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2006.10.31 14:28 |  その他(一般)  |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

麦畑の土のにおい

当院はのんびりした農業地帯と市街地の間にあり、3方を畑に囲まれている。

昼休み直前にきためまいの患者さんへの点滴が終わり、スタッフミーティングをした後、スタッフより一足先にクリニックを後にした。

近くの喫茶店に歩いて行きランチを食べる。ここのランチのハンバーグは絶品、そのほかの付け合わせもおいしく、体も心もすっきりする。例によって(!)ハンバーグを食べた後、少し大回りして歩いてクリニックへ。

クリニックの北は麦畑が並ぶ、初夏には美しい麦の穂がたれ、麦秋の趣を感じるが、今日は土のにおいが鼻をつくほどであった。見ると、トラクター(というのか?)土を起こす農機に乗ったおじさんが道を通り過ぎた。麦畑の土が全部起こされ、そこからの土のにおいだった。こんなにおいをかいだのはずっと以前だった気がする。数年前、山村の畑を借りてジャガイモ、ネギ、トウモロコシなどを作ったことがあったが、こんなにおいは感じなかった。むしろ、子供の頃、畑田んぼの畦を走り回って虫取りやザリガニ取りをした頃を思い出した。

 

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昼の休診時間は本当にいろいろな用事がはいる。

今日は14時半から顧問税理士との定例ミーティング。

先月までの経営状況(うーん、徐々に増えているが、かなり横ばいになって苦しいか)、新しい検査技師職員の給与の相談、そして法人化に関する相談。

開院1年半の当院にとっては、まだまだという状態だとおもっていた。また3人いる息子も、みんな別の仕事につく可能性があり、法人化のメリットがあるのか疑問に思っていたが、来年から新制度になるので、今のうちに法人化すべきかどうか・・・相談。

現行制度で法人化するには12・1申請が最終。愛知県医師会の11/9の説明会には出席が義務と聞き、一応説明会には行く申し込みをした。

今の収益なら新制度後でも何も問題ない(解散時に没収されることは無い)のだが、まだ開院1年半だと、もう少し伸びるのではという、期待の混じった予測もするからいけない。患者さんの身になってじっくり見る診療が定着した当院は今の患者さんの人数が倍になったら診療の質を落としてしまう恐れもある。むろん能率化も図らねばならないが・・

その後、知り合いのクリニックの奥様に妻が電話・・ぜいせいじょうの優遇はあっても、正直何もいいことは無いとの返事に、悩む。

 

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A首相が、A外務大臣の言葉を発端におこってきた「日本の核保有論議」を実質肯定した意見(忌まわしくて新聞の見出ししか見なかった)は,とうとうここまで来たかという絶望感を味わう。

★★★
首相「議論封殺できない」 日本の核保有めぐり [ 10月27日 20時32分 ]  共同通信
  安倍晋三首相は27日午後、共同通信加盟社編集局長会議で講演し、日本の核保有をめぐる論議に関し「政府としても自民党の機関でも議論する考えはないが、それ以外の議論を封殺することはできない。非核3原則を堅持する方針は不動だ」と表明した。閣僚や自民党幹部の一連の発言が、政府や党の核保有論議を求めたものではなく、問題はないとの認識を示したものだ。
★★★
論議する内容であるはずがない。封殺,という言葉が異様に響くが,そうした言葉を使って,言論の自由を奪うことだと言いたいようだ。しかし、日本の首相としては断じて論議する内容ではないというべきだった。そう思っていないからいわないんだろうが。
どうして北朝鮮の核実験に対しあれほどまでの講義をした国の首相がその舌の根も乾かないうちにこのようなことがいえるのだろう。

ボスニアの戦争前、サラエボは文化の街だった。市民がオペラハウスに通い,幸福な毎日を送っていた。戦争で粉々になった街には以前の面影はない。彼ら住民も戦争直前までは自分たちの街でこんな戦争ががおこるとは考えてもいなかっただろう。今の日本も同じだ。北朝鮮が核のスイッチを押したとたん,今までの世界は遠い彼方の思い出にもならなくなる。

