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2008.05.09 23:01 |  海外留学  |  その他(医療関連)  |  特別支援教育  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 2

UNC

大学街チャペルヒルの夕陽ブログが京都に行ったままで帰ってこないけど、どうなっているのだという問いあわせみたいなのを時々もらっていて、気にはなっていたのだけど、更新に手が着かず数ヶ月が過ぎました。

UNCというのはUnivercity of North Carolinaのことで、自閉症の支援プログラムTEACCHの発祥の地です。

この連休を使って、TEACCH部を3年ぶりくらいに訪問して、見学とかしてきました。まあ、自分自身は年齢的にも立場的にも教育者としての役割はあるのですが、このように被教育者になるのが好みで、優れた臨床に接する機会は貴重です。

写真はUNCの本部があるチャペルヒルの夕陽です。

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2008.01.25 00:08 |  診療  |  特別支援教育  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 2

週末は京都で

なんだか、久しぶりに更新です。しかし、最近は寒いですね。寒いのも暑いのも苦手なんですが、車で通勤しているので暖房が効くまでの数分間が凍死しそうなくらいの数時間に感じます。

大学は授業がやっと終わり、今日はテスト、明日もテスト、今年から定期テストも国試対策も兼ねてマークシートにしたので、採点が楽になり、ちょっとうれしい。問題作りは大変だったけどね。二年生の皆さんがんばってね。明日のテスト後は京都へ。

 

この土日は以前お知らせした、ジョン・ドカティ先生をお迎えしてのTEACCHコラボレーションセミナー2008です。

http://www.teacchken.com/

当日も参加できますから、関心があってまだ申し込んでない人は直接会場のシルクホールへお越しください。特設受付があります。残念ながら懇親会は満員でキャンセル待ちになっています。

プログラム翻訳をちょっとだけ手伝いましたが、とても興味深かったです。学校コンサルテーションというシステムがほとんどない日本のわれわれにとって、歴史もあって根付いているノースカロライナの専門家の経験はとても参考になります。

 

プログラム
1日目
 講演 『TEACCH における学校教育へのアプローチ』
 ドカティ先生から、ノースカロライナにおける自閉症を対象にした学校コンサルテーションの方法や注意点、教師との協力のあり方などについてお話しいただきます。

2日目
 実践報告 『学校教育に関する実践』
 TEACCH 研の会員から日本の実践を報告し、ドカティ先生にコメントをいただき、
情報や意見の交換を行います。

ブログを見ている人で会場へいらした方はお声をかけて下さいね。声かけてもらっても何も特典はありませんが・・・・ 

 

 

 

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2007.11.18 00:00 |  診療  |  研究  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 4

ADHDとASDの不思議な関係

ADHDとASD(自閉症スペクトラム)の関係は複雑で不思議です。

自分の中でも考えが少しずつ変わっていきます。 

児童精神科を数年経験した15年位前にはADHDと自閉症はちゃんとみれば区別できると思っていました。

多動や不注意のありかたもADHDと自閉症では違うと思っていたし、先輩医師もそう言っていました。

例えば自閉症の多動は親の存在をほとんど意識せず、どこでも行ってしまう、ADHDの多動は親の存在を意識しているとか

自閉症の子どもは物の刺激で注意が逸れるけど、ADHDの子どもは物でもヒトの刺激でも注意が逸れるなどです。

でも、どうもそう物事は単純ではないなと思い始めたのが10年くらい前です。

何よりも幼児期にADHDと診断した子どもをフォローしていくと10歳くらいから、自閉症スペクトラムと診断変更(あるいは追加)が必要な子どもが少なくないことを実感してきました。その逆の変更が必要だと感じたことがほとんどないのも不思議です。

つまり、振り返ってみると、親を意識して多動だった子どももヒト刺激で不注意だった子どもも、自閉症圏の特性が目立ってくることがふえたのです。

この問題はなかなか難しいです。 

 

 

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僕には嫌いな言葉が色々あるんだけど、その第一が「訓練」ですね。
医療、福祉や教育の分野では、当たり前みたいに使われる言葉ですが、僕は「訓練」という言葉を見たり聞いたりするだけで、ちょっと不愉快な気分になります。
偏食を直す訓練とか、社会性を伸ばす訓練とか、人の目をみる訓練とか、一杯ありますね。
訓練という言葉には、どんな不適切な「指導」も正当化できるみたいな危険が内包されています。
 訓練という言葉を見たり聞いたりした時は、その中身が本当に発達障害のある子どもや成人のためになっているのか、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
 
 

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2007.11.08 23:28 |  診療  |  その他(医療関連)  |  特別支援教育  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 2

知能テスト

今日は少し専門的な話です。
学会もおわり、セミナーも終わりました。
セミナーってのはDISCOセミナー
http://www.ypdc.net/study/study/specialty_070503.html
興味のある方は来年もやりますので
で、溜まっていた心理テストレポートや診断書を書いたり、スタッフの書いたレポートを読んでいます。
子どもの発達障害の場合は、ほぼルーチンでWISCーⅢをやりますが、ある「権威ある」教科書に気になる記述がありました。

要約すれば

言語性IQがと動作性IQを比較して(あるいは言語理解と知覚統合を比較して、言語が強い子には言語で指示するべきであるし、非言語が強い子は視覚を使って指示するのが良い

という意味の記述です。

しかし、こと自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群も含みます)に関しては、言語性IQが動作性より高い子どもでも、言語理解が高い子どもでも、視覚的指示にほうがよく伝わる(子どもにとって理解しやすい)ことが非常に多いのです。 
実際、言語性IQ140、動作性100といった子どもでも視覚的スケジュールを使うと、それを頼りにして自分でチェックしながらテストに取り組む子どもが沢山います。
 テストは使い方次第で役立つのですが、臨床経験と常に照応しながら解釈しないと、おかしな解釈になります。
WISCⅢの英語圏での標準的なテキストには自閉症の項目がありません。(ADHDやLDはある)。 
心理学の専門家が書いた心理テストのテキストの自閉症(スペクトラム)に関する記述について正直物足りない感じを受けることが多いのです。
 

 

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