリニックに戻って、紹介状やホルターの結果チェックしてから、先月退職して無事出産した看護師さんにWeledaのベビーケアセットのお祝いをもって、会いにいく。1ヶ月未満の赤ちゃんはずっとソファーで気持ちよさそうに寝ていたが、時々気張っては赤くなり、また戻っていた。静かな夕方のひとときだった。

赤ちゃんから元気をもらった午後だった。

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2007.05.24 20:53 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

老人福祉センターでの健康相談

2年前、開業準備をしているときに、医師会からいくつかの依頼があった。一つは中学と小学校の校医、そしてもう一つは老人福祉センターでの健康相談担当医の依頼だった。
2月始め、開業の直前であったが、医師会からの依頼でもあり、校医やこうした役割は名誉でもありまたある意味医師会のdutyであると考えたので、お受けした。
老人福祉センターでの健康相談は昨年までは毎月1回、火曜日の13時からの開始。火曜の午前というのはなぜか、集中して患者さんがみえ、毎回、終了が13時近くなる。さすがに何も食べないで行くことはその後に影響する。当院火曜は特殊外来として15時半からペースメーカ外来があるのだ。で、少し口に入れてから行くと毎回遅刻、迷惑をかけていて、そこの担当職員とも気まずい電話のやりとりがあったことも。で、今年契約(毎年市役所の高齢福祉課と契約する)の時に、どうしても13時始まりは無理とお話しした。で、今年は13時半からにしていただき、少し気が楽になった。
今週火曜の健康相談は盛況、全く間がなく、そこにいる間相談が続いた。たわいもない世間話をする方もみえたが、かかりつけ医を持ちたいと思うがずっともてなくて、思い切って私をかかりつけにしたいとおもったが、実際のクリニックに行く前にあって確かめたかったといらした老夫婦。ふたりとも、以前は病院に通院していたが、かかりつけにと近くの医院を紹介されたが、なじめず通院しなくなってしまったとのこと。
ひととおり、心配している健康のことに関し、ご夫婦別々に相談にのったあと、私が果たして期待に添える診療ができるかわからないが、よろしければ比較的すいている週(GWの4週、8週後)に来院を、そうすればゆっくりお話が決めます、とお薦めしてその日の相談は終わった。
このご夫婦は当院からは少し離れたところにお住まいであったが、同じ老人仲間から薦められてのことだった。自分たちの近い将来の健康に不安を持ち、何とか信頼できる医師を見つけたいという気持ちが、ひしひしと伝わってくる感じだった。その中で私のところに来たいと言っていただけるのはとても光栄に思うし、責任に身も引き締まった。しばらく疲れ気味(昼の時間帯が学校検診、健康相談、予防接種など余裕がなかった)で、社会の中でも逆風ばかりの開業医人生だなあ、と元気が出なくなっていた心にも元気を頂いた。こうした患者さんのためにも、もうすこし、がんばって診療しようというきもちになった。
ありがとうございました。

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2007.05.20 11:55 |   |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

真空管アンプ(趣味的なお話)

  きょうは何ヶ月かぶりに趣味の音楽を・・・歌う方ではなく、聴く方でのんびりしている。思えば、こうした少しのんびりした時間をとれるのも久しぶりだ。5月の連休も診療は休診であったがほぼフルに研修に行っており、あけてから自分のせいでもあるが、非常にたくさんの外来があり、昨日土曜も通常の1.5倍ほどの患者さんを診て、紹介状などで結局昼食は3時を回っていた。
先週末のことはまた暇があれば書くことにし、今日は真空管アンプのはなしをちょっと。