想像力を発揮し,戦争を防がなくては・・・気持ちだけがおこって焦る。今こそ,経済、軍事的な圧力でなく人と人との心をつなぐ市民レベルでの働きかけが必要なのではないか。今の政治家のやり方はどう考えても戦争がしたいと思っているとしか考えられない。

おそらくM重工など,大きな軍需産業からの見返りや,経済効果が欲しいのだろう。長期の実権を握った政権はいつでもどこでも金権腐敗する。

彼らに童話『みどりの指』を,読ませたい。読ませても,きっと心は動かないだろうが・・・

6−8月のコメントの中にも大切なメッセージが入っていたので,.Macに入っていたBlogのほとんどを当Blogにも移しました。6−8月分の.Macをご覧になっていない方は, このBlogの過去として読めるようになりましたので、是非お読みください。

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  2年に一度という、社会保険集団指導に初参加してきました。昨年春開院ですから,昨年は1年目の集団、個別指導がそれぞれありましたが、この会のことは,県医師会の医報に割とおとなしく書いてあるので,本当に義務なのか,新米の私としては知らずにいました。行かない(遅刻早退含む)と個別指導・・・というのはきついですね。しかし、豊田加茂医師会の指導を夕診もある金曜の午後に(豊田の私のうちから公共機関でから行くと1時間半ほどかかる)名古屋の真ん中で行うとは、ひどいと思いましたが、・・・2-4時で遅刻早退厳禁とずいぶん前から言われていましたので、11時30分以降受付終了で、12時に出発しました。もちろん帰りを考えて車で。幸い渋滞なく1時前に到着し、食事を近くでして30分前に会場に行ったら、まだ開いていない・・・やむなく近くのコーヒー店で時間をつぶしました。後で聞くと多くの豊田のドクターは午後休診にしていたそうで・・・わたしは4時終わりの後、高速でとって返すので、一応4時半開始の午後診を1時間遅らせてスタッフだけは定時で待ってもらいました。
  始まってすぐ、みなさんに負担をかけないようになるべく早く終わりますと。結局約30分早く終わったが、それなら最初から1時間半としておいてくれれば午後診も遅らせることなく、患者さんにも迷惑をかけずにすんだのにと、がっくりでした。おそらく国との約束で2時間は指導しなくてはならないのでしょうね。
  内容は・・・省略しますが、ある安全担当の先生が言われた言葉が心に残っています。
  「いまの日本人の心は、皆さんが思っているよりずっとすさんでいます。そのところをよく心して診療してください」と。日本人の心がすさんでいるという表現はあまり聞かなかったので耳新しかった。マスコミがどうの、患者がどうのではなく、みんな心の余裕がなくなっている。昨日の学校の切れる子どもとも通じるものがある。
  人の命に関わるところで仕事をしている私たち医師だが、最近は医療事故とミスが混同され、即業務上過失致死や致傷と警察が入ってくる。これはおかしいと思います。このままでは勇気を持って診療しようとする医師も減っていくでしょう。
  もちろん、問題と思われる同業者もいるようです。先日近くの老人施設で健康相談をしていたら、「腰が痛いと整形にかかったら説明もなく腰に神経ブロック注射をされ、そのために同部の足がしびれ非常につらい状況になった。家族と状況を聴きに医院に行ったら、偶然起こったことだ。とけんもほろろ・・・以降、そのクリニック前を通るたびに苦しい気持ちになり、近くを通れなくなった。」という話がありました。この方はさらに頭痛やほかの部分のしびれなどたくさんの症状を背負ってしまいました。しかし、訴えるなんてとんでもないと・・ただ自分のこの症状が注射さえしなければと思うと悔しいとおっしゃっていました。
  こういう医師も少なからずいるんでしょうね。
  お互いに信じ合えないという国民にとっても医師にとっても不幸な状況がこれからもっとひどくなっていくのでしょうか?なんとか患者さんと医療者が協力できる関係になれるようにしていくことはできないのでしょうか?共感の医療はそれを目指しているのですが・・・

