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【会 場】 福島大学 M3教室 〒960-1296 福島市金谷川1番地【参加対象】 発達障害児者支援に関わる医療、福祉、保健、教育、司法、その他関係機関職員等 発達障がい児者の保護者 【参加費】 無料 【定 員】 100名(事前申し込みは不要) 【問い合わせ先】 福島大学人間発達文化学類 内山登紀夫研究室 FAX:024-548-5173
6月11日、12日に行うセミナーのご案内です
◆◇ぱんだセミナー◇◆
【イギリスとわが国の「発達障害者と触法」を考える
-イギリス自閉症協会 リチャード・ミルズ氏 、
プリズンリフォームトラスト ジェニー・タルボット氏を迎えて】
をご案内いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
===<以下、携帯アドレスの方用、長文失礼します>=======
■□ PandAーセミナー □■
「イギリスとわが国の『発達障害者と触法』を考える
-イギリス自閉症協会 リチャード・ミルズ氏 、
プリズンリフォームトラスト ジェニー・タルボット氏を迎えて」
◆日時 2011年6月11日(土)13:00~18:00、6月12日(日)10:00~17:00
◆場所 プラザ平成(東京国際交流館)メディアホール
東京都江東区青海2-2-1国際研究交流大学村内
http://www.tiec.jasso.go.jp/info/map.html
新交通ゆりかもめ(新橋駅<->豊洲駅) 「船の科学館」東口より徒歩約3分
りんかい線(新木場駅<->大崎駅) 「東京テレポート」B出口より徒歩約15分
◆定員・費用:100名、参加費5000円(1日参加3000円)*参加費は当日会場にて。
申込方法:名前・所属、連絡方法(メールかFAX)記載の上(形式は任意)、下記まで申込下さい。
申込受領の返信はいたしません。定員を超えた場合のみ翌日までにその旨お知らせします。
FAX: 042-344-1889、Mail: info-panda-j@shiraume.ac.jp
当日は定員を超えていない場合のみ受付いたします。前日・当日のみ電話090-5429-9449
◆主催;NPO法人 P and A-J
PandA研究所;東京都千代田区飯田橋2-7-1 三政ビル2階
◆趣旨・プログラム
アスペルーガー症候群などの障害者が事件を起こした時、イギリスではどのように司法や矯正医療、
メディア、行政が関わるのか。このテーマについて本法人情報誌『PandA-J10号』の
『特集:障害者の罪と罰-イギリス編』ではイギリス現地調査から紹介しました
(http://www.panda-j.com/book/pj/vol10.html)。
今回は、イギリス自閉症協会(NAS)で長年調査研究に携わってきたリチャード・ミルズさん、
および刑務所改革に取り組んでいるNGOプリズン・リフォーム・トラストのジェニー・タルボットさんを
日本に迎え、「発達障害者と触法」に関する我が国で取り組むべき課題―司法・矯正医療・メディア・
福祉支援等から-をたっぷり議論したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
◆6月11日 プログラム
受付12:30~13:00 *休憩は適宜
司会 堀江まゆみ(NP0法人PandA-J/白梅学園大学)
◇13:00~14:00 事前レクチャー
「ジェニー・タルボットさんから何を学ぶか
ーイギリスとわが国の発達障害者と触法を考える上でー法と矯正医療の立場から」
大石剛一郎(NPO法人PandA-J/弁護士)
桝屋 二郎(神奈川医療少年院矯正医官/精神科医)
◇14:00~18:00 講演 ジェニー・タルボット(プリズン・リフォーム・トラスト)
テーマⅠ「プリズン・リフォーム・トラストの歴史と役割」
刑務所改革に取り組んでいるプリズン・リフォーム・トラストの役割や、刑務所における
成人の触法の知的障害者・精神障害者の実態と支援ニーズを探るために取り組みなどを聞く。
テーマⅡ「イギリスにおける『適切な大人(Appropriate Adult)』制度とその運用」
イギリスではもし警察官が被疑者に知的障害者あるいは精神障害があると疑った場合、
警察とその被疑者のコミュニケーションが適切な方法で行われることを保障する人
「Appropriate Adult(代弁者)」を呼ばなければならない。AA制度とはなにか、運用や養成方法などを聞く。
