< 誤診で死亡、医師を書類送検 | メイン | 自殺すると言うと精神病院に72時間 >

  NABE-LOGを最近始められた  nabe先生が記事の中で家族と時間が過ごせないことで”家族のコト”で下記の事を書かれました。

>何のために医師になったのでしょうか?

>私は、人のためと言えるほど、徳のある人間ではありません。

>家族のために仕事をするとしては、あまりに申し訳ないとも感じます。

>なにか、心のよりどころになる様なことがないでしょうか・・・?

_______________________ 

その記事に私のコメントを書きました。以下です。前半は、私が追加しました。日本の勤務医の先生方は過酷な労働条件と低賃金で、働かれています。でもアメリカで開業しても、家族は、患者の次になります。

 私は、4年制の大学を終えて、3年間付き合っていた家内と、医学校合格後に結婚しました。3月に学校が終わり、9月まで、オレゴンのポートランドで、朝の早くから夜10過ぎまで、レストランで、最低賃金に毛の生えた給料で、料理人の見習いとして働いて、てんぷらを、任されるまでなりました。家内は、最後の学期を終えて、4年制看護学校卒業(BSRN)しました。毎日なれない仕事をして、てんぷら油での火傷は、日常茶飯事でした。いったん医学校が、始まると英語力の無い私は、朝から晩まで勉強しました。家内が近くの病院で、働きました。そしてかろうじて留年せず、卒業できました。研修医になった時に、家内は専業主婦として子供たちの面倒を看てきました。長女は、医学校の2年の時、長男は、研修医1年生(インターン)の時に生まれました。次男は、ロスで開業してからです。

 ”アメリカでも、開業医をしていると朝から晩まで仕事です。朝から夜8時か9時まで診療所で働き、それから入院患者の回診で、帰るのは、11時か12時です。子供は、もう寝ています。でも週末は、疲れて寝て曜日になります。学校の送り迎えはもとより、PTA、学芸会、三者面談、ほとんど家内が子供の面倒を看ています。たまに子供の学校に顔を出すと、担任の先生にどちらさまですか?ときかれます。でも、時間の許す限り子供と時間を過ごそうと心がけて来ました。長男の時は、4才から12才まで、毎年夏休みの時に、日本に連れて行きました。そして今次男を毎夏を連れて行きます。私の家内は喘息があるので、日本に行けません。クルーズで、家族全員で、メキシコ、カリブ海、アラスカに行って家族サービスをして来ました。そして時々ミニ休暇で、サンデイエゴに週末に行きます。心のよりどころは家族です。

 毎日子供たちには、ハグ(むぎゅう)をするようにして来ました。そして子供たちに、毎日、OOちゃんは、お父さんの宝ものだよと言ってきました。昔ロードと言う歌がありましたね。その歌詞の中に”何でも無いようなことが幸せだったと思う。”これだと思います。先生の患者さん、指導している研修医は、感謝しています。ではまた。”

固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/AKH/20080127/1/trackback

コメント

コメント一覧

はじめまして、先生の記事を読んで涙でぐしょぐしょです(←ほんとです)。
自分も家族を大事にしたいですが、振り返るとウーーンとなってしまいます。
長期休暇なんてとったことなかったし、せいぜい夏休みを3日とるくらい。
忙しいのと同僚に迷惑かけたくないのとで、長期休暇は取れません。
ベネルクスの大学病院に留学したとき、同僚やボスが3週間の夏季休暇をとるのに驚きました。当然の権利だそうです。
欧州どこの国や病院でも、同じだとは言えないようですが。

生きがいは家族、仕事はやりがい、と思って毎日を送っています。
だって患者の診療は医者しかできないでしょう。
written by 鶴亀松五郎 / 2008.01.27 15:37
鶴亀松五郎先生
 コメントありがとうございます。
>生きがいは家族、仕事はやりがい、と思って毎日を送っています。

>だって患者の診療は医者しかできないでしょう。
 
 ほんとうに先生と同感です。私も以前休みなしで働き、うつ病になったことがあるので、冬に1週間、夏には2週間の長期休暇を取るようにしています。私のメンタルヘルスのためです。そして、京都の実家で、両親が、70歳代で健在なので、孫の顔を見せるのが親孝行だと思っています。私が病気になったら、患者さんを診るというやりがいが無くなるので。またコメントしてください。ではまた。
written by DAICHAN / 2008.01.27 18:40
日本の医療は本当にすごいことになっていますね。アメリカ生活も十年を過ぎ、そろそろ日本に帰りたい気もするのですが、日本のこのようなすさんだ状況を見ると、怖くて帰れません。まだ当分、アメリカで臨床を続けることになりそうです。
written by おれんじ / 2008.01.30 10:16
おれんじ先生
 コメントありがとうございます。日本の医療現場は、本当にひどくなって来ています。私も日本に医師として行く事は今の所は、考えていません。私の弟も40歳代で大阪で開業して苦労しています。勤務医も開業医も大変みたいです。特に勤務医の労働条件はひどいようです。ではまた。
written by DAICHAN / 2008.01.30 17:33
Daichan先生こんにちは。この度はじめてコメントをさせて頂きます。先日先生のブログをみつけて以来、先生のコラム、そしてコラムへのレスポンスから色々と学ばせて頂いています。特に『何のために医師になったのでしょうか』には多忙な医師としての使命感と家族への愛が交差し、バランスを取り合っていることに心を動かされました。僕はオレゴン州のポートランドで大学を卒業し、現在ミズーリ州のメディカルスクールで勉強をしています。今夏にはBoard Exam Step1を受ける予定です。日々勉強で追われている中、先生のブログから先輩ドクターの意見を読む事ができとても参考になっています。ありがとうございます。
written by opihiman / 2008.03.19 09:50
opihiman先生


 コメントありがとうございます。そして私のブログを読んでいただきありがとうございます。STEP 1がんばってください。最初の医学校の二年がたいへんですが、もう終わられたのですね。もうすこしです。先生は、アメリカ留学されて、四年制大学を卒業されて、医学校に合格されてとても優秀なのですね。とくに今は、サイエンスメイジャーの6割以上が、医学校、歯学校を目標にしているので、GPA =4.0か、それにちかいのですね。これからもがんばってください。またコメントください。では勉強がんばってください。陰ながら応援します。ではまた。
written by DAICHAN / 2008.03.20 16:55

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。
DAICHAN
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2009/01 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

新着コメント

新着トラックバック