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Doctors Blog

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【目的】   発達障害専門家への効果的な研修の開発
        厚生労働科学研究「発達障害者に対する長期的な追跡調査を踏まえ、幼児期から成人期に至る診断等の指針を開発する研究」
       (H22-精神-一般―016、主任研究者:内山登紀夫)の一環としておこないます。

【方法】   医師対象のケース検討会形式の研修を開催し、その効果を検討する

【日時】      第1回  2011年8月20日(土)午後6時から8時半
          第2回  2011年11月5日(土)午後6時から8時半
           
※各回の内容は同じです。どちらかにご参加ください。

【プログラム】  症例検討(3ケース、各45分)
       ショートレクチャー

【場所】  東京都千代田区飯田橋 2-7-1 三政ビル2階NPO 法人 PandA-J 研究所
     (JR 飯田橋駅徒歩 10 分、東西線/半蔵門線/都営新宿線の九段下駅徒歩 15分)

【参加費】 無料(資料代500円)

【募集】 各回20名(計40名、申し込み多数の場合選考させていただきます)

自閉症臨床を継続中の医師であれば、これまでの経験年数は問いません。
参加者にアンケートやインタビューを行い、評価や感想をお聞きします。研修終了後にも郵送にてアンケートなどをお願いする予定です。
発達障害に関連した相談ケースを参加者より募集します。相談希望ケースのある方は、ケースの相談内容を100字程度にまとめてお知らせください。3症例を選考いたします。症例提示は、可能であれば動画(5分程度)を含むプレゼンテーションをお願いいたします。(診察や検査場面の動画があれば結構です。相談したい場面が撮影されている必要はありません。)参加にあたり、ケースの守秘義務について十分にご配慮ください。特にケースプレゼンテーションについては保護者の同意を得てくださるようお願いします。
【スタッフ】 内山登紀夫(統括責任者)、吉田友子、宇野洋太、蜂矢百合子

【申し込み方法】 よこはま発達クリニック 蜂矢百合子 (E-mail:seminar@ypdc.net) まで 
          メールにて、下記の内容を記入の上、お申し込みください。


医師向けセミナー 症例から学ぶ 発達障害ケース検討会 応募希望

1、下記から選んで下さい
□第1回希望 2011年8月20日(土)午後6時から8時半
□第2回希望 2011年11月5日(土)午後6時から8時半
□どちらでもよい
2、お名前
3、ご専門(診療科)
4、医師経験年数
5、勤務先(所属)
6、勤務先住所
7、メールアドレス
8、発達障害に関する臨床歴(ごく簡単にお書きください)
9、相談希望ケースの有無
10、ケースの概要および相談内容(100字程度でお書きください)

応募締切 7月20日(第1回8月20日分)
      10月5日(第2回11月5日分)

ご質問は、メールにて、seminar@ypdc.net よこはま発達クリニック 蜂矢百合子までお願いします。
 

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 富士通が開発し、香川大学教育学部で実証実験した携帯電話のソフトが公開されています。
このソフトは、3月にドイツでUniversal design award 2011という賞をいただきました。

http://www.kagawa-u.ac.jp/topics/education/universal-design-award-2011/

今回のぱんだセミナーでは、受賞したソフトの活用方法を紹介するとともに、ICTの導入が障害のある人の生活を
どのように変えていく可能性があるのか、意見を交換したいと思います。

【司会進行】内山登紀夫(よこはま発達クリニック、福島大学)

【日時】  2011年7月2日 (土) 14:00~17:00

【場所】   ぱんだ研究所
★千代田区飯田橋2-7-1 
三政魚政ビル2階(魚屋さんの2階の貸事務所)
          http://www.chizulla.jp/shop/%E9%AD%9A%E6%94%BF:03-3261-4941.html

【講師】  坂井聡先生
香川大学教育学部卒業
金沢大学大学院教育学研究科修了
香川大学教育学部附属養護学校など養護学校教諭を経て、現在香川大学教育学部特別支援教育講座准教授。
1997年自閉症のコミュニケーション指導で辻村奨励賞受賞。
(著書)
暮らしの中のコミュニケーション(やまびこの里)/クラスルームコミュニケーション(こころリース出版会)/
自閉症や知的障害をもつ人とコミュニケーションのための10のアイデア(エンパワメント研究所)など