◇まとめ 安藤久美子(国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部/精神科医)
◆6月12日 プログラム
受付9:30~10:00*休憩適宜、昼食休憩 13:00~14:00
◇10:00~11:00 事前レクチャー;
「リチャード・ミルズさんから何を学ぶかー医療、メディア、行政、親の立場から」
内山登紀夫(福島大学大学院人間発達文化研究科)
野沢 和弘(NPO法人PandA-J/毎日新聞論説委員)
◇11:00~13:00 講演 リチャード・ミルズ
テーマⅠ「イギリスにおける司法病院・刑務所とASD調査について」
イギリス自閉症協会では「刑務所や特別病院におけるASD調査」を行った。
内容の解説とどのような支援につなげたか、メディア・政治・行政などにどう働きかけたかなどを聞く。
◇14:00~16:00 講演 リチャード・ミルズ
テーマⅡ「イギリス自閉症法について」
イギリス自閉症法に向けてNASはどんな調査をしたのか、法律の内容の解説とともに
一般人の考え方を変革するための取り組みなどを聞く。
◇16:00~17:00 まとめシンポ「わが国でこれから何を取りくんでいくか」
◆◆講師紹介
◆リチャード・ミルズ (Richard Mills)
英国自閉症協会(The National Autistic Society)のリサーチディレクター兼リサーチ・オーティズムの
名誉事務局長(Hon Sec Research Autism)
◆ジェニー・タルボット(Jenny Talbot)
プリズン・リフォーム・トラスト(Prison Reform Trust)Learning difficulties and
disabilities in prison担当
2006年2月よりNo One Knows プログラムの責任者としてPRTのスタッフに加わる。
これは、刑務所における成人の触法知的障害者・精神障害者の実態と支援ニーズを探るための取組みである。
現在は精神障害やメンタルヘルスの問題をもつ子どもと若者の拘禁の減少に注力している。
締め切りすぎた原稿を必死で書いているうちに、せっかく書いたのに、都合で日の目をみなかった自分の原稿を再読した。
まあ、この際だからブログにアップします。しかし、長文にはブログは向いていないみたいなので、FBにもアップします。続きはFBで。
ウイングの自閉症スペクトラム概念をめぐって
大妻女子大学・よこはま発達クリニック 内山登紀夫
最近、アスペルガー症候群が話題になることが多い。アスペルガー症候群への関心が今日のように高まるきっかけとなったのはAspergerの報告(1944)を再評価した1981年のWingの論文であり、その伏線となったのはWing & Gould(1979)によるキャンバーウエル研究である。Wingのアスペルガー症候群の概念はイギリスを中心に1981年以降急速に用いられるようになり、現在のアスペルガー症候群概念は英国に限らず、北欧、オランダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アメリカ、カナダ、アメリカ、シンガポール、そして日本など多くの国で使われている。
このようにウイングの功績は大きいのだが、日本では(他の国と同じように)、ウイングの意図についていくつかの誤解があり、その誤解が必ずしも学問的とはいえない憶測にもとづくものもあり、ここで正しておきたい。
ウイング自身が自閉症の子どもを持つ母親であり、親と専門家の両方の立場で臨床、研究や全英自閉症協会の仕事を中心に社会活動に熱心に取り組んでおられることは多くの専門家や親の知るところだろう。しかしウイングがアスペルガー症候群概念を提唱したことの根拠として、「ウイングの子どもが高機能自閉症」であるという風説が流布していることは残念なことである。ウイングの子どもは1956年生まれの女性であり、2005年に亡くなられた。彼女は重度の知的障害を伴う典型的なカナータイプの自閉症であった。ウイング自身は、自閉症研究に取り組む以前は重度の障害を持つ自分の子どもの存在のために自閉症はカナーが述べたように他の障害とは一線をかくした特異な障害だと信じていたそうだが、キャンバーウエル研究によりカナーの記述に疑問をもち、カナー、アスペルガー症候群を含めた広いスペクトラムとして捉えるべきだと考えるようになった。その根拠はジュディス・グールドと二人で共同研究をおこなったキャンバーウエル研究の知見であり、自分の子どもが高機能であったからアスペルガー症候群を提唱したなどということは決してない