32歳の中村幸子(仮名)さんは、まだ6ヶ月の香織ちゃんを抱っこして、4歳の太一君の手をとり、冷たいサンタモニカの冬の海を、どんどん沖に向かって歩いていきました。そして、三人の姿は、海の中に消えてしまいました。それを見ていた近くのサーファーたちが、助けようと海に潜りました。岸に着いたときは、三人とも、意識がありませんでした。海岸にいた人たちが、必死になってCPRをはじめ、救急車で近くの病院のERに搬送されました。でも香織ちゃんと太一君は、意識が戻らず病院で亡くなりました。でも幸子さんだけ助かりました。彼女は、3年にもなる、ご主人の不倫が原因で母子心中をしたのでした。でも子供たちだけが死に自分だけ生き残ってしまいました。アメリカでは、親子心中というものが無く、幸子さんは、殺人罪で逮捕され、ロス郡の留置所に入れられました。刑事裁判になり、何千人もの日本人、日系人により情状酌量の署名運動が始まり、8千人以上の署名が裁判所に提出されました。日本人弁護士により、日本での親子心中の習慣、カルチュアの違いについて説名されました。そのおかげで、1年6ヶ月の禁固刑という、アメリカでは前例の無い、軽い処罰が確定しました。その後の幸子さんのことは、誰も知りません。風のうわさで、離婚して、日本に帰り、こどもたちの冥福を祈っていると、聞きました。
アメリカであった本当の話です。
固定リンク
|
コメント (3)
|
トラックバック (0)
トラックバック
この記事のトラックバック URL
http://blog.m3.com/AKH/20071109/2/trackback
コメント
コメント一覧
子供と一緒にあの世に行きたいというのは、親の身勝手な考えだとむこうでは考えるんでしょうね。
そのとおりです。アメリカでは、子供の権利を認める国で、親の身勝手で、子供たちを、道ずれにして心中することは、殺人罪とみなされます。その裏には、自殺をすれば、天国にいけないというキリスト教的な思想に、基ずいていると、考えます。
コメントを書く