今日の朝日新聞の記事に
「知る権利」に応えるには
情報源秘匿 何より大切
と出ていた。
さらに逮捕は行き過ぎだという。
「食の偽装」の発端も内部告発だし・・・
というわけだ。
メディアの論点は朝日に限らず、知る権利、情報源秘匿、
表現の自由への公権力の介入
をテーマにしているのだが、
なんか論点がそれだけで良いのだろうか?
今回の奈良の事件は赤福とかミートホープの問題とは本質的に異なる点がある。
それは、少年のプライバシーが細部まで暴かれることが一人の人間のこれからの人生にとって良いのかどうか
そこまでしないと再犯予防の啓発にならなかったのか
どうかという点が論点であるはずだ。
もう一つの論点はジャーナリストのモラルとフェアネスということだ。
再犯予防という「崇高」な目的のために是が非にでも情報が必要なら「「迷惑はかけない」などという代わりに「最悪、逮捕されるかも知れないが協力してほしい」と申し出るべきだったと思う。そして、原稿を鑑定医に見せるべきだったのではないか?
「出所は内緒にしてやるから、何でも話せ、伝えることはこっちが決める」という態度はジャーナリストの万能感の表現、あるいは単に傲慢としか思えない。
情報源さえ秘匿されていれば何を言っても良いわけではないだろう。
「知る権利」といっても、第三者が今後の人一人の人生を左右するかもしれない細かいプライバシーまで知る権利があるとも思えない。
メディアは一人の少年の今後の人生の重みをもっと良く考えるべきだ。
企業の内部告発とは本質的に違う問題だ。
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昨日、突然TEACCHプログラム研究会の話をしたので
TEACCHって何ですか?というメールをもらいました。
TEACCHを知るのに、とても良い本が出版されたので
とりあえず紹介します。
藤岡宏先生著
自閉症の特性理解と支援
TEACCHに学びながら
ぶどう社
http://www.budousha.co.jp/booklist/book/rikai.htm
- :自閉症の特性を理解する
- :特性に沿って支援の方法を考える
- :医療・親さん・地域
の3部から構成されています。
内容紹介は後日、ちょっと詳しくします。
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今日は某市で特別支援関連の会議があった。
発達障害の支援をする場合、教育関係者との連携はかかせない。学校の先生と議論することで、診察室の中だけでわからないいろいろなことがわかって勉強になる。
個人クリニックの経営者としては、こういう会で一日使うのは実は経営的には苦しいのだけどね。
特別支援教育のことは書くべき内容は沢山あるのだけれど、自閉症スペクトラムの教育についてはTEACCHの支援がとても参考になる。
ということで、われらがTEACCHプログラム研究会ではTEACCH部からジョン・ドカティ先生をお呼びして
2008年1月26日、27日の二日間
京都のシルクホールで
TEACCHコラボレーションセミナー
を開催します。
自閉症やアスペルガー症候群の支援に関心のある方は是非ご参加を。必ず意義深い会になると思います。 詳しくは下記のHPをみてください。
ドカティ先生はグリーンビルTEACCHセンターのディレクターです。
細身で穏やかで物静かなタイプの先生でTEACCHの中でも学校教育の現場で自閉症の人を支援することの第一人者です。
僕のTEACCHの師匠はジャックという、太めで脂ぎっていて冗談好き(からかい好き)で、ジョンとは正反対のタイプだったのですが、ジョンの主催でグリーンビルの養護学校で研究会があったときに、「ジャックとタイプが正反対だねえ」とつぶやいたら、横にいたスタッフから「そんな、ホントのこと大声でいっちゃだめ」と注意されたのが妙に印象に残ってます。
もう12年前なのだけど、どうでもいいことが記憶に残ります。
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この話題、休止しようと思ったんだけど
講談社のHPのトップに声明がでていたので、いろいろ考えてしまった。
で、読んで不思議な気分になったのだけど、さすがに
関係者への「お詫び」の表明はされているのだけど、
肝心の少年へのお詫びは無いのですね。
それとも「ご遺族の方々」に含まれているのでしょうか?
「私たちジャーナリズムに携わる者の使命は、国民の知る権利に応えるべく、真実を明らかにして報道することにあります。」
まあ、そうなんだろうけど、「真実」には実名とか住所とかもいるんでしょうか?実名や手書きのメモを報道することが再犯の防止になるとは思えないのですが。
以下引用
一連の捜査は、「秘密漏示」に対するものとされています。「秘密漏示」とは、弁護士、医師や薬剤師といった高度な守秘義務を要する職業につく人が、正当な理由なく業務上知り得た秘密を漏らした場合に適用される罪状です。
もちろんそうなんでしょうけど、以下に続くのが
一方、私たちジャーナリズムに携わる者の使命は、国民の知る権利に応えるべく、真実を明らかにして報道することにあります。
で、「一方」だから、医師は罪に問われてもしょうがないけど、ジャーナリストは罪に問われるのはおかしいと主張しているようにも読めますね。
有名なジャーナリストの有田氏はブログで
情報を得たジャーナリストの立場からすれば、知った以上は報じなければならない。
そうです。これはすごい言葉ですね。
知った以上は個人情報でも、個人を傷つける中身でも報じるのがジャーナリストであれば、「弁護士や医師など高度な守秘義務を持つ」人は、報道されても良い情報に限定して、ジャーナリストに話をすべきですね。
ジャーナリストも守秘義務を持つ人に取材する時には「知った以上は報道します」と断った上で取材するのがフェアというものでしょう。草薙さんや講談社スタッフは、そう断ったんでしょうか?