    のど、咳の風邪がはやっていましたが、簡単にうつってしまいました。アントロポゾフィーのレメディー、インフルドロンとエヒナドロンほかでがんばっていましたが、なかなか回復せず、かえって悪化してきました。咳にはHustenTrophenやPetudoronという咳止めも使っていますが・・・漢方、通常の西洋風邪薬もあわせてなんとか切り抜けていますが、やはり東京でのシンポジウムに車で往復した日曜を初日とする13日間休みなしが、響きました・・・情けないですね、これくらいでdownとは。2週間ぶりの休みは風邪でダウンか・・・でも、休日診療当番の時にダウンしなくってよかった!!

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  久々の、木曜(午後休診)の午後、先週末が外来と休日診療でつぶれたため、さらに前の日曜も東京日帰りでシンポジウムに出ていたため、13日連続休みなしの12日目・・・それも昼の時間も、近くの老人保養施設の健康相談・介護保険審査会などで、ほとんどがつぶれ・・・今日は、半日でも休めたらと思ったが、残念ながら今日もduty。U小学校の学校保健委員会に。医師会はお世話になっているが、ほんとうにいろんな仕事が多く、自分のところでも行事をやっている当院としてはかなりしんどい。
  しかし、校医をさせていただいている、U小学校の保健活動はなかなか立派なものだ。昨年の骨(骨折をなくすための試み)の問題は専門でないので困りながらも、学校のパワーに引っ張られて関わってきたが、甲斐あって学校保健委員会が取り上げてから骨折ゼロ!今年は睡眠を取り上げると言うことで、わたしのアントロポゾフィー医学のテーマ(先日取り上げたハートマン)と同じテーマであることに内心驚いた。睡眠時間をいかにしっかりとるか?睡眠の意味、睡眠に影響を与えるTV,TVゲームなどの悪影響などを考える上で、何度かに渡って実態調査をされ、子どもの眠る時間、起きる時間、起きるときに自分で起きられるか、目覚ましか、人に起こされるまで起きないか・・・TV/ゲームが2時間以下だった割合など。
  今日はそうしたアンケートや調べた内容に基づいて、まずは各クラスで考えた標語の発表、1年生から全クラス。ビンゴによる健康にとって大切な内容の確認。その後、歯科医の校医の先生のお話を(食事する場合に一口30回噛むことの大切さ)挟んで、保健委員会の子どもたちの調査結果と、睡眠の大切さを訴えるビデオ・・・(これはわたしが言おうとしていたことを言われてしまってあわてた)。そしてわたしの言葉、
「睡眠がないと人の精神、体は病む
睡眠は人を再生させる大切なもの
しかし時間だけではいけない
眠りの質が大切で、いい質を得るためには寝る前の行いが大切
TV,ゲームを直前にやるのはやめよう
ゲームをすると、頭が認知症と同じ状態になること、だから
15分以内に止めて、3倍の読書をしよう。
読書は漫画や雑誌ではなく、
夢のある宮沢賢治などの本がいい。。。。
皆さんが、勉強し、考えていい標語を作ったのはいいが、
ぜひ今度は実感するように。
本当に気持ちがよければそういう生活も続けられるでしょう。」
なんて言うことを、マイクなしで5分ほど全校生徒に話した。

  その後校長先生、保健の先生、教務主任、そして歯科の先生でしばらくお話。切れる子どもの問題。多くは家庭問題でその中でも映画「誰も知らない」とほとんど同じ状況の家庭の子に対し、教頭先生が毎日迎えに行き、その弟を保育園に連れて行くなど、驚くほど献身的な取り組みを学校でやっていた。昨日、いじめ問題を取り上げたが・・こういう校長と学校全体の取り組があれば、あんないじめは起こらなかっただろう、やはり、校長教頭の人格と能力で差が出るのだろう。だが、教育委員会が権限を強めてこうした状況に果たしていいことがあるのだろうか?と、もう一度思う。政治家に教育を任せてはいけない。

