シューベルト歌い,としてのお話を。
アントロポゾフィー(シュタイナー)医学のオイリュトミー療法士としてスイスの障害者施設で治療オイリュトミーを行っているピアニスト浅田豊さんをお迎えしての、2006年シューベルティアーデを企画しています。今年はノヴァーリスの詩につけた6曲をメインとし,第一ステージ,『冬の旅』から数曲、第二ステージ子守歌,など単品を数曲、第三ステージでは浅田さんのピアノソロ、そして第四ステージではノヴァーリスを歌います。ノヴァーリスをはじめて歌ったとき,いったいこれがシューベルト?と言う思いと,やはりこれもシューベルトという思いが重なりました。音階やメロディーが親しみのあるシューベルトらしさを超越し,歌っていて『宇宙』とか,『天体』とかを思わせるのです。うまく説明できませんが。。。この曲はいずれも日本に入っている数冊のシューベルトの楽譜の中には入っていません。ですからあまり多くは演奏されていないだろうと思います。そういう意味でも一聴の価値ある演奏会だと思うのですが・・・
そして先日10/15の科学と音楽療法の接点を探った講演会と,今回の11/5昭和大学での宿り木による癌治療の講演会の療法で,奇しくもこのノヴァーリスの言葉が話題になりました。
『すべての病気は音楽の問題である』(ノヴァーリス)
勤務医で歌っていたとき,私の歌は単なる趣味としか認めていただけませんでした。私にとっては,医師としての人間性と決して分離できない重要なものだと当時のHPにのせたことがあります。ある病院の友人がこれを見て、気持ちは分かるが,あまりこういうことを書くと(病院の上の人に)よく思われないですよ、と忠告を受けた。私が開業を考えた一つの要因はこれだったかもしれない。いずれにしても,意志に反して分離された自分が,バリトン歌手であり医師であるクリニック院長として診療しながら、堂々と患者さんや地域の人々、シュタイナー教育、医学を志す人たちの為に歌うことが出来るというのは,自分自身が予期した以上に幸せなことです。
癌講演会の後、複数の医療関係者の方々に、私の声自体に「癒し」の作用があると言っていただきました。毎回の診療で、またこうしたコンサートで少しでも心が安らぎ、希望を見いだしてもらえたら、この上ない幸せです。
以下、シューベルティアーデ2006の予定です。
①11/25(土)アウディオペーデ研修センター
〒223-0052 横浜市港北区綱島東3-5-50-1F
電話/FAX 045-543-1394
Mail: audio-pd@nifty.com
HP: http://homepage2.nifty.com/audio-pade/
②12/3(日)当院2階フォーラム宙(そら)『星の部屋』
〒471-0823 豊田市今町2−66
電話/Fax0565-25-2588(フォーラム宙)
電話0565-25-1203,Fax25-1205(あげつまクリニック)
(なお12/2(土)に「シューベルトの集い」として浅田さんのシューベルトへの思いを伺う会があります)
詳細のチラシはご連絡いただくか,当ブログのリンク先を参照ください。
写真はフォーラム宙『星の部屋』
驚きました。実名入りでのブログですから,それなりに責任を持って書かなくてはならないし、一部の方にだけ読んでいただいていると思っておりましたが,・・・
先ほどブログトップを見ていたらなんと私のブログが。
今日、法人化説明会の帰り、気持ちいい伊勢湾岸道を帰りながら、NHKのラジオ第一放送でいじめの電話相談をしていた。いじめの問題はそう簡単ではない。いじめる側に罰をという提案があいついだが、いじめられる側だけでなく,いじめる側にも心の問題がある、生まれつきのいじめっ子はいないといわれていたあるNPOフリースクールの人の言葉が心に残った。いじめる側の肩を持つつもりはないが,いじめないようにしようとか,いじめを見たらすぐに注意しようとか・・・そういう問題ではないように思う。ましてや教育委員会が権力を強くして解決する問題ではないと思うがいかがだろう。
ここでもう一つ気になったのは、いじめにあっている子供の相談で、すれ違うたびに『死ね』と言われて学校に行けなくなっている子に,教師がみんな同じようなこと言われているのだから気にするなと言っているとの話。コメンテーターが、最近気楽に『死ね』という言葉が言われている,この子は感受性が高いから傷つくんですね・・・と。え?!『死ね』が普通に言われている?感受性が高いほどいじめで傷つく?まるで感受性がない方が幸せなのかと勘違いするような会話だった。もちろん,このいじめられている子供の感受性をほめて,いじめる方もそれほど悪意がないのだと言いたかったのだろうが。
より無感覚になることが,良い訳がない。
『無感覚状態から脱し、豊かな感情を取り戻すことができるか』
共感の医療,などとかっこいいことを言っている当院だが,患者さんへの共感,スタッフへの共感、スタッフ同士の共感を深めていく為には,私自身がより人の痛みや,心の動きを感じられるようにならなくてはならないと痛感する。
現行法での医療法人化を検討しているが、その最後のチャンスとなる今年12/1の申請締切りに提出する場合に必要条件になる説明会に参加してきた。12時からのインフルエンザ予防接種10名を終えた後、伊勢湾岸自動車道で,一路名古屋へ。当院から車で数分のところに伊勢湾岸道豊田東ICがある。そこから高速に入り,名古屋高速に入って栄えまで40分程度。とても便利になった。医師会近くの30分100円(名古屋中心にしては結構安い)のパーキングに車を止め,近くの料理屋さん(一度夜に行きたいなあと思うが・・・)のランチを食べ説明会に向かう。
ぎりぎりに申し込んで申込番号が4だったので,ほとんど人が来ないのだろうと思ったら大違いで,大会議室が8割がた満員だった。現行での医療法人に滑り込み申し込みを考えている大勢の人たちが居ることを実感。
2時間参加して,私はやはり、法人化しないでやっていこうかなあと思う。
開業医になって、何が不便かと考えた場合、自家診療が医師国保では認められないこと。これに関して,私はまったく納得がいかない。自分や家族に対して医療をする場合に不正をするという考えがベースにあるのだろうか??
医師になって家族をまともに診療することが出来ないのは,おかしいと思う。この面で,法人化すると家族の診療は出来るようになる。一点のみ現在私が医療法人化にこだわるところ。
家族や自分はアントロポゾフィーで自由診療するしかないか。
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