  当家には15年以上愛用しているオーディオシステムがある。レコードプレーヤー(ガラード301)、真空管のプリアンプとメインアンプ、スピーカはその当時S社に1セットしかなかったアメリカのJensenという会社の電磁石のスピーカーにドライバー・ホーンを組み合わせた2ウエイ。真空管というと古い音と思われるだろうが、とんでもない、最新のどんなシステムより、実際のコンサートの雰囲気や演奏の存在感がある生き生きした音がでる。この15年ずっとそのままで使ってきた。結構長持ちする。この15年以上新しいオーディオ機器は自演の録音するための機器以外は購入しないで済んだというのも驚きだろう。
  今回、さすがにプレーヤのゴロなどがでて、古くなったかなあと考え、新しいシステムをと考えた。隣町のオーディオ店Aに試聴を頼んだ。アナログプレーヤと現代の高出力(50W超!)真空管アンプ、最新の最高額のCDプレーヤをわざわざ持込んで、我が家の自宅のスピーカで視聴させていただいた。感想は・・というと正直がっかり、音がやせ、尖っていて、確かに音量はすごいし、情報量はある、が、聴いていて疲れてしまった・・・さらにお値段の「お見積もり」に驚いた・・・合計すると高級車ぐらい!!なんかおかしい。
  そこで20年前におつきあいしていた他のオーディオB店に聞いたら(その担当者も今も同じだった)、今持っている古いシステムはとてもいいものだから、買い換えて代わるものを求めることは難しいだろう。気に入っているなら、それを手入れして聴き続けるのが一番といわれた。そこでS社に10年ぶりくらいに連絡し、オーバーホールを頼んだ。
  それとあわせてB店に行った際に真空管コレクターの初老の男性にお会いした。この方のご自宅に4月上旬頃におじゃまし、写真の真空管「ウエスタンエレクトリックVT52」という真空管他たくさんを見せていただき、最終的にはこのVT52のペアを譲っていただいた。マニアはなかなかコレクションを譲らないと言われるが、ありがたかった。この方は先月の私のコンサートにも来てくれた。  
  そこで、20年ほど前、浜松の病院で働いていた頃、夜な夜な自作真空管アンプを持ってきかせてくれたいた友人を思いだし、連絡を取った。かれは今は茨城県に住んでいるがまだアンプを作っていて、この球を送って新しいアンプを作ルことを快諾してくれた。私は中学校の技術の授業で作ったアンプで感電しそうになったので、自分ではハンダ作業はしないことにしている(つまり、そのほうめんはからっきしダメ)。そのアンプが先週末届いた!出力わずか3Wのアンプだが、とてもピュアな音で、楽器の音が素直に聞こえ、定位もいい。さすがに大音量は苦手だが、特にバロック系の楽器や歌が繊細にきこえる。模型飛行機のライトプレーンみたいな感じかな・・・とおもう、軽やかさがある。
  アナログプレーヤーはまだオーバーホール中なので、CDで聴いている。CDとレコードではアンプの違い以上の差が出るが、が、それでも聴いていてとても気持ちがいい。
  今年のシューベルト演奏会の曲の音取りがまだ不十分だが、今日はのんびり聴く側に回ろう。

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2007.05.17 08:01 |  診療  |  その他(医療関連)  |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

小学校検診

また学校検診の時期が来た。

中学校と小学校の校医とNPO幼稚園の園医をしているが、この時期、小中両方で数回の学校検診がある。それも昼の時間を使い、13:30-16時近くになってしまう。加えて定期のポリオ集団接種と、3歳児検診、老人施設の健康相談も加わり、4-6月上旬は一日休む暇もない日が多くきつい。

この上に夜間診療や当直をやれと・・・現場のこと、よくわからない大臣は黙っていてほしい。(または東京のことしか知らないでいろいろ考えているのではないだろうか?否、彼らは考えないで話している。)

昨日は120数名の1年生と6年生。いつもと違う聴診器を持参したら、耳にあわず、終わり頃には耳の痛みと頭痛まで・・・1年生はまだ小さく、あーんを怖がる子もいたが、逆に6年女子に関しては先生に提案、下着はとるが上に体操服を着て聴診することに。皮膚の異常、側彎が見にくいが、この時期までにおおかたは発見されていることもあり、この年齢の羞恥心なども考えた。通常診療でもそうしているのでこちらは特に抵抗はないが、先生には、本当に全部脱がせなくていいかと直前に確認された。不都合があるようならまた変えていきたい。

