夕霧
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2011/04 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

トップページ

Doctors Blog

新着コメント

新着トラックバック

2011.04.06 00:52 |  診療  |  その他(医療関連)  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 2

スクリーニング検査

最後の日に、一応というか「スクリーニング検査」を受けた。
保健所長名で「スクリーニング検査の結果、異常ありません」という名刺大の紙をくれた。
もともと大丈夫だとは思っていたものの、検査をして異常なしと
言われると確かに安心した。まあ、どの程度の線量かわからない。聞けば、教えてくれるのかもしれないが、聞く気もおきず。
地震や津波に加えて、こういうことと心配しなければならないんは確かに難儀なことだ。
計測してくれた人は電力会社の関係者のようだった。言葉使いや態度がものすごく丁寧で、少し悲しくなった。

固定リンク | コメント (1)

2011.04.06 00:45 |   |  夕霧  | 推薦数 : 1

相馬市大洲海岸

相馬市では、地元の方が「テレビじゃなにもわからない。四角の枠の中だけでわかって欲しくない。是非、海岸へ」ということで海外の方まで案内してもらった。
実際に見るのと、テレビでは確かに違った。場所によっては見渡す限り、がれきの山だ。
今度の災害はすさまじさを確かに実感した。

固定リンク | コメント (0)

2011.04.05 16:08 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  特別支援教育  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 1

いわき

わき市でも、市内の精神科病院が被災したため薬物療法の継続に関する相談が多かったです。

震災から3週間がたち、ライフラインもある程度は復旧(ただし、海側の道路はまだ信号が停電しており大きな通りでも警官もいなくて、少し怖かったです)しており、ガソリンも入手可能なようです。

一時、親せき宅などへ避難していた自閉症の子どもも戻ってきつつあります。

震災後、余震に怯えて不安定、余震があると吐いてしまう
震災後、親から離れなくなった
など、震災が直接関係した相談が比較的多かったです。

学校の関係では
 新学期が始まるが、学校が被災した地区からの転校生を受け入れるため、特別支援学級が引っ越し
 広さが半分になった。このような変化に対応するためにはどうしたら良いか
といった、学校環境の変化にどう対処するかの相談。
 
発達障害に対応できる医師がいない。東京、郡山、福島などまでいかなければいけないが、現状では難しく、近所で専門家がいないかなどの相談

いわきでは、原発20キロ圏内や30キロ圏内から避難してきた
子どものケアも重要な課題です。生徒だけでなく教師も被災しているクラスがあり、クラスの人数や構成がかなり変わるところがあります。、
新学期をまじかにひかえ、学校環境、特別支援学級などの生徒や先生、クラスの構造などが変わることが多く、こういった変化をどうケアするかが重要な課題になりそうです。

ちなみみ、最後に二本松で放射能チェックをしてもらいました(原燃の職員さんでした)。
特に異常なく、異常なしとの証明をもらいました。


3日間の巡回でしたが、薬がない人の家に届けたり、自宅で相談にのるなどの通常の診療ではあまりないことが必要でした。

また、医者一人でなく地域の事情がわかっている県の職員さんや支援センターのスタッフが動向してくれたこと、小児神経科医とペアで相談にのれたことが大変に助かりました。

今後は宮城、福島にはいる専門家チームと情報交換しつつ、できるだけ支援を継続していきたいと思っています。

固定リンク | コメント (0)

2011.04.04 22:52 |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  特別支援教育  |  夕霧  | 推薦数 : 2

相馬市

相馬市報告

 

地理関係について簡単に説明しますと、原発の北側が南相馬市、相馬市、南川が「いわき」になります。

4月2日相馬市を訪問。

公立の福祉機関の一室で相談をしました。
発達障害向けの福祉機関(入所施設、デイサービス)や精神科病院、精神科クリニックは南相馬周辺に多く、これらの施設や病院の多くは被害を受けています。

 

自閉症の子どもや成人が震災後に行動悪化した例などの相談を受けました。


施設が閉鎖されてり、通常のデイサービスが休止しているために、普段の生活パターンが崩されたことによる不安栄な状態(自閉症特有の変化抵抗が強く関与している)が多かったです。
福祉施設の多くが被災したうえ、職員も被災しスタッフが足りなくなっていることで、利用者の多くは仮住まいの劣悪な環境で、少ないスタッフがケアしている状況だそうです。
スタッフの疲労も限界のようで、親御さんも何かを頼むのは気が引けるし
家がある人は、無理して家に引き取ることが多いようです。
利用者さんからは
「デイサービスにいきたい」「施設に戻りたい」という訴えも多くありました。

また、普段の薬局が閉まっているため、代替えの薬が出ているのですが、同じ薬でもメーカー違いのために外観
が変わったために服用を拒否しため問題が悪化している場合もありました。

抗てんかん薬が流されたために、てんかん発作を頻発した人もいます。


医療的なニーズとしては、やはり薬の処方の継続が一番多いと思います。

 


