私のある患者さんが、土曜日の朝(2月2日)に、自分の裏庭の木で、ロープで、自殺されました。金曜日に来られたときは、とても元気でした。最近肺炎になり、2週間も仕事を休んでいたかたです。いつも過労気味で、日本の出張も、とんぼ返りでした。天ちゃん先生が、記事にされているように、疲労>バーンアウト>強度のうつ病によるものです。臨床心理のドクターにカウセリングを受けていました。その先生も、自殺の様子は、まったく無かったと言われていました。夜に寝れないというので、精神安定剤を、少しずつあげていました。SSRIのパクセルを、あげようかと思っていました。今、残された家族のメンタルヘルスを気にして、毎日電話しています。本当に自殺を考えている方は、誰にも言わず、わざと元気に見せます。
以前に私の白人患者さんの義理の弟さんが、大きな医療グループの副社長をしていて、リストラされて無職になり、家のローンも払えず、私の患者さん(義理の姉)に数千ドルを貸してくれないか?と聞かれたとき、今余裕が無いからと、断ったそうです。その後、その白人男性は、奥さんに”ちょと散髪に行く”と言って家をでました。そして近くのホテルにチェクインして拳銃で、頭を撃ち自殺しました。私の患者さんは、あの時お金を貸してあげたら、自殺しなかったかもと考え自分を責めました。私は、もしかしてあげても、一時しのぎで、駄目だったでしょうとその患者さんに言いました。自殺した後、妹さんは、あまりの精神的なショックで家にも帰れず、姉夫婦が、家を売り引越しをしました。 日本でも電車に飛び込んだり、首をつったりする人は、誰にも言わずに実行します。
しばらく、私はその家族のために、お葬式を手伝います。このブログは、しばらくお休みします。お許し下さい。今、私自身落ちこんでいます。自殺予防をできなかったので。今は、英語のできない遺族の力になろうと思っています。この十年近くファミリードクターとして家族の面倒を診ていたので家族の力になりたいと思います。
自殺する人は、わざと明るく振舞い、ある日突然、自殺を実行します。松岡大臣のように。日本の医師の先生方も、少しでも自分の患者さんが、うつ病や、過労、バーンアウトしているひとがいるときは、早めに精神科の医師に行ってもらって下さい。ではまた。
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日本の場合、開業医の先生でお亡くなりになった患者さんの葬儀まで関わるかたは、そう多くはいらっしゃらないのではないかと思います。家庭医ということで家族皆さんの健康管理に関わっていらっしゃってとしても。
状況が落ち着いたら、日本と比較したアメリカの医療事情を再びお聞かせください。
コメントありがとうございました。アメリカの場合、英語が十分にできない方のお手伝いしているだけです。それと今回は、突然なことで、家族が対処ができなかったからです。 それと先生のコメントのように、家庭医として残された家族のメンタルヘルスが心配でしたから。またアメリカの医療事情を記事にします。ではまた。返事遅くなってすみません。
日本では、夫婦けんかしたりすると、”死んでやるー。”なんていう人がいますけど、うっかり、そんな捨て台詞もはけませんね。アメリカでは。
先日、勤務先で、精神科の勉強会がありました。私などの内科医は、自殺企図の患者さんが救急外来にこられると、精神科に入院をお願いします。でも、これは、必ずしも正しくはない、、との事でした。なぜなら、なれた家族とともずっといる事が、一番の看護なんだと。入院を考えるのは、家族が見切れない、いないなどの場合の、次善の策なんだと。すくなくとも日本の病院では、そういう人が入院したとしても、完璧に自殺を防止する事はできない、、との事でした。
内科医の立場としては、精神科入院をさせて欲しいと思うのですけどね。でも、こういうところには、入院してもらいたくないかな。
暖かいコメントありがとうございます。まだまだ日本では、自殺予防の対策が充分でないですね。日本では、医師の絶対数が、足りませんからね。だから、日本での自殺数が、9年連続で、3万人を超えているのだと思います。今回のような事は、私にとっても初めての経験だったので、このようなことがまた起こらないように、気をつけるつもりです。ではまた。
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