まあ、ジャーナリストとつきあう上で、有田氏のブログや講談社の声明は参考にはなりました。
「第三者を含む調査委員会」を作って調査するそうですから結果にも注目したいとは思います。
調査委員会の人選によって結果はある程度予測されるような気もしますが、どんな人選なのか注目です。
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もうすぐ児童青年精神医学会ですね。
今年は岩手です。
僕は教育講演で、
「思春期・青年期の自閉症スペクトラムの診断」
を担当します。
本来、自閉症スペクトラムは幼児期に診断がついているべきだと思うんですが、現実はそうでもなく、思春期や時には成人期に初めて診断がつく人もいます。
思春期・青年期にどう診断するか、どんな支援が可能なのかを考えます。まあ、わずか一時間なので要点だけになってしまいますが・・・
ウエッブでは記載がないようなんですが、
Judith Gould先生が
Autism Spectrum Disorders and Related Conditions
というタイトルで11月1日にランチョンセミナーをします。
こっちは司会を担当します。
今年の教育講演は面白そうなのが多いですね。
クリニックからの発表もあります。
しかし、それにしても自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群の演題が増えたですね。気分障害も以前より関心がもたれてきたみたいです。
一昔前は自閉症と登校拒否がほとんどだったのですが、まあ、これも時代の流れですね。
岩手は寒そうですね。
ブログみている学会員の人は会場でお会いしましょう。
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報道によれば、鑑定医はジャーナリストに騙されたと思ってはいないと言っているそうです。
というと、こういう事態は織り込みずみだということなのでしょうか?
なんだが、わけがわからなくなりましたね。
まあ表にでる情報が操作されている可能性もあるし、ちょっと
この話題は時間をおいて考えます。
この鑑定医の先生とは直接の面識はありませんが、同じ児童精神科医の一人として、いろいろ考えさせられます。
鑑定医の仕事はただ診断だけするのではないと思います。
少なくとも少年を鑑定をする(児童)精神科医は、個人のプライバシーを守りつつ、犯罪が繰り返されないように専門家として必要な提言を関係者や世間に向けてするべきでしょうね。まあ当然のことではありますが。
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調書漏示問題で、ジャーナリストのK氏は「命を差し出しても情報源は言えない」と語ったそうだ。その心意気はジャーナリストとしては称賛されるのだろうけど、そんな「命をかける」くらい大事な情報源なら、なぜもっと情報源を特定されないような工夫をしなかったのだろうと思う。さらに実名で細かく家族が何が言ったかがわかるようにコピーを本にしたわけだが、本人や家族が読んだらどんな気持ちになるのか考えなかったのだろうか?
秘密が守られると信じて医師にあえてつらいことも話した人たちの気持ちはどうなるのだろう。自筆のメモを本の表紙に使われた少年の気持ちは?
今後、医師に話したことが本になって誰でも知るようになるのだったら、これから事件が起きたとき(あるいはすでに起きた事件の鑑定で)本人や家族は鑑定医に本当のことを話さなくなろだろうとか思わなかったのか?そんな事態になったら、少年事件の再発防止はさらに難しくなるかもしれない(と思わなかったのか?)。
突然話は変わるのだけど18歳の亀田は「負けたら切腹」と宣言した。まあ、パフォーマンスだからと気にしすぎるのもいけないのかもしれないけど、周囲の大人は「負けても切腹なんかするな」となぜ言わなかったのだろう?大人のアナウンサーが負けた亀田に「切腹は?」と迫ったりするのは、虐待じゃないか?
謝罪会見みてたら、「少年」の亀田だった。
勝者の内藤の対応は大人の対応でとても良かった。
メディアはもっと少年の人権に敏感であって欲しい。
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ブログの更新がいつも、滞るのだけど、書きたいことがないわけじゃないんですけど。むしろ、考えていることが多すぎて、うまく選択できないわけです。
このところ気になるのは、奈良の調書漏示事件と亀田問題。
精神鑑定の調書を医師がジャーナリストに見せることは、考えらないので、それが第一のショックだった。 もう一つ意外だったことは、メディアの風潮がKというジャーナリストに比較的好意的であることだ。
僕の意見は読売新聞の社説に近い。もっともこの社説は例外的にKに批判的なのである。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20071016ig91.htm
現在、報道されていることが事実なら、ジャーナリストのKは鑑定医を騙して(コピーはしないと言って)情報を仕入れたわけだ。情報源を秘匿するのはジャーナリストの基本だろうし、秘匿できない(秘匿する気がなかったとしか思えないが)結果になったのだから責任はあると思うけど、それ以前に、もともと情報源を「だまして」情報を得ることはジャーナリストとして批判されないのだろうか?それを問題にしているメディアが(全部チェックしたわけじゃないけど)あまりないのが意外なのであった。
これがジャーナリストの常識であるなら、もうジャーナリストとの付き合いはできないということになる。
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久し振りの更新です。今まで
http://blogs.dion.ne.jp/tokio/
でも同様の内容を投稿していましたが、以後はこっちだけにします。
今後はこちらを見てください。
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