怒濤のような連休明けの1週間を乗り越え、今週は通常の診療に関してはやや余裕を取り戻し、本来の共感の医療を取り戻せそうな気がしてきた。患者さんをしっかり見ること、しっかり受け止めること、そして、たくさんある宿題、読む本が山のようだ。

あす昼の時間(午前診と午後診の間)は2回目の小学校検診。今度は150人以上だと聞いた。聴診器はいつも使い慣れたものを持って行こう。そして夜、診療後はアントロポゾフィー医学関係のweb読書会だ・・・時間はもとより、気力と体力が残っているといいが・・・

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  以前にこのBlogでも紹介した、心拍のRR間隔の揺らぎを解析し、レクリエーション(毎日の生活における)の質、睡眠の質を評価することができるハートマンという機械。その開発、解析、販売に関わっているでハートバランス社(オーストリア)のGMストールさんがわざわざ名古屋まで足を運んで来てくださった。20年以上前、私たち夫婦が結婚式をした名古屋観光ホテルのロビーで落ち合い、まずは喫茶店で話を・・・
  ストールさんは仲介、通訳の労を買って出ていただいたヴェレーダジャパンの野中さんと、東京から、アントロポゾフィー医師関係では大阪から循環器センターの宮里先生が来てくださり、私は豊田から妻と車で向かった。
  英語中心の話し合いであった為、理解が100%とは言えない点もあったが、日本の保険診療の現状を説明し、当院でどういう形でハートマンを使った研究ができるか、今後日本のホルターから得られるデータでハートマンの解析結果と同等の解析ができる変換解析ソフトの開発をすすめること(夏が目標)など、3時間以上にわたって話し合った。単にハードの売り込みに来ているのかと事前には思っていたが、やはりヨーロッパの文化背景というか、しっかりした考えの基に、我々が考えているよりも広い範囲での(例えばはたらくひとたちの健康と安全を向上させるというような)考えを持った上でのビジネスであることに感銘した。特に日本で試験的に行ったデータをお見せしたときの微妙な所見の違いに対する洞察などは単純に睡眠の質だけを判断していた私としては反省することしきりであった。
  今後できるだけ多くの症例を行い、その所見に対するしっかりとした読みができるようにトレーニングをうけ(Web会議などで行うことが可能ではないかと相談)、実際の睡眠障害や睡眠時無呼吸、不整脈などの患者さんの睡眠の質などを評価できるようにしていきたい。
  話が長引いて外での食事をする時間がなくなり、同じロビーの喫茶店奥のバイキングで30分制限(9時終了なのに8時半に入店)のバイキングを大あわてで食べて不必要に満腹になって帰ってきたが、実りの多い会談であった。

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  3年前から毎年GWの4/29−5/5、長野県飯縄高原の水輪にて行われているアントロポゾフィー国際医学ゼミナール(IPMT)に今年も参加してきました。5月の連休まるまる使うゼミナールは、それだけ必要な中身の濃さはわかるものの、診療休診にしての参加はさすがに勇気がいりました。
  今年はとうとう4年目、日常診療にかまけて、なかなかアントロポゾフィー医学の勉強と実践ができていない状況ですが、同じ思いを持つ医療関係者と1週間泊まりがけでのゼミナールは、今年も充実したものでした。参加者はスイスからの講師陣を含め、80名にも上りました。今年初めて参加という方もかなりいらして、こうした活動の広がりが着実にされていることを実感しました。
  今年のテーマは自我、自立性、そして両極性。
  例年のごとく4/29昼に集合。私は豊田から車で東海環状ー中央道ー長野道経由で長野に、以降は善光寺のうえの飯縄高原に向かいました。その日は1日目のオリエンテーションに引き続き、ヴァーラーさんのライア演奏で開幕した。そして特別講演。
★ヘラルド・マティスさんのアントロポゾフィー医学の学術研究に関する講義。EBMが5年で意味がなくなるという事実から、EBMを超える認識に裏付けされた医学(CBM = Cognition Based Medicine) の説明。実際にかなり効果が確認された研究があり、こうした研究を元に、私たちの目指す医療を世の中にも理解してもらうようにしなくてはならないと実感。そして
★ミヒャエル・グレックラーさんの今年のテーマへの導入。
  2日目以降は、朝食(7;15-)後、ホテルアルカディアのホールにてのオイリュトミー1時間。前半は音楽オイリュトミー、後半は12の魂のエクササイズ。歩いて水輪に戻り、ミヒャエラ先生の1日の導入につづき、
★ゲオルグ・グレックラー先生の射影幾何学と天文学の講義(写真)。