  15時過ぎに戻って少し書類書きをした後、午前中から二階の星の部屋で行われていた「アンカバーリング・ザ・ボイス」(午前はグループレッスンで午後は個人レッスン)の個人レッスンを受ける。2度目のレッスン。いかに楽器としての体を作るか、声を体から解放して自由な歌声が出せるか。今回少しだけ前に進んだ気が。前回と同様レッスン後、岡山に帰る講師の百香さんを車で三河安城まで送った。

  ふー。。。明日は、昼から夕(14-16時)までなぜかわざわざ名古屋で愛知県医師会主催の社会保険集団指導がある。これは遅刻早退厳禁と。。。これまた大変な重荷。何で、豊田医師会の対象者に名古屋に集まれと・・・午後の診療に差し支えるので、やむなく1時間遅れの診療にしたが、なんと多くのクリニックがこのために午後休診していると聞いて・・・がっくり。情報収集が遅かった。

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★★★「炎の歌」再考★★★
  わたしは20数年前、名大医学部在学中に、医学部混声合唱団に属し、指揮者もつとめた。今日、突然医学部混声合唱団の団員をなのる女の人から電話があり、来年50回記念定期演奏会があり、過去の演奏会のプログラムを調べている、あなたは24回(そうです)の指揮者なので、電話した、と。
  改めて当時の録音記録などを引き出しから出して、ステレオで聞いてみた、当時の記憶が鮮明によみがえってきた。
  わたしの学生時代はすでに学園紛争の時代は過ぎ、高校でも全く無風の卒業式、大学に入って合唱団活動をしていたが、そこで少し社会に目を向けた。わたしの指揮者の時は、1ステージ愛唱曲集(MyWayとロシア歌曲3曲)、2ステージではSpirituals、そしてメインでは外山雄三作曲の「炎の歌」を取り上げた。人の命を扱う私たちにとって、戦争や原爆は避けて通れないテーマであった。このステージは少し変わったステージで、炎の歌が唱名のような歌で始まるため、その前置きに茨城のりこ作詩の「六月」、そして「千羽鶴」といういずれも佐々木伸尚先生作曲の二曲を入れ、それから「炎の歌」をうたった。後半2曲の「石」「花」は今聴いても名曲である。悲しみ、そして未来への強い思いが詩と曲、ピアノ一体になって迫ってくる。
思い出せるだけの「花」の詩を書き記す。
今の時代にこそ、必要な言葉ではないだろうか?
「草も生えないという焼け野原にも、
木々は茂り花が咲いた。
だが消え去った命は、
どの花によみがえればいい?
まして消えなかったことを恨みさえしたあなたの日々・・・
息子の為だけに、半身を引きづってきたあなたの命を、
どのの花に?
もの柔らかだったあなたの・・・・の、その最後の意志を、どの花に、探し当てたらいい??

・・・安らかに、眠ってください、過ちは・・・

あなたから夫を奪い、今あなたを奪ったものに、
花をゆだねることが、できようか、
花で結ぶ人間の心を任せておくことができようか?
だから、わたしは花を手向け、さようならを言わない

・・・過ちは、過ちは繰りかえ・・・し・・・
やすらかに、やすら・・か・・・

だから、わたしは数え切れないほどの花を捧げ、
そして祈ります。
お母さん、安らかに眠らずにいてください。
いつまでもいつまでも花と人間のために、
鐘を鳴らし続けてください。

生き残ったものへのむちとなって、
むしろむちのような花となって、
生き続けてください。」
(一部順番が間違っているかもしれません)

  教育問題も連想される。
  教育委員会の権限を強くして、どこが子どものためになるのだ?自殺問題での教育委員会権限強化というのは、全くお門違いの発想と思われる。
  現場がだらしないのは確かだ、だからこそ現場から再生しなければ日本の教育はさらに荒廃する。東京都知事のように、現場の荒廃をみて押さえつけない限り子どもたちは言うことを聞かない(なぜ言うことを聞かせる必要があるのか、誰のための教育か・)などといわせておいてはいけない。子どもたちの心に寄り添い、共感していく教育なしで、子どもたちの心は救われない。
  平和をないがしろにする人々が、子どもを押さえつけ兵隊のように有無も言わさず日の丸の元で右にならえをさせ、それがいいと公言する。どう見ても本当に子どものためを考えているとは思えない。
  i都知事、A総理、いったい何をしたいのですか?右にならえをした子どもたちを戦場に送りたいのですか!?

