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 アメリカで、冗談でも自殺したいと言うと精神病院に入れられます。そして、裁判所と精神科医とソシャルワーカーが、安全と判断するまで、最低72時間または2週間以上24時間の監視がついた精神病院に入れられます。当然、ナイフもフォークも使えません。部屋または、リクリエーションルームでも、ビデオカメラや看護師などで自殺しないように見張られます。 ある時、日本人の男性が、夜に奥さんと夫婦喧嘩をされ自動車で近くの丘の上で海を見ていました。近所の住人が、その事を警察に通報しました。すぐに警察が、パトカーで行き職務質問をしました。その日本人の男性は、不審に思われたので、パニックを起こしてたどたどしい英語で夫婦喧嘩をして、夜中に海を見ていると説明しました。でも十分に警察官たちに英語が通じず、”君はそんながけぷっちで、車で自殺しようとしているのかね?”という問いかけに、彼は夫婦喧嘩で落ち込んでいると答えました。そのひと言で、放置しておくと危ないと判断され、UCLA系列の郡立(州立)の精神ERに連れて行かれました。でも、病院が満床だったので、24時間監視の大部屋で、ホームレスや麻薬中毒者と同じ所に入れられました。なかなか帰ってこないだんなさんのことを心配していた奥さんの所に電話があり、精神救急にいて出してもらえない事をその男性が、説明しました。公衆電話は、使わせてくれるので。奥さんは、その病院に行ってびっくりしました。すごい臭いと、異常な人が大勢いて、暴れる人や、目がとんでいて薬物中毒と判る人、壁としゃべっている人などなどです。私も精神科研修で、公立病院に行ったことがありますが、医師で無い人が、行くと本当に一生忘れられない怖い経験になります。その奥さんから月曜日の朝早く電話が私の診療所にあり、何とか出してくれと言うことです。臨床心理士のドクターと相談して、その公立精神病院から私立精神病院に移動する努力をしました。でも日本の旅行者傷害保険会社が、医療費の保証をしてくれません。何度も日本の保険会社と連絡をとり、本人が、もし保険対象外と後で判断した場合は、自分で入院費を支払うという念書に署名してやっと、その患者さんを私立精神病院に転院できました。でもその搬送には、救急車が、利用されますが、自殺予防のための防護服、さるぐつわなどつけられました。奥さんと息子さんには、ショキングな経験でした。アメリカの公立精神病院と私立の精神病院では、地獄と天国の違いがあります。やっと、その私立病院の精神科医と話して、少しうつ病のような感じがあるので、私が抗うつ剤と日本語での臨床心理士のカウセリングを、外来で続けることで退院許可をしてもらいました。やっと退院できると思ったら、今度は裁判所からストップがきました。裁判官と精神科医と通訳そして最初に誤解した警察官がよばれました。そして、やっと誤解が解けて、退院できました。毎日何時間も使い、私立の精神病院に行き、大変でした。

 皆さんアメリカにこられたら、間違っても、冗談でも、死にたいと言わないでください。たいへんなことになります。あーーー疲れた!!!

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アメリカで 冗談でも 死にたいと 言ったら・・・
アメリカ開業医の独り言 自殺すると言うと精神病院に72時間 皆さんアメリカにこられたら、 間違っても、冗談でも、 死にたい と言わないでください。 たいへんなことになります [続きを読む]
posted from これ 見逃すな 2008.01.29 14:32

コメント

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...にしても、アメリカは(?)徹底していますネェ~(^^;。
自殺リスク者への対応ということでは、研究ベースで、自殺未遂者のフォローアップ効果を検証するってのが、やっと行われるようになったというのが、「自殺大国」日本の到達ですから...。
遅ればせながら、DICHAN先生、今年もよろしく~m(__)m。
「自殺予防対策のための戦略研究」:http://www.jfnm.or.jp/itaku/J-MISP/index.html
written by 天ちゃん / 2008.01.28 18:58
天ちゃん先生
 日本では、自殺予防、児童虐待予防、飲酒運転の抑制で、まだまだ、遅れていますね。でもこの72時間ホールドというのは、医師、ソーシャルワーカー、裁判所、警察と連帯して、徹底しているのには、私も驚き、疲れました。今、頼れる日本語の話せる精神科医が、ロスにいないので、先生のクローンがほしい気持です。私のような家庭医が、うつ病、統合失調症、ADHDの薬剤治療をしています。でも先生が、日本での自殺予防の重鎮なので、先生には、日本で頑張っていただかなければなりません。こちらこそ今年もよろしくお願いします。コメントありがとうございました。ではまた。
written by DAICHAN / 2008.01.28 20:41
先生の記事を見て
日本は???
ってかんじです。
何かあれば病院、死亡確認は病院、
自殺企図は病院、交通事故は診断書のため病院、
現在の日本は利権まみれで
道路ばかりができそうです
ps
先生!!
これすごいよかったです!私としては
あごがはずれそうでした
http://jp.youtube.com/watch?v=AAcr3w471o0
written by たぶんいし? / 2008.01.31 00:44
たぶんいし?先生
 コメントありがとうございます。確かに、日本はすべてが後手後手で、事が起こってからでは、手遅れ。アメリカでは、自殺予防、児童虐待予防、飲酒運転予防、DV予防すべてが進んでいます。日本も道路財源をもっと社会保障に当てるべきです。
 youtubeを診療所のスタッフと見ました。ほんとうに、みんな大笑いしました。いつもコメントありがとうございます。せんせいも私の大切なm3仲間です。ではまた。
written by DAICHAN / 2008.01.31 13:56
>ほんとうに、みんな大笑いしました。
--
こちらこそありがとうございます。
またおもしろいのありましたら
カキコしますね。

>私の大切なm3仲間です
ーー本当にありがとうございます。m(_ _)m
では!!
written by たぶんいし? / 2008.02.05 00:45
医療崩壊ー地域医療の崩壊は、今国民的な関心になっていると思いますが、わたしの知人の開業医の先生が最近、このテーマで執筆されています。
この本によると、その崩壊の主な責任は、医療行政の問題にあると指摘しています。つまり、医療費など年間2200億円削減のしわ寄せを、地域の医療現場に押しつけているとのことです。
このような、一開業の方々を含めて、現場の医療関係者から様々な議論が巻き起こってくることを期待したいところです。
『医は仁術か算術か―田舎医者モノ申す』(定塚甫著・社会批評社・1500円)
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/shakai/top/80-9.htm

written by 堀口舞 / 2008.10.22 16:52

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