午前はその後ティータイムがあり、12時半までグループに分れて
★シュタイナーとイタ・ヴェークマン共著のGA27のテキストリーディング(GA27 霊学の認識によって医学を拡張するための基礎付け第5章、植物、動物、人間)。 お昼は天気が良ければ中庭で水輪さん自慢の自然食に舌鼓。わずかな休憩ののち午後の部、
★「体質的治療に対する治療的物質とプロセス」(今年はアンチモンが主役、愛すべき錬金術薬剤師シュミッドリー先生と、マチス先生)(並行して1年目の参加意志向けの芸術療法体験と看護師コース)、その後、
★「バイオグラフィー適診断、小児期における体質的治療と精神病の予防」(ミヒャエラ先生)に並行して 「癌治療の症例検討」(マティス先生) 夕食を挟んで 合唱15分
★「病気と治療の霊的理解、医師と患者のための治療的瞑想」(ミヒャエラ先生) そして最後に例年のように、浅田さんのピアノで私のシューベルトのうたを歌わせて頂きました。

今年は記録係で、毎講義、ビデオ撮影もしたのでかなりハードでした。実際の感想、などはまた時間を見つけて行います。
そして・・・来年5年目は「卒業」の年、5年目の医師だけ、スイスドルナッハでGW中に5年目の最終講義を受ける予定になりました。まだ、日程上いけるかわかりませんが、せっかく4年続けてきたのと、来年しかドルナッハでの日本用の講義はないとのことで、何とか実現させたいと思います。一番心配なのは医師会の休日当番・・・今から憂鬱質の私は悩んでいます。

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2007.05.12 11:14 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

