なぜ私は、医学部志望を望みアメリカ留学を考えたのか?それは、大好きだった中学校の生物の先生が、『もし、分子生物学、遺伝学を勉強したいのら、京都大学の理学部生物科に合格しても、中学校の先生ぐらいにしかなれないから、君は医学部に行きなさい。』と言われたからです。私はその後千葉県の袖ヶ浦町(現袖ケ浦市)の全寮制のミションスクールに転校しました。でも進学校でなっかたので、現役で国立の医学部に合格は無理でした。ですから、日本での大学受検はしませんでした。私は長男でのんびりすごしたので、浪人するとだめになるタイプだからです。それならアメリカに留学をして、医師になろうと考えました。私の父にそのことを相談しました。私の父は、京都で新聞販売所を経営していたので、経済的には余裕は、ありました。でも私を入れて弟妹4人です。『もしアメリカ私費留学をしたいのなら、全員を、留学させることはできない。(その当時は1ドルが300円の時代です。)二年間は、日本の大学に行きなさい。そして生活費、授業料は、自分で出しなさい。その間に、留学に必要なお金を貯めてあげよう。』と言われました。それで付属の大学の英語科に入学しました。2人3人の家庭教師をして、夏には、北海道で、アルバイトを三ヶ月、毎年しました。そして1976年5月に、三年編入でワシントン州の田舎のワラワラ大学(WALLA WALLA COLLEGE)と言うところの生物科に入りました。シアトルから自動車で5時間内陸に行ったところです。ある程度は、英語は出来ると思っていましたが、最初の六ヶ月は、全然聞き取れませんでした。でも医学校に入学するには、ほとんどAでたまにBで、GPA(A=4,B=3,C=2,D=1,F=0)が限りなく4.00に近い成績を、取る必要がありました。聞き取りも出来ず、ノートもとれない日本人留学生が、Aを取る。(だいたい90パーセント以上、またはトップの10%のみです。)絶望的でした。でもまだ20歳の私はあきらめず、アメリカ人のノートをかりて、辞書をひきながら、講義をテープに録音しながら、朝の7時から夜の9時30分まで、図書館で勉強しました。でもアメリカ人は、とてもフレンドリーでした。キャンパスで、金髪の青い目の美人な女性に”GOOD MORNING"と声をかけられると、『あの子俺に興味があるのかな?』とドキドキして誤解したものでした。私は、クラスルームと寮とカフェテリアと図書館だけの生活でした。生物学のクラスで、88や89点で、Bになったときは、教授のところに行き、なんでもエクストラの勉強をするからと、Aにしてもらいました。そして3年かけて、大学の理学部化学科を卒業しました。医学校を、二校だけ受けて、その一つに合格しました。70倍の競争率で、クラスは165人その20%は、留年組、今思えば馬鹿なことを考えたものでした。 そして4年の医学校を終えて、4年の医学研修を受けて、ロス近郊で開業しました。もし今アメリカに医学校留学されることを考えておられる方には、私は、『馬鹿なことは、考えずに他の道を考えなさい。』とアドバイスします。本当に勉強だけの暗いアメリカ留学でした。ただひとつだけ良いこともありました。それは、日系3世のハワイからきた、看護学生の妻にあえたことです。 ではまた。
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すごい精神力ですねえ。
何十年も前、ECFMGには受かったものの、研修先を探すことすらせず、日本での研修を選んだ臆病な私にとっては、ただただ感心するのみです。
どうか、先生の留学体験シリーズ、是非続けてください。
人間社会ですからいろいろ問題はあるでしょうが、頑張った人が報われるという、基本的に楽天的なアメリカ社会の一面には私も惹かれるものがあります。
最近永住権が取れたのですが(当方30代前半)
この歳からの医学部チャレンジについてはどの様に思われますか?