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2006.10.25 23:52 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  Dr.Schubertian  | 推薦数 : 0

検査技師パート希望の方来訪

★★★検査技師希望者来訪★★★
  当院は循環器疾患を主とした慢性疾患の患者さんをメインにみさせていただいています。その為、心エコー装置もしっかりしたものを用意し、心疾患の患者さんの精密検査、定期フォローアップ(心機能評価)を行っています。検査を行うのは現時点では私自身ですので、診療中に行うことはよほどすいているときしかできません。現状は毎診療前つまり毎日の8時半から9時、16時から16時半に検査を入れて、終わり次第診療を始めます。これだとなかなか必要な患者様をすべてみることができません。
  そこで、検査技師さんを募集しました。もといた病院の検査関係の方から紹介を受け、東京の循環時専門のクリニックで研鑽してきた技師さんが、当院の様子見がてら遊びに来てくださいました。
  この方がきてくだされば、ずいぶんわたしの負担も減り、余裕を持ちながら診療ができ、また必要なエコー検査もよりスムーズにできるようになる・・・是非きてほしいなあと思っていますが・・・わたしのクリニックが気に入ってもらえたか・・・

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昨年から、スイス在住のピアニスト・オイリュトミー療法士の浅田豊さんを迎え、シューベルトだけを演奏するコンサートを始めました。昨年は横浜シュタイナー学園と当院。今年は横浜のアウディオペーデ研修センターと当院、そして池袋明日館(closed=アトリエルピナスさん主催)で行います。
  今年はチラシにもあるように、Novalisの素晴らしい詩につけた6曲・・・いずれもイエスキリスト、マリアへの讃歌・・・を歌います。聞き慣れたシューベルトとはひと味違った世界ですが、これがシューベルトの神髄ではないかと思うようになりました。
  シューベルトが好きな皆さん、ぜひお越しください。定員40名ほどですので、お早めのご予約をお願いします。(写真は本年5月アントロポゾフィー国際医学ゼミナール後、当院「星の部屋」での浅田さんとの練習風景です)
浅田さんとの練習0605
♪♪♪♪♪♪  以下、チラシから転載します ♪♪♪♪♪♪♪♪
SCHUBERTIADE    シューベルティアーデ 2006

  2004年、長野での国際アントロポゾフィー医学ゼミナールで出会った、医療者であり、音楽家の二人。 昨年2人によるシューベルトだけの演奏会「シューベルティアーデ」がはじめて開かれました。 
  今年も是非、との2人の思いがシューベルティアーデ2006として実現しました。
  Novalisの詩による曲、全6曲の演奏を中心に、『冬の旅』から数曲と子守歌などの美しい小曲 全20曲余りを演奏します。シューベルトの魂の歌、今年も是非お聴きください。

★コンサート SCHUBERTIADE 2006
12月3日(日)  14:30 開場  15:00開演
 歌 :揚妻広隆 (バリトン歌手、内科医)
ピアノ:浅田 豊  (ピアニスト、オイリュトミー療法士 スイス在住)
参加費:2000円 (2日・3日 両日参加の方は、二日で3500円)
 (定員40名 要 予約) 小学生低学年以下の方はご遠慮下さい

曲目:「冬の旅」から おやすみ あふるる涙 春の夢 他
   子守歌、ノヴァーリスの詩による讃歌Ⅰ〜Ⅳ 他

★シューベルティアーデ・前夜 「シューベルトの集い」
12月2日(土)15:00〜
お話・ピアノ:浅田 豊 歌:揚妻広隆
参加費:2000円(定員40名 要 予約)