アスクレピオスの杖


当院のロゴはハートを摸した枠の中に蛇が1匹巻き付いた杖があります。この杖はアスクレピオスの杖といいます。この言われに関して、一言。世の、いろんな医学関係のマークの中に蛇が巻き付いた杖がありますが、その中に蛇1匹と2匹のものがあります。1匹の方が医学の象徴のアスクレピオスの杖なのですが、この点以下の書籍に詳細が述べられています。
当院開院時、ロゴ作成に際して参考にした本ですが、
「蘇る医神アスクレピオスの物語」(澤田祐介・医歯薬出版)
という本です。この本を元にして簡単に当院の杖のいわれと、2匹でなく1匹であることの説明を少し・・・
<アスクレピオスの杖>
アスクレピオスは音楽の神アポロンの息子ですが、アポロンは神々の医神とも考えられています。音楽が病をいやし、健康を保つと言うことからすれば、関係があると考える方が自然ですね。この父の子として生まれたアスクレピオスは親元を離れ、賢者ケイロン(半身半馬のケンタウロス族の賢者)のもとで修行して、エピダウロスの地で医師として一人立ちしたわけですが、その医療活動は、この地を拠点にあちこちに出向き、やめる人、悩める人をいやしていくという、往診を主とした活動でした。その往診は当然その時代には徒歩で回ったわけですが、徒歩で歩き回るのに、杖を片時も離さずに歩いたとのことです。その杖にはいつも蛇が一匹巻き付いていた、これがアスクレピオスの杖と言われたものです。
<杖に巻き付く蛇の意味>
蛇の意味としてはこういうことが述べられています。若返りや不老の象徴(脱皮の能力・・・ギルガメッシュ伝説)、生命力と精力(皮のような蛇行・・・水の癒しの力の象徴、強い精力など)そして、聖書では、アダムとイブをそそのかす悪者のイメージですが、旧約聖書の出エジプト後、モーゼがカナンの近くまで来たとき、その地方にいた蛇に悩まされたときのこと、「主は炎の蛇を民に向かって送られた。蛇は民を咬み、イスラエルの民の中から多くの死傷者が出た。・・・主はモーゼに言われた。『あなたは炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げよ』モーゼは青銅で一つの蛇を造り、旗竿の先に掲げた。蛇が人を咬んでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと命を得た。」こうした意味を持つ蛇が巻き付いたアスクレピオスの杖、医学の象徴であるゆえんです。
<ヘルメスの杖、ケールケイオン>
一方二匹の羽根付きの蛇が巻き付いたヘルメスの杖(ケーリュケイオン)は、もともとはアポロンが放牧の時に使っていたものです。それをヘルメスが造った竪琴と葦の笛に魅せられて交換してしまったために、ヘルメスの元に置かれたわけです。
<ヘルメスとは?>
ヘルメスは医学の神とはとてもいえないような神でした。ただ最後の理由で錬金術にも関わっており、全く無関係とは言い切れません。上の本を元にすすめます。
ヘルメスはアポロンの異母兄弟で、商業の神様。おまけに嘘つきと博打打ちと盗賊の守り神でした。生来の盗人で、生まれてから半日もしないうちにゆりかごから這いだし、アポロンの牛を盗み、逃げる途中で焼き肉にして食べてしまいます。怒ったアポロンの訴えを聞いた父ゼウスに、とにかく牛を返せと命令されたのですが、食べてしまったので返せません、そこで帰る途中で殺した亀の身をえぐり残った甲羅のくぼみに牛の腸を張って竪琴を造ったのですが、この竪琴と演奏方法をアポロンに教え怒りを収めたのだそうです。アポロンはこの亀の甲羅の竪琴の音色に惚れ込み大変優れた演奏家になったそうです。もう一つアポロンが得意なパンの葦笛も、実はヘルメスが造ったもので、これもほしくなったアポロンが、葦笛と引き換えに大切な金のケールケイオンの杖をヘルメスに渡したのです。
ヘルメスはゼウスには気に入られ、公私さまざまな使者役とされ、翼のついたサンダルを履き、ケーリュケイオンの杖を持ち、神々の住むオリュンポスの世界から人間世界、また冥界へとゼウスの名を受け、三千世界を飛び回ったそうです。神々の世界、人間界、冥界を自在に移動できると言うことは・・・何か特徴づけられていますね、そうです固体、液体、気体と簡単に変化する水銀と同じですね!水銀と同一視され、ヘルメスのローマ名はマーキュリーといわれたのだそうです。万能薬の水銀とヘルメスそれが誤解されてヘルメスの杖が医学のシンボルと間違われたという可能性があるということです。

二匹の蛇の杖はハワイ大学、アメリカの軍事医師団、日本でも防衛医大、自衛隊衛生科で使われているそうですが、あえてわかっていながら理由をつけて使っているようです。

以上、長くなりまして済みません。
一度当院のロゴもごゆっくりごらんになってください。
ちなみに、このWaldorfフォントは正式に購入して使っております。
ネットでWalforfFontと検索しますと、出てきます。10個ほどのフォントセットで数千円でした。最近ユーロ高なのでやや高いかも知れません。マックでもウインドウズでも使えます。

GW7日間のアントロポゾフィー国際医学ゼミナール(IPMT)4年目の報告は・・・もう少し熟してからにします。

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