【定員】   20人

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締め切りすぎた原稿を必死で書いているうちに、せっかく書いたのに、都合で日の目をみなかった自分の原稿を再読した。
まあ、この際だからブログにアップします。しかし、長文にはブログは向いていないみたいなので、FBにもアップします。続きはFBで。

ウイングの自閉症スペクトラム概念をめぐって

大妻女子大学・よこはま発達クリニック 内山登紀夫

最近、アスペルガー症候群が話題になることが多い。アスペルガー症候群への関心が今日のように高まるきっかけとなったのはAspergerの報告(1944)を再評価した1981年のWingの論文であり、その伏線となったのはWing & Gould(1979)によるキャンバーウエル研究である。Wingのアスペルガー症候群の概念はイギリスを中心に1981年以降急速に用いられるようになり、現在のアスペルガー症候群概念は英国に限らず、北欧、オランダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アメリカ、カナダ、アメリカ、シンガポール、そして日本など多くの国で使われている。
 このようにウイングの功績は大きいのだが、日本では(他の国と同じように)、ウイングの意図についていくつかの誤解があり、その誤解が必ずしも学問的とはいえない憶測にもとづくものもあり、ここで正しておきたい。
 ウイング自身が自閉症の子どもを持つ母親であり、親と専門家の両方の立場で臨床、研究や全英自閉症協会の仕事を中心に社会活動に熱心に取り組んでおられることは多くの専門家や親の知るところだろう。しかしウイングがアスペルガー症候群概念を提唱したことの根拠として、「ウイングの子どもが高機能自閉症」であるという風説が流布していることは残念なことである。ウイングの子どもは1956年生まれの女性であり、2005年に亡くなられた。彼女は重度の知的障害を伴う典型的なカナータイプの自閉症であった。ウイング自身は、自閉症研究に取り組む以前は重度の障害を持つ自分の子どもの存在のために自閉症はカナーが述べたように他の障害とは一線をかくした特異な障害だと信じていたそうだが、キャンバーウエル研究によりカナーの記述に疑問をもち、カナー、アスペルガー症候群を含めた広いスペクトラムとして捉えるべきだと考えるようになった。その根拠はジュディス・グールドと二人で共同研究をおこなったキャンバーウエル研究の知見であり、自分の子どもが高機能であったからアスペルガー症候群を提唱したなどということは決してない

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2011.03.10 11:36 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 1

専門医の3割

ってのも意味づけが難しいですね。自分は現在、発達障害の幼児に向精神薬を投与していない(たぶん)と思うけど、それは現在、民間のクリニックで予約診療をしており、重度の行動障害を伴う発達障害の幼児はあまり診ていないという単純な理由です。
以前、発達障害の幼児を入院病棟で診ていたときは、たぶん、半分くらいの子供に向精神薬を投与していた。一般の児童精神科医や小児神経科医が外来で診れなくて紹介されてくる入院が必要な重度の行動障害がある子供は、激しい自傷行為などで向精神薬が必要なことも少なくなかったし、何日も寝ない子どももいて、睡眠薬を投与しないと家庭も崩壊しそうなこともあった。
確かに、安易な向精神薬の投与は問題だし避けるべきだが、この記事の論調は、単純に向精神薬=悪みたいな印象を与えると思う。研究者が意図したことなのか、記者の意図なのか記事だけではよくわかないが。

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なんか、ちょっと偏った感じです。

http://www.nikkei.com/life/news/article/g=96958A9C93819695E2EBE2E1E28DE2EBE2E1E0E2E3E39180EAE2E2E2;da=96958A88889DE2E0E3EAEAE7E6E2E0E3E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2


研究班の小児神経科医のコメントに
「神経伝達物質やホルモンに直接作用する薬もあるのに・・・」
てあるけど、向精神薬が神経伝達物質に作用するのは、抗がん剤ががん細胞に作用するくらい当然のこと。そういった主作用と副作用のホルモンへの作用を併記しているのは??
記者の理解不足が歪曲なのか、それとも本当に研究者がそんなこといったのか?いずれにしても、一般の人は不安になるだろう。
向精神薬の調査なのに、なんで小児神経科医のコメントだけ紹介して児童精神科医のコメントは紹介しないだろうかとか、なんで必要な例もあることに一切触れないで、「懸念」だけ紹介しているのだろうかと色々疑問がわいてくるなあ。この調査、たぶん自分もアンケートに答えているけど、こういう紹介のされ方をするのは予想外だった。いろいろ、書きたいことはあるけど、他の原稿があるので、これくらいで、

