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先週末の新聞でオキシトシンの点鼻薬が自閉症に効果があるという記事があった。
点鼻薬というのは日本では発売されておらず、輸入品になるようだ。 ネットで調べてみると、
なんだか、エロい感じのキャッチコピーがついていた。気になる相手に点鼻したら、相手があなたにメロメロ~・・・みたいな説明があった。
別の誰かにじゃなく、本当にあなたにいくのか?しかも、もし、薬を投与した人に惚れる、いわゆる惚れ薬のような作用があったとしても、まず初めに、そもそも点鼻させてもらえないんじゃ???
という疑問が。
まあ、さておき、マウスの実験などでは、自閉症モデルマウスに点鼻したところ、社会性の改善がみられたと報告されているとのこと。勉強不足のためなにがどうなっているのかよくわからないのだが。症例報告レベルでは、年に1~3個くらいの論文が投稿されているようだ。
今週の外来で、自閉症スペクトラム障害の子どもの親から、「この記事って本当なんですか?」と質問された。
「記事が本当か嘘かなんて聞かれても困る」と言葉尻をとって意地悪く言いたい衝動にかられたが、しばし我慢した。「わかりかねますが、いずれにしてもまだ医薬品としての効能を認可されたものではなく、当院では扱っていないので・・・云々・・・」と伝えた。
「新聞記事に載っていた」という事前情報がなければ、「オキシトシン?おっぱいホルモンのこと?」とすっとぼけた返事をしていたんじゃないかなと思う。新聞やテレビなどの影響力はさすがであり、自分に関係する記事を、時々はチェックしておかないとな、と思う。
ノーマル上司=Dr.No
Dr.Noは無意識下でも同調・共感することができる。すごい能力だと思う。
Dr.Noの苦手な食べ物は春菊。香りと苦味が嫌いとのこと。
お鍋をしていて、春菊を投入し、「春菊って美味しいね」と言った人がいた。
Dr.Noはにこにこと、「そうですよねー。香りがよくて、ほろ苦くて、ほんと美味しいですね」と応じる。
そこに居合わせたDr.Noの旦那様が「お前、春菊嫌いじゃないか。」と言わなければ、みんながDr.Noは春菊大好きなんだと思ったに違いない。
Dr.Noは旦那様に指摘されて、初めて自分の言ったことを自覚したとのこと。完全に無意識で相手に同調できるのは、職業病というものなのか。
そんなエピソードを聞いてから観察してみると、患者さんの話にうなずいていている姿に「これは脊髄反射なのか?」と思ってしまう。
そこまでの域に達するには、だいぶ時間がかかりそうな気がするな。今はまだ、余計な一言を言わないことに気を張っている。
先週末、公園の桜のつぼみを手のひらいっぱいほど失敬してきた。八重桜はあんまりなかったので、ほとんどソメイヨシノ。
一日塩漬けして、6日間りんご酢(白梅酢がなかったので)で漬けてみた。
いったん軽く乾燥させて塩を振って完成。
調理過程で出た塩とりんご酢に桜の香りが移って、いい感じ☆
鶏肉をフライパンで焼くときに、桜の香りのりんご酢を入れて、さっぱり焼き。なんとなく春気分。
桜の塩漬けで桜ご飯や桜餅を作ってみようかな。
つぼみだけじゃなくて、葉っぱも漬けたらよかった。
・鶏の丸焼き ローズマリー風味
ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ニンニクを添えて
・ミル貝の刺身
・そら豆の白和え
・病棟患者がstaffと作ったレタスを使ったグリーンサラダ
・温野菜サラダ
パプリカ赤・黄、ブロッコリー、カリフラワー、ホワイトアスパラガス、丹波シメジ、エリンギ
次回5月はパエリアの予定。
タバコや空き缶やらチリ紙やら。
ゴミをそこらへんにポイ捨てする男性を見ると、「女もこんな風に捨てる人なんだな」と思う。
なにげない動作の中にその人を想像する。
私はタバコの臭いが嫌いだ。
道を歩く人がタバコを吸っていると、半径3mくらい大周りして避けてしまうくらい嫌いだ。