Undergraduateの時に医学系の道に進むか理系に進むかで
私は理系を選んだのです。
「もしあの時に医学の道へ進んでいたら」と考える事が
今でも時々あります。
ECFMGに何十年も前に合格されたのが、すごい事だと思います。できる限り、先生のリクエストにお答えして、またアメリカの留学体験記を書きたいと思います。コメントありがとうございます。ではまた。
コメントありがとうございます。できるだけ、期待にお答えして、アメリカ留学記をまた書きます。いつも私のブログを読んでいただき感謝しています。ではまた。
ほとんどの医学校は28歳までという年齢制限があります。大学院でも修士課程は、あまり役にたちません。博士号(Ph.D)でも、年齢制限がやはりある医学校が、多いです。それと、入学に必要なクラスが、多くあります。GENERAL BIOLOGY,GENERAL PHYSICS,GENERAL CHEMISTRY,ORGANIC CHEMISTRY,BIO-CHEMISTRY,
CALCULUS などです。そしてMCATを受けて入学資格ができます。そして、UNDERGRDUATE,MASTERのGPAが4.00に限りなく近くないと無理です。たぶん以上のことするのに2年は、最低かかると思います。当然収入はゼロ。授業料は、グリーンカード来てから、6ヶ月たつと州立大学の授業料は、かなり安くなります。もし合格しても、また4年間の医学校の授業料は、年間4万ドルぐらいかかります。そして、最低でも、3年間は研修医をしなければいけません。するとこれから、開業するまでに、9年から10年かかります。すると、40歳以上になります。以上を考えるとあまり良いアイデアはないと思います。それだったら、製薬会社か、医学研究のほうが早道だと思います。私の患者さんの息子さんは、アメリカ生まれの、バイリンガルです。彼は、JOHNS HOPKINS UNIVERSITY CHEMISTRY MAJOR、GPA=4.00 でした。医学校10校受けて、全滅でした。ひとつだけ補欠になり、医学研究を1年受けようとあきらめた時、ぎりぎり欠員ができ、今医学校に行っています。以上のことを考えると、私は、あまり推薦はできません。40歳で1億円の借金ができ、また開業の時にお金がかかります。よく考えて結論はご自分で出してください。ではまた。
上記リストされた中でORGANIC CHEMISTRYとBIO-CHEMISTRY以外は全ての理系学部で必須とされているBasic Classなので既に単位は持っているのですが、
年齢・背負うローン・体力などを考えると現実的でないと私も思っています。
これからもブログを楽しみにしてます。
在学中は各種クラブの運営メンバーになったり、
Hopkins Medical Schoolが地元にある地の利を生かして
Orthopedic Deptの教授の研究を無給でアシストしたり
成績以外のアクティビティに力を入れていました。
それでいて友人と遊ぶ時間も作っているし超人なみの
体力とタイムマネージメントでした。
彼らの努力を見ているし、Med School入学後の大変度も
聞いているので(Undergraduteの時も良い成績をキープするのに終日勉強してましたが、話に聞いた所医学部はさらにその上を行く様でその場に居た友人が皆「うへぇ~」と唸り声を上げました。)
ただ永住権が取れて&理系学部出身だったくらいで
Med School応募はオコガマシイと自分でも思います。
正直言って、UNDERGRADUATEの時は、アメリカ人は、バカかと思っていました。でも医学校に行き、その優秀さに目をみはりました。UNDERGRADUATEの時は、試験前数日でなんとかなりました。でも医学校では、毎日勉強しないと、20%の留年組になります。頭の良さは、ずばぬけていて、100ページの医学書を読んで、すぐ吸収して、何ページのどこに、何が書いてあったか覚えています。私の行っていた医学校は、1科目でもパスしないと、全教科をまた1年やりなおさなければ、なりませんでした。私は、かろうじて留年せず、4年で終わりましたが、アメリカ人の友人は、8年かかりました。特に最近は、理系の大学生の60%から70%は、医学校、歯学校志望です。私が同じ立場なら、万能細胞を使う医学研究か、製薬会社に、仕事先を見つけます。
キツイのですね。仲間内で「秀才」と呼ばれていた友人でさえ
「勉強大変よー」と愚痴を言っていたので(Undergraduateの時はそんな愚痴聞いたことなかった)
彼らで大変なら凡人の我々はどんな目にあうか!と恐ろしいです。
我々が在学中に聞いた話では、Hopkins Med Schoolに進学希望なら
UndergraduateをHopkinsを終了していると
医学部入学チャンスが増えるかもと言う認識でした。
大体毎年10名くらいがHopkins UndergraduateからHopkins Med Schoolに進むのですが
この比率は他の大学出身者に比べて高いそうです。
でも何百人といるHopkins Undergraduateの中で選ばれた10名というのは、
やはり各学部のトップばかりですね。人格・性格良し、人望高し、成績良しでした。
その10名のメンバーとお付き合い出来ていれば、
今頃は将来性のある医者の配偶者になれたかもしれませんが。苦笑。
ある雑誌に「将来の医者を捕まえるベストカレッジ」の一つとしてHopkinsが載っていましたが
我々の友人は二人とも在学中のガールフレンドとは結婚してません。
うまくいかないもんですね。
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