避難所にいる発達障害の児からの直接の相談はなかったですが、間接情報によると、子どもの中にも
(当然ながら)発達障害が疑われる子どもがいて、避難生活が3週間になり、子ども同士のいざこざが増えているそうです。
ただ、避難所の親から直接「うちの子が発達障害で」という相談はしにくいのが現状でしょう。

避難所でパニックを頻発したために無理をして自宅や親せき宅にいる人もいます。

避難所の発達障害の人への対応は、基本的にその避難所の担当者が決めているようです。担当者も
疲労の色が濃く、被災者の要望も多様で、なかなか対応しきれないこともあるようです。

精神科医療関係になります。、
精神科の病院やクリニックは南相馬地区に多く相馬市の患者さん(発達障害含む)の多くが南相馬地区や宮城県の
医療機関に通っていたようです。相馬地区の精神科施設は現在機能できず、相馬病院に臨時の精神科外来を
設置しなんとか処方などを維持しているのが現状です。相馬病院医師は、外部からの応援部隊が非常勤でつないでいるということでかなり厳しい状態です。


相馬地区のニーズとしては

医療ニーズ
 処方の継続、精神科的問題への見立てや処方
 特に継続処方のニーズは非常に強く、断薬による症状悪化も多く緊急の課題

その他のニーズ
デイサービスがない、施設利用者が一時帰宅しているが娯楽の手段がない。親御さんの身内(両親や兄弟)が死亡したり行方不明のために、子どもの対応まで求めるのは無理なこともあります。
在宅のプログラムを作成するなどが専門家の支援として必要かもしれません。避難所などで、定型発達の子どもも含めた遊びや気晴らしのリード(保育士さんとかもいたほうが良いかもしれません)

障害のある子どものいる家庭で身の回りの代行(処方箋をもって薬局へいってくる、日中、数時間でも子どもと遊び、親の自由時間を確保する)
特別支援学校、デイサービスなどへの送迎支援
スタッフ不足の福祉機関、学校などへの応援要員
パズル、パソコン、本(鉄道雑誌、図鑑、漫画、ライトノベルズなど子どもの興味にあったもの)、
感覚玩具、DVDプレイヤー、DVDソフトなど(これらの、自閉症の子どもや成人にとっては貴重な娯楽用品が流されたり、破損しています。環境が激変したうえ、いつものパソコンソフトで遊べないなどで子どものストレスが増大します)。

固定リンク | コメント (0)

2011.04.04 21:48 |  診療  |  その他(医療関連)  |  自閉症スペクトラム  |  夕霧  | 推薦数 : 1

南相馬

4月1日南相馬に行ってきました。南相馬市の特殊性は
放射線のために屋内避難の指示がでている地域が多く、
そのためにボランティアも他地区と比べて非常に少ないことです。


ある障害のある子どもを持つ家族の一人にインタビューしました。


求めている支援は

物資の宅配がない(宅配便が避難エリアに入ってこない)ので家まで宅配してくれる人が欲しい(市職員は頼めば宅配してくれるが、傍目からみても限界的に多忙なので、悪くて頼めない)

ガソリンを入手するには2時間近く並ばなければならない。
でも、子どもと一緒だと並べない。
代わりに並んでくれる人が必要、ガソリンがないと外出できない。

処方箋があっても、薬局までいってくれる人がいない。

買い出しを変わりにしてくれる人もいる。2時間ならんで、わずかの食物しか手にはいらない時もあった。


子どもを半日くらい見てくれる人がいると助かる。
たとえば公共スペースに自閉症の子どもを集めて一緒に遊んでくれる人

不足している物資
灯油
野菜など

ということでした。 

パートなどは当然できない(屋内退避だし、第一、パートする店や事業所があいてない)ので、収入も減っている人が多いです。

避難所にいきました。

老人が多いので、血圧測定の依頼が多い、測定してあげて数値を伝えるだけでも安心したという人もいました。
(避難所に自動血圧計があると良いかも)

メンタル面の相談ももちろんありました。普段から飲んでいた薬の処方を求められることが多かったです。処方内容がわかれば処方箋を出すことは容易(もっとも、薬局にその薬があるとは限らない)なのですが、わからない場合はかなり苦労しました。

避難所のスタッフの方は本当に頑張っているようすで疲労の色がありありとみえました。

屋内避難地区ですので、多くの店は閉まっています。といっても、市役所の周辺は結構人がいて駐車場も車が多かったです。被災証明や身内の安否情報を確認するために来初されているようでした。

屋内避難地区といっても多くの人が実際に生活していますし、自閉症に限らず、知的障害、身体障害、精神障害の方々など支援が必要な人は多くいらっしゃると思います。

今後も、色々な支援チームと連絡をとっていきたいと思います。

南相馬市役所の掲示

固定リンク | コメント (0)