浅田 豊氏が、静かな語り口でシューベルトを語ります。(浅田氏のメッセージ:裏面参照)
翌日のコンサートが、より味わい深いものになるでしょう。

場 所:あげつまクリニック 2F  Forum「宙(そら)」
豊田市今町2-66 (愛知環状鉄道 三河豊田駅~タクシー10分、名鉄 豊田市駅~タクシー15分)
*お申込みいただいた方には詳しい地図をお送りいたします。
講演・コンサートによる収益は、浅田氏の渡航費にあてさせて頂きます。
***** 2006年SCHUBERTIADE(他会場)のご案内 ******
11月25日(土):横浜・アウディオペーデ

♪ お申し込み・お問い合わせ:フォーラム「宙」 Tel/Fax 0565-25-2588
 留守番電話の時が多いので、電話番号をメッセージに残すかFAXをお願い致します。折り返しお電話致します。
主催:あげつまクリニック           
後援:アントロポゾフィー医学のための医師会 

♪♪♪♪♪♪  浅田さんからのメッセージがチラシ裏面にあります ♪♪♪♪♪♪♪♪

浅田さんからのメッセージ
作曲家 フランツ シューベルト について
  18世紀も終わりがちかくなってきた1797年にフランツ シューベルトはウィーンに生まれました。
シューベルトの父は貧しい学校教師で、最初の妻エリーザベトとのあいだに、14人の子をもうけましたが、小さいうちに亡くなった子が多く、成人したのは5人にすぎませんでした。エリーザベトが1812年に病死すると、シューベルトの父フランツ テオドールはアンナと再婚し、アンナとのあいだに5人の子をもうけています。シューベルトの生家はウィーンのヌスドルファー通りにあって、今も見学することができます。ウィーンで生まれ、育ち、生活し、そしてウィーンで1828年に死んだシューベルトは、その31年という短い生涯の間に、1000曲にもおよぶ楽曲を書き、それらは全世界の人々 〜音楽の専門家とか素人の別をとわず〜 から愛されています。
  このころのヨーロッパからは、バッハを初め、ハイドン、モーツアルト、ベートーベンといったウィーン古典派の大家から、シューベルトに至るまで、そしてその後も、世界中で愛されている大作曲家がたくさんでているわけですが、その中でもシューベルトという作曲家の特徴はどこにあるのでしょうか?彼はどういう人柄だったのでしょうか?
   シューベルトの音楽を考えるときに誰でもまず気がつくことは、その中におけるリート(歌曲)の重要性です。勿論シューベルト以前のモーツアルトやベートーベンも歌曲を書いています。しかしその歌曲は、彼らの全音楽的仕事の中で、それほで重要なものとは見なされません。シューベルトの場合はこの点が根本的に違っています。そもそもシューベルトはまずリート作曲家として有名になったのです。芸術歌曲というジャンルを自ら築き上げ、確立し、そして、ヨーロッパ芸術史上でも空前絶後とも言えるような傑作「冬の旅」をリートという分野で書き上げてしまったのは、もう驚くしかありませんが、ここでは常に「音楽と言葉の関係」ということが問題になってきます。そしてこの点についての研究論文もたくさん書かれているわけです。 シューベルトは単なる音楽家、作曲家だったのか、それとも、シューベルトは大変未来的な意味で詩人ではなかったのか、というような問いかけも可能になってきます。
  それ以外にも、シューベルトに関してはいろいろな観点から近づいていくことができます。上に述べたような音楽的、言語的な点から、あるいはまた社会的、政治的、歴史的観点から、あるいは宗教的、心理学的な見方から近づいていくこともできます。それらについて今詳述することはできませんが、そのいくつかを、シューベルトの集いにおいて、皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。                                             浅田 豊