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2011.01.18 22:08 |  研究  |  その他(医療関連)  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 1

WakefeldとMMRの思い出

コメントありがとうございました。1998年にランセット(医学界でもっとも権威が高いと言われている専門誌)WakefeldらのMMR論文が出た時に、イギリスの自閉症関係者やワクチン関係者の間では大きな話題になったのですが、当時から色々な噂が絶えなかった。一番、大きな疑問は、「こういう例が数例ありました」という数例報告で、特にワクチンと退行型自閉症のメカニズムも明らかにされていず(仮説だけ)、エビデンスとしてはあまり価値が高くはない論文が、なぜランセットという世界一?ハードルの高い雑誌に採択されたのかということだっだのですが、その疑問を当時の師匠に聞いたら、「ランセットの編集委員会でも大きな議論になったけど、この論文を採択しないと、ランセットが重大な原因仮説を握りつぶしたと非難されることを恐れたらしい」とのことで、なるほど、学術誌だって色々な世間の風評を気にしないではいられないのだなあと妙に納得というかがっかりしたのを覚えている。当時はワクチンに批判的な弁護士グループが、Wakefield論文を利用したのではないかという見方が児童精神科医の間では強かったように思うけど、今年のBMJ(イギリスで人気と権威のある医学雑誌)の記事が事実なら、そんな単純な構図ではなかったということになる。この問題は、医学界だけでなく色々な分野で再発防止に向けて検証しないといけないだろうと思う。(色々質問がきたのでちょっと説明を加えました)

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2011.01.12 00:54 |  研究  |  その他(医療関連)  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 3

新年早々驚いたこと

新年早々驚いたことはMMRワクチンと退行型自閉症
の関連を示唆し、英国やヨーロッパで大きな社会的影響を
与えた1998年のランセット、Wakefield論文が最初から捏造
だったというレポートが
BMJ
http://www.bmj.com/content/342/bmj.c5347.full
に発表されたことで
英語圏ではもちろん、日本でも話題になっている。
CNNのがわかりやすい。
http://www.cnn.co.jp/world/30001444.html

この論文
Wakefield AJ, et al.Ileal-lymphoid-nodular hyperplasia, nonspecific colitis,and pervasive developmental disorder in children.Lancet351:637-641,1998
.が発表された時にちょうど英国留学中で、大騒ぎを実感し、帰国後にひょんなこと、でもなく、ある種の必然から、MMRと退行型自閉症の関連を否定する論文を、苦手な統計とか多数のデータ処理とか英語とかと格闘し、日英の先輩や同僚に助けてもらいながら書いたのだが、あの努力はなんだったのだろうと愕然としてしまい、なんか一種の虚脱感を感じている。

Uchiyama T, Kurosawa M, Inaba Y
J Autism Dev Disord. 2007 Feb;37(2):210-7.
MMR-vaccine and regression in autism spectrum disorders: negative results presented from Japan.

Wakefeld論文自体、エビデンスのレベルは低かったのだが、
それにしてもBMJの記事が本当なら、最初から意図的な捏造
だったわけで、そんな論文の影響でヨーロッパでワクチン拒否が増えてしまい、そのため麻疹が流行したり、自分も含めて多くの国で多くの研究者が税金使ったり自腹で調査し、Wakefieldの主張が正しいかどうか検討したわけだ。

Wakefeldは論文執筆当時既に、小児消化器の権威であったわけで、そんな権威が最初から意図的に捏造論文を書くとは
誰も思ってなかったのではないだろか??

