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最後の日に、一応というか「スクリーニング検査」を受けた。
保健所長名で「スクリーニング検査の結果、異常ありません」という名刺大の紙をくれた。
もともと大丈夫だとは思っていたものの、検査をして異常なしと
言われると確かに安心した。まあ、どの程度の線量かわからない。聞けば、教えてくれるのかもしれないが、聞く気もおきず。
地震や津波に加えて、こういうことと心配しなければならないんは確かに難儀なことだ。
計測してくれた人は電力会社の関係者のようだった。言葉使いや態度がものすごく丁寧で、少し悲しくなった。
相馬市では、地元の方が「テレビじゃなにもわからない。四角の枠の中だけでわかって欲しくない。是非、海岸へ」ということで海外の方まで案内してもらった。
実際に見るのと、テレビでは確かに違った。場所によっては見渡す限り、がれきの山だ。
今度の災害はすさまじさを確かに実感した。
わき市でも、市内の精神科病院が被災したため薬物療法の継続に関する相談が多かったです。
震災から3週間がたち、ライフラインもある程度は復旧(ただし、海側の道路はまだ信号が停電しており大きな通りでも警官もいなくて、少し怖かったです)しており、ガソリンも入手可能なようです。
一時、親せき宅などへ避難していた自閉症の子どもも戻ってきつつあります。
震災後、余震に怯えて不安定、余震があると吐いてしまう
震災後、親から離れなくなった
など、震災が直接関係した相談が比較的多かったです。
学校の関係では
新学期が始まるが、学校が被災した地区からの転校生を受け入れるため、特別支援学級が引っ越し
広さが半分になった。このような変化に対応するためにはどうしたら良いか
といった、学校環境の変化にどう対処するかの相談。
発達障害に対応できる医師がいない。東京、郡山、福島などまでいかなければいけないが、現状では難しく、近所で専門家がいないかなどの相談
いわきでは、原発20キロ圏内や30キロ圏内から避難してきた
子どものケアも重要な課題です。生徒だけでなく教師も被災しているクラスがあり、クラスの人数や構成がかなり変わるところがあります。、
新学期をまじかにひかえ、学校環境、特別支援学級などの生徒や先生、クラスの構造などが変わることが多く、こういった変化をどうケアするかが重要な課題になりそうです。
ちなみみ、最後に二本松で放射能チェックをしてもらいました(原燃の職員さんでした)。
特に異常なく、異常なしとの証明をもらいました。
3日間の巡回でしたが、薬がない人の家に届けたり、自宅で相談にのるなどの通常の診療ではあまりないことが必要でした。
また、医者一人でなく地域の事情がわかっている県の職員さんや支援センターのスタッフが動向してくれたこと、小児神経科医とペアで相談にのれたことが大変に助かりました。
今後は宮城、福島にはいる専門家チームと情報交換しつつ、できるだけ支援を継続していきたいと思っています。
相馬市報告
地理関係について簡単に説明しますと、原発の北側が南相馬市、相馬市、南川が「いわき」になります。
4月2日相馬市を訪問。
公立の福祉機関の一室で相談をしました。
発達障害向けの福祉機関(入所施設、デイサービス)や精神科病院、精神科クリニックは南相馬周辺に多く、これらの施設や病院の多くは被害を受けています。
自閉症の子どもや成人が震災後に行動悪化した例などの相談を受けました。
施設が閉鎖されてり、通常のデイサービスが休止しているために、普段の生活パターンが崩されたことによる不安栄な状態(自閉症特有の変化抵抗が強く関与している)が多かったです。
福祉施設の多くが被災したうえ、職員も被災しスタッフが足りなくなっていることで、利用者の多くは仮住まいの劣悪な環境で、少ないスタッフがケアしている状況だそうです。
スタッフの疲労も限界のようで、親御さんも何かを頼むのは気が引けるし
家がある人は、無理して家に引き取ることが多いようです。
利用者さんからは
「デイサービスにいきたい」「施設に戻りたい」という訴えも多くありました。
また、普段の薬局が閉まっているため、代替えの薬が出ているのですが、同じ薬でもメーカー違いのために外観
が変わったために服用を拒否しため問題が悪化している場合もありました。
抗てんかん薬が流されたために、てんかん発作を頻発した人もいます。
医療的なニーズとしては、やはり薬の処方の継続が一番多いと思います。
避難所にいる発達障害の児からの直接の相談はなかったですが、間接情報によると、子どもの中にも
(当然ながら)発達障害が疑われる子どもがいて、避難生活が3週間になり、子ども同士のいざこざが増えているそうです。
ただ、避難所の親から直接「うちの子が発達障害で」という相談はしにくいのが現状でしょう。
避難所でパニックを頻発したために無理をして自宅や親せき宅にいる人もいます。
避難所の発達障害の人への対応は、基本的にその避難所の担当者が決めているようです。担当者も
疲労の色が濃く、被災者の要望も多様で、なかなか対応しきれないこともあるようです。
精神科医療関係になります。、
精神科の病院やクリニックは南相馬地区に多く相馬市の患者さん(発達障害含む)の多くが南相馬地区や宮城県の
医療機関に通っていたようです。相馬地区の精神科施設は現在機能できず、相馬病院に臨時の精神科外来を
設置しなんとか処方などを維持しているのが現状です。相馬病院医師は、外部からの応援部隊が非常勤でつないでいるということでかなり厳しい状態です。
相馬地区のニーズとしては
医療ニーズ
処方の継続、精神科的問題への見立てや処方
特に継続処方のニーズは非常に強く、断薬による症状悪化も多く緊急の課題
その他のニーズ
デイサービスがない、施設利用者が一時帰宅しているが娯楽の手段がない。親御さんの身内(両親や兄弟)が死亡したり行方不明のために、子どもの対応まで求めるのは無理なこともあります。
在宅のプログラムを作成するなどが専門家の支援として必要かもしれません。避難所などで、定型発達の子どもも含めた遊びや気晴らしのリード(保育士さんとかもいたほうが良いかもしれません)
障害のある子どものいる家庭で身の回りの代行(処方箋をもって薬局へいってくる、日中、数時間でも子どもと遊び、親の自由時間を確保する)
特別支援学校、デイサービスなどへの送迎支援
スタッフ不足の福祉機関、学校などへの応援要員
パズル、パソコン、本(鉄道雑誌、図鑑、漫画、ライトノベルズなど子どもの興味にあったもの)、
感覚玩具、DVDプレイヤー、DVDソフトなど(これらの、自閉症の子どもや成人にとっては貴重な娯楽用品が流されたり、破損しています。環境が激変したうえ、いつものパソコンソフトで遊べないなどで子どものストレスが増大します)。