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時間生物学と時間医学
  去る10/15(日)東京永田町でこんなセミナーがありました。
  *シュタイナー音楽療法セミナー *
「音楽の作用」における 科学と芸術の対話 〜音楽療法の科学性と精神性をめぐって〜   
講 演 会  「心臓が奏でる音楽‐呼吸と心拍のリズム研究」  
  マクシミリアン・モーザー教授     
体験・講座 「響きの体験と聴く作用がもたらす治癒の力」  
   ラインヒルド・ブラス女史      
   通訳 :入間カイ(英独通訳者・シュタイナー研究      
   特別ゲスト:湯川れい子    
  人間の健康状態における心拍と呼吸の関係を数値化した「時間生物学・医学」  (カラヤンセンタープロジェクトの一環)の先駆的研究者であるマクシミリアン・モーザー教授と、響きがもたらす心への作用や聴く力が持つ治癒力の研究を長年行ってきたラインヒルド・ブラス女史。このおふたりをお招きし、様々な響きの楽器を使いながら、音楽が人間の生体と心に及ぼす作用の科学的意義について、皆様と共に考えてみたいと思います。新しい時代の医療や音楽療法の分野、また予防医学の分野にとっても、新たな視点が開かれることでしょう。 
              **** 以上、チラシから引用 ****
  わたしは3年前から、GWに行われて、わたしも毎年参加しているアントロポゾフィー国際医学ゼミナール(IPMT)にてモーザーさんに出会った。彼は、ハートマンという(写真中央)装置を使って、心拍の変動を記録し、独自の解析を(ハートバランスという会社)することにより、人の睡眠の質、vitalityの度合いなどを判断でき、芸術療法、特に音楽療法の効果を科学的に判定できる可能性を示している。日本では正式に医療に使うことができない現在、家族、友人を被験者にして、まずはいろんな状況でのハートマン記録をとっている。写真右がその解析結果だ。
   
  ハートマン、について・・・以前にもコメントしたが、現在睡眠時無呼吸などで、睡眠障害が注目されているが、実際にSAS簡易検査にて調べる呼吸によって睡眠時の呼吸の良否はわかるが、本当に睡眠による「回復」ができているかを判断するのにハートマンは非常にいい情報を提供すると思われる。ハートマンの特徴は睡眠の質=昼間の生活の疲れからの「回復」の度合いがビジュアルに判定できる点にある。
11/5に予定されている日本のアントロポゾフィーのための医師会総会でもこの件を報告し、一つの研究テーマとしていきたい。
  
  その研究の規範となるのが今回出版された「時間生物学と時間医学」の訳本だ。また入間カイさんの渾身の訳(時間的にも大変でした)です。

  今回、モーザーさんの講演会とブラスさんの体験講座という二つの非常に実りのある経験をさせていただいた。東京も日曜の永田町ならすいているといわれていたのと、当日寝坊したのとで、妻と車で東京に行くという初めての経験。しかし、思った以上に楽に行ってこられた。講演会の後、懇親会では突然のご指名で司会などをやらせていただいたが、特別ゲストの湯川れい子さんのお話はとてもおもしろかった。湯川さんといえば、私たち中学生時代、FMやTVなどで音楽評論を聞かせていただき、雲の上の人であり、いい出会いをさせていただいた、「何を歌うの」と聞かれ、図々しくも先日の当院フォーラムのCDをお渡しし、自己PRさせていただいた。

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  待ちに待ったグレックラー先生ほか著のシュタイナーの医学・育児書が出版された。
  以前から多くの方々の間で、下訳が進んでいて、わたしのところにも数年前にシュタイナー教育関係の方から、下訳のチェックを頼まれたことがあった。しかし遅々として進まず、元本の方がどんどん版を重ね、わたしの手元にも新しい英訳版が手に入り、日本語訳はどうなるかと心配していた。入間カイさんが中心になり、訳をまとめあげ、アントロポゾフィー医学のための医師会のメンバーのなかの有志(小児科診察室研究会)が監修し、ついに出版にこぎ着けた。
  一冊4000円だが、非常に内容が濃く、シュタイナー教育を知らない人たちでも、子供の病気に関する医学書というより、子供の教育になにが大切かを考える際に非常にいい助けになる本と思われる。
  是非これを機会にシュタイナー医学、シュタイナー教育にふれてみてはどうだろう?

  今年は入間カイさんのがんばりで複数のシュタイナー(アントロポゾフィー)関係の書籍が発売される。わたしもほんの少しだけ監修に関わった時間生理学の本に関しては、10/15の講演会の報告も兼ねてまた書こうと思う。

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