いくらなんでもそれはないでしょ、Wakefield先生と思っているのは自分だけじゃないだろう。

BMJの記事をみる限り、Wakefieldの言い分は苦しすぎる。


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2009.04.06 00:43 |  診療  |  研究  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 2

DISCOセミナーのお知らせ

しばらく更新を怠っていましたが、DISCOセミナーのお知らせです。DISCOというのはウイング先生が作られた診断のための半構造化面接の方法です。これを学ぶ気になったのは、もう10年以上前ですが、恩師の一人のK先生(故人)に、ウイング先生のところでDISCOという面接法を使っていて、それに基づいて診断し報告書を書くという話を聞いて、興味をもったのでした。その後、色々な偶然が重なり、ウイング先生やグールド先生の作成された診断書や心理レポートを読む機会があり、とても納得のいく優れたレポートだと思い、その方法を学びたいと思ったのが、ウイング先生のもとに留学するきっかけになったのでした。というわけで、どうぞご参加をご検討ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

第3回 医師のためのDISCOセミナーのお知らせ

*日常、発達障害の臨床を行っている心理士の方も歓迎いたします。

DISCO(The Diagnostic Interview for Social and Communication Disorders)11th edition(2003)はLorna Wing博士・Judith Gould博士らにより開発された自閉症スペクトラムを中心とする発達障害の診断・評価のためのツールです。
本セミナーはDISCOを日本においてトレーニングする正式な資格を得た唯一のセミナーです。本セミナーのすべてのコースに参加し、レポートが一定の水準に達したと判断された方には全英自閉症協会(National Autistic Society)のLorna Wing博士とJudith Gould博士の連名の認定証が交付されます。

日時:
ステージⅠ 7月18日(土)・19日(日)・20日(月/海の日)

ステージⅡ 11月28日(土)・29日(日)

講師:内山登紀夫(よこはま発達クリニック)
    吉田友子(よこはま発達クリニック・ペック研究所)
    藤岡宏(つばさ発達クリニック)

詳細は、よこはま発達クリニックホームページをご覧ください。
   http://www.ypdc.net

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2007.11.27 23:55 |  研究  |  その他(医療関連)  |  特別支援教育  |  夕霧  | 推薦数 : 1

LD学会と体験博覧会

学会とかで忙しくて更新が滞りました。
先週末は横浜でLD学会がありました。LD学会のことは時間がある時に書きたいことが色々あるけど、今回のテーマはディスレキシアで、演題やシンポジウムもディスレキシア関係のものが多く、ある意味本来のLD学会らしくなったかもしれません。で、LD学会の印象ですが、なんか特有の雰囲気のある学会です。まあ児童精神科や特別支援教育の関係の学会は、ユニークな人が多いのですが(あ、もちろんユニークはほめ言葉です)、LD学会のユニークさのベクトルの向きは、たとえば精神神経学会や特殊教育学会のユニークさのベクトル方向とはちょっと違う方を向いている気がしました。若い学会ということもあるのかと思いますが、学会が青春しているというか、なんか一オクターブ高い感じです。一オクターブ高いというのは昔、吉行淳之介が青春論もどきで使っていた表現で、うまいなあと思って覚えているのですが、元気やエネルギーがあって良いという面ももちろんあるのですが、なんか僕のようにシャイな人間(といっても信用してくれない人が多いのですが)には、ちょっと気恥ずかしい雰囲気というのも確かにあって、どっぷり浸るというよりは適度に距離をとって、でも、遠すぎない距離で関わっていたいような気もするという不思議な学会なのでした。
博覧会のことは、こっちを見てください

http://as-japan.raindrop.jp/index.html

 

 

 

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2007.11.18 00:00 |  診療  |  研究  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 4

ADHDとASDの不思議な関係

ADHDとASD(自閉症スペクトラム)の関係は複雑で不思議です。

自分の中でも考えが少しずつ変わっていきます。 

児童精神科を数年経験した15年位前にはADHDと自閉症はちゃんとみれば区別できると思っていました。

多動や不注意のありかたもADHDと自閉症では違うと思っていたし、先輩医師もそう言っていました。

例えば自閉症の多動は親の存在をほとんど意識せず、どこでも行ってしまう、ADHDの多動は親の存在を意識しているとか

自閉症の子どもは物の刺激で注意が逸れるけど、ADHDの子どもは物でもヒトの刺激でも注意が逸れるなどです。

でも、どうもそう物事は単純ではないなと思い始めたのが10年くらい前です。

何よりも幼児期にADHDと診断した子どもをフォローしていくと10歳くらいから、自閉症スペクトラムと診断変更(あるいは追加)が必要な子どもが少なくないことを実感してきました。その逆の変更が必要だと感じたことがほとんどないのも不思議です。

つまり、振り返ってみると、親を意識して多動だった子どももヒト刺激で不注意だった子どもも、自閉症圏の特性が目立ってくることがふえたのです。

この問題はなかなか難しいです。 

 

 

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