禁煙や分煙がされていない馴染みのレストランやバーでは、たいていマスターが心得ており、『本日は喫煙者お断り』にしてくれるくらい嫌いだ。
加齢臭や口臭はウッと思ってもまだ我慢できる。しかたない部分もあると思えるからだ。だけど、タバコの臭いは気をつけたらやめられるのでは?と思うから許せない。
タバコ臭いMRさんが病院に来た時、ついつい会社に電話して、「タバコの臭いが不快なので注意してください。」と言ってしまった。本人に直接電話をかけたらいいのだが、電話を通してタバコ臭さが伝わってくるような気がして、カスタマーセンターの電話に出た誰かを間に挟んでしまう。
ついつい電話してしまった、と言っても、今回で2社目だ。
隣の部屋から消臭スプレーを片手にMRさんがいた部屋に入り、スプレーしだした私の勢いに、隣の部屋でいた他のstaffが、「MRさんに直接スプレーしだしたんじゃないか」と思ったらしく、あわてて止めに入ってきた。
・・・さすがにそこまではしません。まあ、まだ居たらやりかねなかったけど。
優先順位がおかしなアスペルガー上司=Dr.As
私が外勤中に私の患者が暴れ出した。その日、フリーだったDr.Asに連絡がいった。
不穏時指示としてあらかじめ処方していたリスパダールを服用させてくれたのはいいが、まだ暴れている患者を置いて立ち去ってしまったという。
10分くらいして、私が外勤から戻り、連絡を受けて病棟に駆け付けた時には、まだ興奮し続けている患者が保護室でもない普通の部屋に鍵をかけて閉じ込められ、中からドアを壊そうと蹴ったり叩いたりして暴れている。部屋のすぐ外には患者の母親と看護師が数名いて、鍵はささったままという異様な状態。Dr.Asの姿はどこにもない。
体重40kg、広汎性発達障害の中学生の女の子。彼女の力ではおんぼろドアでも蹴ったりするだけで外すことはできないだろうが、保護室でもない部屋にはガラス窓もあり、ドアにも通常のガラスがはまっている。室内には椅子などあり、ガラスを割ろうとしたらできてしまうような危険な状態。窓からも離院の危険もある。入れる保護室もない。
しかたないので、彼女が怪我をしないように自分で押さえることにした。推奨される方法ではないが、相手は小さな女の子で、差し迫ったリスクを回避するのには一番手っとり早かった。それに看護師が入ってきたら、ますます興奮が激しくなるだろうし、ジムやダンベルで鍛えている私には、彼女をガラスから引き離すのは容易であった。
1時間半ほど私の腕の中で暴れ、疲れた様子で落ち着いた。
詰所で様子を聞くと、アスペルガーの看護師にしょうもないことでねちねちキーキー言われて、かんしゃくを起こしたんだろうな、ということが推測できた。(その看護師はしょっちゅうトラブルの元となる)
彼女が暴れている間、Dr.Asから病棟に電話あり、てっきり暴れている患者がどうなったのかの問い合わせかと思った看護師に、「僕の印鑑そこにあるかな。置いといてね。」
まだ暴れていることを報告した看護師に「ふーん。じゃ、印鑑置いておいてね。」
出ました!口癖の「ふーん。」
暴れている患者には興味ゼロ。印鑑にMAX。そりゃ私の患者だから私が対応しますよ。でも病棟医長なんだからちょっとは気に掛けてもいいような。
それに印鑑って100均のシャチハタ、誰も盗みません。
人当たりはいいんだけどな。悪気はないのはわかるんだけど、毎日毎日ネタ提供してくれなくてもいいのにな。
アスペルガー症候群の医長=Dr.As
「先生の患者が今、自室で暴れています。」とNsがDr.Asに言った。
別のNsが「処方が切れるのでお願いします。」とDr.Asに言った。
それを聞いたDr.Asの次の言葉にそこにいたstaff一同唖然。
「どちらが先ですか?」
そこにいるみんなが口を揃えて「暴れているほうです!!」
優先順位がつけられないんだな。
そんな出来事以降、Nsが編み出した対応策は・・・Dr.As専用ボードが病棟に設置され、順位をつけて書かれるようになった。口頭で言うのは一度に一つまで。
それでも優先順位がおかしいことはあるが。また後日。